kindle unlimited：自分の枠を広げるベストツール

「読書するなら身銭を切るべき」と聞いたことがあるが、おそらくそれは真剣に読むとか積ん読を避けるためとかいう意味だと思う。

自腹で買っても読まないことはあるだろうが、書き込めたり折ったりできるのは購入して読む利点だと思う。

デメリットとして、どうしても「好きなものや関心のあるもの」に偏ることが挙げられる。

好きな本を読んで何が悪い、と思うかもしれない。もちろん全然悪くない。というか読書はそもそも自分の関心ごとについて深く知るためのものだ。

ではなぜデメリットとして挙げたかというと「関心がそれまでの自分の外に向かない」可能性があるから。

自腹を切ると当然リスクは避けたいから、読まない可能性のあるものは買わない。「読まない可能性があるもの」とは自分の関心がないものだ。

でもそれだと自分の世界は広がりにくい。

その解決策としてkindle unlimitedは最適だと思う。

図書館も同じような目的で利用できるが、より手軽に、ダメなら他にいける点で考えると図書館よりkindle unlimitedに分がある。

1,000円弱のコストはかかるが、自分の関心があるものを1冊でもkindle unlimitedで読めばもう元は取れる。2冊目からリスクを取って適当に選んでも損はない。

その本がつまらない（読む気にならない）場合はさっさと次に行けばいい。それもなるべくそれまで読んでこなかったジャンルを。

kindle unlimitedはunlimitedといいつつ同時に利用できるのは10冊までで、対象の本もkindle化してる本全てではなく限られる。それでも何十万冊もあるから自分の読んでないジャンルや作者の本を見つけるのに苦労はしないはず。

unlimitedには一般の書籍として出版されない、おそらくkindle版のみの自費出版（？）のようなものもある。

それらは価格が安いもののなかなかお金を払って買う気にならないのが正直なところ。でもunlimitedなら定額だしつまらなくても損はしないので気軽に試せる。もちろん一般に出版されるようなkindle本もたくさんあるのでそれを試すのもいいと思う。

これから読書に時間をかけようとする人にもunlimitedはおすすめできる。

好きなジャンルがわからなければ片っ端から少しずつ読んでみて好みを確かめればいい。それで長く読みえるジャンルや著者の作品を購入すると失敗が防げる。

電子書籍サービスはたくさんあるが、個人的にはkindle unlimitedがある限りはAmazon一択。加えてiOSのアプリも便利だしkindle端末も使い易い。

読書習慣がない人でも試してみる価値はあると思いますのでぜひ。