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【号外】夢の競演 -弊法人の講演会から-

時が経つのを忘れてしまった。9月5日に行われた杉山崇神奈川大学教授の弊法人講習運営委員会新委員長ご就任記念講演会のことである。しかも加えて、弊法人養成講習の看板講師たる諏訪康雄先生(法政大学名誉教授)をお迎えしての夢のコラボが実現した。

諏訪先生といえば、周知のように労働者に関わる「キャリア権」提唱の第一人者であり、斯界の大先達である。しかも、国の中央労働委員会や労政審議会会長という要職にそれぞれあったとのご経歴も有する。それゆえ学会でお目にかかっても、おいそれと声をかけさせて頂ける方ではない。

ところがご存じのように、お人柄はとても穏やかで謙虚な御方。まさに、大学者とはかくあるものかとの風格を私に抱かせる。それゆえ、せっかくの機会なのでと私も周囲に聴講を呼び掛けた。そのうちのお一人からさっそく、次のようなご感想を頂いた(ご本人の了解を得て、転記させて頂く)。

「昨日は、杉山先生、諏訪先生からダイレクトにお話を伺えるという、たいへん贅沢なセミナーでした。杉山先生からは、『見立てに基づく助言』についてのカウンセリングでの実践的視点からのお話を頂戴しました。一方で諏訪先生からは、『組織(企業)の中の個人』との観点からカウンセリングの本質を問うお話をいただきました。それぞれのお話を伺い、傾聴の先にカウンセラーとしての存在意義があるのだと、身の引き締まる思いでした。さらに、柴田先生の巧みなファシリテーションにより、同じく相談業務に関わる方々との意見交換もでき、実り多きひとときでした」

まさにその通りだと思われる。

しかしながら、なかにはご都合で聴講できなかった方々もおられよう。そこで今回、先生方にご高配いただき、杉山先生の撮りおろしのご講演ならびに当日の様子を収録したアーカイブをご覧いただけることになったという。(キャリア・オアシスにて販売)一見易しく見えるお話の中に、先生方の豊かな学識と深い洞察があたかも地下に潜るダイヤモンドの如き輝きをもって光っている。必見である。

以上

著者プロフィール


(オイカワ ショウヨウ)
『地域連携プラットフォーム』に勤務の傍ら、某大学の研究所に所属。
複数の国家資格を有し、また『府省共通研究開発管理システム(e-Rad)』に登録され、研究者番号を有する研究者でもある。