「豊かさとお金の現実を繋ぐエネルギー領域の話・その２」第１９回コア学ゼミ（2021年3月）

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毎月開催されるコア学研究所の講義を書き起こししたテキスト（有料記事）となります。

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「お金月間」コア学サロンのおさらい

コア学研究所は毎年3月を「お金月間」として、年に1回だけお金の特集をしています。自分のコアや本質とか見えない領域とお金の現実について見ていきます。

前回のコア学サロンではお金の全体像の話をしたので、今回のコア学ゼミではもう少し突っ込んだ具体的な話をしていきます。なので、コア学サロンをまだ見てない方は、このゼミが終わった後でいいので、今回の内容をもとにコア学サロンを見ていただくといいと思います。

コア学サロンでは、お金には2つの側面があるよって話をしましたが、覚えていますか？社会的側面と個人的側面の２つがあるって話でした。社会的側面をまずはやっていかないと、いくらお金の個人的側面を解消しようといろいろトライしても、いくら精神的なブロックとかお金に対する価値観を書き換えたりしても、ちゃんとお金の社会的側面と繋がる自覚がなかったり、お金の社会的側面を活かそうとしなかったり、要するに社会に参加していないとお金は巡っていかないということでした。

今回皆さんにしっかり押さえていただきたいポイントが１つあります。前回の復習にもなりますが、お金の個人的側面とは、自分とお金の関係性、つまり自分がお金をどう捉えてるかっていうすごく個人的な話です。

お金に対する思い込みとか、お金に対する考え方や価値観とか、小さい時にお金をどういう風に教えてもらったとか、どういう環境でお金と接触してきたとか、そういったもの全部がお金の個人的側面に関係してきます。お金の現実において、お金の個人的側面とは潤滑油でしかないことをまずはしっかり押さえておいてください。

お金の社会的側面とは、皆さんのお金の流れで、道みたいなものです。お金の個人的側面とは、さらにその流れを良くするための潤滑油でしかないところがすごく大切なので、コア学サロンの続きとして、ここをしっかり押さえていただきたいと思います。

お金の社会的側面をまず作った上で、個人的側面を改善していったり、さらに強化していったりすることが非常に有効なんですけど、お金の出口とか入口とか流れをまず持った上で、お金に対する価値観を見直したり、いい価値観やいい思い込みに書き換えたりしていくと、お金の現実が非常によくなります。

逆にそれをしないまま、お金の入口がない出口がない状態で一生懸命稼ごうとして、いくらお金の個人的側面を改善したって、そんなに動かないってことなんです。

ここを押さえた上で、個人的側面とか自分の潜在意識にあるお金に関する価値観を、自分の現実からどう逆算して見直していけばいいのか、皆さんと一緒にやっていきたいと思います。

お金の流れは〇〇〇の仕組みと同じ

お金の個人的側面とは、お金の流れを潤滑にする潤滑油みたいなものだと話をしました。何かいい例えはないかな、ないかな…ってずっと考えたんですけど、本当にね、いい例えが1個しか思い浮かばなかったです。今からお伝えしますが、どうかドン引きしないでいただきたいんですね。

あらかじめ言っておきますが、お食事中の方は申し訳ございません。ウンチの話をします。今回どうしてもこの例えで行きたくて、ウンチの話をしていきます。

さっき潤滑油とお金の流れの話をしましたよね。イメージの話ですが、綺麗なウンチを出すとか毎日快便とかよく言われますが、快便の状態を生み出すために必要な条件って何だと思いますか？一番身近な例えだと思うので、ちょっと滑稽な話なんですけど、想像してみて欲しいんですね。 

快便には何が必要でしょうか？ということです。便がきれいに出ること、そして便がきれいに出ることによってしっかり循環するということです。

皆さんにお聞きしたいんですけど、何も食べなかったらいい便は出ますか？絶食や断食の経験がある方もいると思うんですけど、しばらく何も食べないとどうですか？あるいは食物繊維を食べるといいよとか言われますが、どういうものを食べて、どういう食生活をしたら快便になるでしょうか？ 逆にどういう食生活をすると、便秘になったり下痢になったり、いい調子じゃなくなりますか？って考えてみて欲しいんです。

先にちょっとだけ結論をお話ししますと、お金の現実やリアリティと食事と便の関係ってすごく似通ってます。便通がいいからといって、すごく裕福とは限らないんだよね。

私たちは何かを食べて、取り込んで消化して、消化したものからウンチになるものと栄養になるものに分かれて、いらないものが出ていって、出ていくことでまた吸収できるっていう流れがあります。生きて行くために必要なものを体が吸収して、咀嚼して消化して排泄して、取り込んで消化して吸収して、また咀嚼して…っていう流れが、情報とか価値の流れと一緒だと考えてみて欲しいんですね。

何となく繋がってきましたか？何でお金の話なのにウンチの話してるんだろう、この人って思うかもしれないけど、そういう風にまず考えてみて欲しいんですよ。

私が伝えたい1つの結論としては、お金の個人的側面つまりお金に対してネガティブな価値観を持ってる方とか、お金に対して何となく精神的なブロックを持ってる方って、お金そのものに精神的なメンタルブロックがあるわけじゃなくて、お金の価値とか情報を上手に消化できてないんだよね。

お金を受け取るのが苦手な人って結構います。お金を受け取るのが苦手な人って、食べたくないのと同じなんです。お金なんかもう食べたくない、みたいな感じです。私たちは常に何かを取り込んでいます。何かを買うことは何かを食べるってことと一緒だし、昨今は実際にわざわざお金を払わなくても情報がいっぱい入ってきますよね、SNSとかもそうだし。

たくさんある情報の中で自分が何に価値の重きを置いてるかわからないと、手当たり次第に食べるみたいになっちゃうんですね。手当たり次第食べちゃうと、消化吸収とか排泄っていう循環がうまくいかないわけです。循環がうまくいかないと単純に気持ちよくないんだよね。

お金が入ってきてお金を使う、何かが入ってきて何かにそれを使うっていうあらゆる循環に対してすごく鈍感になったり、循環が気持ちいいって思えなかったりするわけです。

快便が出るってすごく気持ちいいですよね。逆に循環が悪くてウンチが溜まってる時ってすごく気持ち悪いですよね。循環するっていう気持ちよさを自分の中でしっかり感じられるようになることが、根本的にお金に対するメンタルブロックを外すことに繋がっていきます。

消化が追いつかなくて辛くなることもあるし、自分の買ったものに価値を感じないままずっと持っていると価値を手にすることが重たく感じたりするから、お金を使うことに対してもどこか重たさを感じるし、お金を使うことに重たさを感じれば感じるほど、出ていかないってことなので、うまく排泄されずに吸収することにも重たさを感じるわけです。

そうするとお金とか価値のあるものが入ってくることに抵抗があるし、うまく消化できなくて便が出ないと、循環できてないからこれ以上いりません、うまくお金を使うことができてないのでこれ以上お金はいりません、ってなることがすごく多いんですね。

お金のメンタルブロックに共通していることは…

数年前、私は「お金に対するメンタルブロックの謎がもう解けました」って、最後のお金のセミナーをしました。その時にも同じこと言ってるんですけど、お金に対する精神的メンタルブロックがある人は、ほぼ100パーセントの確率、一応99パーセントにしておきましょうか、99パーセントの確率で使うことに抵抗がある、あるいは自分はお金をうまく使うことができていないと感じているんですね。

お金を使ってうまく価値に変換できない、要するに消化が下手くそだって自覚があるんですよ。自分は素晴らしいものを買って、素晴らしいお金の使い方ができているって感覚がなさすぎるので、もう要りませんってことになるんです。

浪費と下痢は一緒です。ダーって一気に出しちゃって消化ができてない状態です。要するに胃腸が弱くてうまく消化ができないんですよね。胃腸が弱くなる原因はいろいろありますが、暴飲暴食とか胃腸が冷えるとか、自分のキャパシティをオーバーして摂取したりとか、あるいはキャパシティをオーバーして出し過ぎたりとか。

とにかく循環に対するコンプレックスがダイレクトにお金のコンプレックスになります。なので、お金をいくら稼ぐことができても、お金のコンプレックスが強い人ってめちゃめちゃたくさんいます。

表面的な現実だけ見ると、お金持ちとかお金を稼ぐことができている＝お金に対する不安とかお金に対するメンタルブロックがないって思いがちなんですよね。

お金に対するメンタルブロックがないから、お金を稼いだり使ったりすることに精神的な抵抗感がないから、お金が稼げてお金が入ってくるって思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。

お金と上手に付き合えないけれど、お金をたくさん持ってる人ってたくさんいます。お金をたくさん稼ぐけど、満足しなくてどんどんやっちゃうとキャパシティオーバーして、結局また下痢になっちゃって、一気にお金がなくなるってことが結構あります。健全に付き合えてないってことです。節約しすぎると固いウンチになるし、ご飯を食べなさすぎても便秘になってしまいます。

なんで私がウンチの話をしてるかっていうと、食事とウンチがすごくつながりがあるのと一緒で、ウンチを私たちの現実から見たときに、まずは情報の食べ方とか情報の選び方とか、そういったところから見直ししていかないと、根本的には何も変わらないんですよね。

幼少期の記憶とかお金に対する価値観とか掘り下げてもいいんだけど、それと同時にお金だけにとらわれずに、もうちょっと大きな意味で、循環に対して自分が何か見ないようにしてないか考えてみて欲しいんです。循環が下手くそな自分を見て見ぬふりしてないかチェックしてみて欲しいんですよ。

食事はちゃんととれてますか？ちゃんと噛むとか、咀嚼することから入って、胃の中で消化して、小腸で栄養吸収して、大腸で水分が吸収されて、便になるって流れがありますよね。循環です。

この流れを自分の現実に置き換えた時に、いいもの食べてるけど食べ過ぎてるなとか、自分の課題はどこだろうって見えてくるんですよ。

お金に対してもっとよくしていきたいとか、お金に対するコンプレックスや不安を改善していきたい方は、ぜひ違う角度で考えてみてください。

消化、吸収、摂取、咀嚼、吸収…っていういろんな循環の中で、自分のエネルギーをうまく使えてるかな？使えてないかな？お金だけじゃなくて時間はしっかり循環できている？できてない？とか、ちょっと嫌だな、見たくないなって思うところに蓋をせず、あえて見てみてください。

循環させることにどこかしら自分でコンプレックスを抱いて見ないようにしたり、下手くそだってことを認めないようにしたり、できてないことをなかったことにしたりって場合がよくあります。それをお金の問題にすり替えることが実はものすごく多いんです。

いきなりウンチの話からここまで一気に持ってきましたが、繋がりましたか？とりあえずウンチの話は忘れてもらっていいので、あらゆる循環に対してのコンプレックスがないかチェックしてみてください。

お金が循環しない原因はどこに？

お金は鏡なので、人生で循環がうまくいってないとか苦手なことがあるとお金に表れます。

循環に対するトラブルが、お金に投影される傾向が強いってことなんだよね。だからお金だけの問題をチェックするんじゃなくて、時間のエネルギー循環とか、体力のエネルギーとか、愛情もエネルギーだから愛情の循環できてますか？とか。

しゃべると聞くのバランスもそうだよね。とにかく循環を１つのキーワードとして、何かが入って吸収して排出するって流れを見てみてください。入ってきて咀嚼して消化して吸収して出す…また入って咀嚼して消化して吸収して出す…このどこが下手くそでしょうか？

自分は排出が下手くそだとか、そういうことに気づくといいよね。お金を出ししぶりしてる時って真っ先に食べ物が買えなくなるってことに気づいたんですね？食べ物とか食事とお金って結構繋がってるので面白いですよね。

食べ方が下手くそだとしたら、消化できてないこととお金の悩みが繋がってるかもしれないので、お金の個人的側面を解消しようと思ったら、お金に対して向き合うよりも、食べ方や食事をしっかり見直した方がいい場合もあるってことなんだよね。

時間の循環は単純に時間の使い方です。インプット・アウトプットの時間がうまく使えてますか？ってことです。例えばSNSを見てる時間って情報がいっぱい入る時間だけど、その時間を消化できてますか？

循環には必ず生と死みたいな流れがあります。入ってきたものを咀嚼して吸収して排泄するっていう流れです。何でさっきからウンチの話ばっかりしてるかっていうと、食べ物を食べて噛んで消化して吸収して排泄してっていう流れと、現実はかなり密接な関係にあるって考えたいわけです。

愛情の受け取りが下手ってことは、もしかしたら愛情に関する循環がお金の問題やお金の悩みにそのまま投影されやすいタイプかもしれないよね。

たくさん摂取したけど、咀嚼や吸収がきちんとできなくて排泄で苦しくなるときは、出そう 出そうとか、アウトプットしようしようとかする前に、吸収したものをしっかり咀嚼する時間を取ると、人生における循環が流れ出すよってことです。

だから循環のサイクルの中で、どこが自分の問題なのか見ていかないと、お金の個人的側面をどこからアプローチしていけばいいかわからないってことなんですね。

この例えをどうやってみんなに伝えようかな、どうやってイメージしてもらおうかな、どうやってみんなの個人的側面を発見してもらおうかなって、考えて考えて考えて……ウンチしかないってことでこの話をしたわけです。 ちゃんと理由があってウンチの話をしていることを一生懸命、今説明してます（笑）。

私は腹八分目が下手くそで、キャパオーバーしちゃうってことに気づいたんです。私の循環は、吸収率を少し小さくするだけでスムーズになるんだなって気づいたわけです。

昔はお金に対してすごく悩んでました。お金に悩むんだったらたくさん稼げばいいと思ってたんです。お金を稼ぐって社会的側面なんだけど、お金を稼ごうとする時って、インプットもするしアウトプットもするんですよ。

自分の中でいろいろ考えるために本を読んだり、情報収集したり、めっちゃインプットするんですけど、インプットの量が私の場合は多すぎて、胃腸の調子を崩して循環を悪くしていました。

だから最近は、新しいことをビジネスにするとか、新しいことでお金を稼ぐんじゃなくて、今以上にインプットしないでもできること、既にあるものからお金を稼ごうって考え方に変わりました。私はこれが循環を生み出すことに繋がったんですね。どうですか？皆さん自分に置き換えてみるとわかりやすいかなと思います。

食事で考えた時、私は腹八分目がすごく苦手で自分のキャパを把握してなかったので、消化が悪かったんです。そこに気づいたので腹八分目にしようと思いました。

インプット→インプット→インプット→アウトプットみたいな感じでお金を稼いでたけど、インプットの量をちょっと減らして既に知ってること、新しくインプットしなくても既にわかってること 、新しく研究しなくても既に知っていることを活かして仕事をしようって気づいてからは、ものすごく循環するようになりました。

2回同じこと言いましたが非常に大事なことなので、自分のやってきたこと、やってること、仕事とかに置き換えて、食べ物とか今の排泄の循環とか照らし合わせてみてくださいね。

いくら貯金してもお金の不安は解消されない

排泄はアウトプットですね。アウトプットして捨てることも排泄の1つになります。忘れるっていうのは出てないってことなので、出していく感じに近いです。人との関係性でもちゃんと言うとか、聞いてばっかりだとインプットだけど、排泄はアウトプットだから、自分の思いもちゃんと話すことがアウトプットになります。

時間をかけて咀嚼してないことが循環を堰き止めていたら、咀嚼にしっかり時間かけるとお金の現実に変化が生まれてくるってことなんです。食事だけではなく、あらゆるエネルギーとかあらゆる情報や価値とか時間に関しても同じです。

出そうと思って押し込むと余計に詰まるってことありますよね。たくさん食べ物を詰め込んでも出ていくわけじゃないから、食べ物に例えるなら食物繊維とか快便を促すようなものを食べようって考えてみます。

たくさん勉強すればアウトプットできるわけではないから、アウトプットできるような勉強方法にしようって切り替えるとか、アウトプットに繋がるようなインプットをしようってことになります。

アウトプットに繋がらないインプットをしてる人もいます。 さっき言ったように、出そうと思って押し込んでも余計に詰まってしまう。入れれば入れるほどパンって出るものだと思ってるけど、そうじゃない。