”事実”と”解釈”を分けると悩みにくくなる
こんにちは!
社交的な人見知りです。
自分がコミュニケーションについて勉強しはじめた時、この視点を手に入れたことでとても悩むことが減ったので、人見知りの皆さんにもぜひご紹介したいと思います。
事実と解釈を分けるとは
私たちは普段、かなり頻繁に事実と解釈を織り交ぜて会話をしています。
たとえば
・町内に新しいラーメン屋が出来たので、食べに行ったらおいしかった!
など。
どこが事実で、どこが解釈なのかわかりますか?
これは『町内に新しいラーメン屋が出来た』は事実。『おいしかった!』は解釈です。
実際に起こった出来事や事柄が事実。
事実に対する受け手の感情や理解が解釈です。
抽象的な言い方を、具体的にすることで、解釈を事実にすることもできます。
【解釈】 近所にコンビニがたくさんある。
↓
【事実】 家の1km圏内にコンビニが3軒ある。
真実は聴いてみなければわからない
たとえば、あなたが住宅メーカーの営業マンだったとして、あるエリアの個人宅を訪問したとしましょう。
ピンポンを鳴らすと、中から50歳前後に見える男性が、ものすごいしかめ面で出てきました。ドアから顔だけを出しています。
あなたは元気よく「こんにちはー!住宅メーカーの者です。少しお話できませんか?」と声をかけます。
あなたが言い終わるやいなや、男性は「うちは結構です。」と言ってドアをバタン!と素早く閉めました。
あなたはこの後、相手に対してどんなセリフが出てきますか?
「なんだよ、感じの悪い人だなぁ」「もしかして私の言い方が悪かったのかなぁ」などと思うかもしれません。
この話の真実は、男性はとてもおなかが痛かったんです。
だからしかめ面だったんですね。そして早くトイレに行きたかったために、ドアを勢いよく閉めてしまったんです。
事実ベースの聴き方・伝え方
解釈を事実に近付ける聴き方がいくつかあります。
「具体的に何があって、そう思ったの?」
「相手はどんな様子だったの?」
「もう少し詳しく教えて」
など、「詳しく聴く」「5W1Hの質問」で具体的に、事実に近付けることができます。
「あの人絶対私の悪口言ってる!」と言われたら、これは解釈ですよね。笑
もしかしたら、ただ小声で相談や報告をしているだけかもしれません。
事実ベースの伝え方としては
「私にはこう感じたんだけど、どうですか?」
「そういう言い方をされると悲しいな」
「疲れているように見えるけど、どうしたの?」
など、「自分の感情を伝える」「解釈を伝えたうえで、相手に真実を尋ねる」ことで相互理解に近付けます。
事実と解釈を分ければ悩みが減る
これまでは、自分のふるまいや、相手の反応に対して、
個人的ネガティブな解釈を付けてクヨクヨしていたのですが、
事実と解釈を分けられるようになってからは
「想像で悩んでも仕方がない」と割り切れるようになりました。
詳しく聴いたり、正直に伝えてみることができるようになり、
言わなければ伝わらない。言ってもらった方が正しく伝わる。
ことが体感的に理解できたことで、ストレスが激減しました。
みなさんもぜひ、「事実」か「解釈」かを意識してみてはいかがでしょうか?
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