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小説:コーチ

今回は本のご紹介です。
『コーチ』堂場瞬一著(創元推理文庫)
以前も同名の小説を紹介しました。
今回は警察小説です。

世の中にコーチングが広まったんだなあと本当に感慨深いです。
*本の中に事件描写が登場します。ご注意ください。

本の帯に書かれた紹介文です。
『伸び悩む若手刑事たちに的確なアドバイスをする本部から来た謎の男 
向井とは何者なのか?警察小説の新たな地平!』

アドバイスと書かれてある通り、向井の実践する内容は、
私にはメンタリングに近いと感じました。

山本五十六氏の名言
「やってみせ言って聞かせてさせてみせ誉めてやらねば人は動かじ」
を実践している印象を受けました。

そして途中から、クライアントであった若手刑事たちが協働で
コーチの向井に働きかけ、コーチも「あること」に再挑戦します。

正に「コークリエイト」です。

文中の一節です。
「それにこれは...向井があちこちでコーチをやってきた成果とも
言えるじゃないか。あいつはきちんと、種をまいてきたんだよ」

私も種をまいていきます。

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