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実家言葉

先日セミナーの雑談タイム中、我が家独特のことばがあることが話題になりました。コンビ二のセブンイレブンのことを「セブイレ」と当たり前のように呼んでいたのです。

日経新聞の2月15日コラム「あすへの話題」欄で、作家の井上荒野氏は「実家言葉」と表現していました。

記事より引用です。

『家族全員がその言葉の感覚を共有していた。(中略)ほかの言葉に言い換えると意味は伝わっても精神みたいなものが損なわれてしまう。』

まさにその通り。我が家には「セブイレ」だけでなく、
・ちょんちょりん:髪ゴムで髪を結わえること
・どっひゃんする:乾燥機から衣類を取り出すこと
など、幼い頃の子ども相手の会話から実家言葉になったものがあります。

その言葉を使うだけで、昔が思い出されます。

他の人からは意味不明ですよね。

そう思うと言葉は記憶や思い出の共有に基づくもので、言葉を聴くことはその人の思いを聴くことになると感じます。ことを聴くだけでなく、人を聴く。

コーチングにも共通する思いです。

あなたの実家言葉は何ですか?
そこにどんな記憶が埋め込まれていますか?
いろんな人に質問してみたいです。

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