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10歳と二人旅<3日目>

いよいよ最終日。

これまでのことはこちら

私は一抹の不安を抱えていた。

こっ・・・腰が痛い・・・!

痛すぎて眠れず夜中に必死で解消法を漁る私。

これ明日立てんかも。

痛すぎてもはや通常のストレッチは困難…

なところに、足を手で抱えて(体操座りみたいな)
仰向けになり、少し体を揺らすというのをYoutubeで見つけ(伝わる…?)
夜中に必死で繰り返した。

Youtubeは健康の相棒。

翌日めちゃくちゃ不安になりながら目を覚ますも、
なんとか立ち上がれるようにはなってた。

あと一日、あと一日だ。

このステキな日々が終わっちゃう!
腰が痛いなど言ってられないのだ!


ホテルとお別れ

息子はホテルが好きだ。

どうもホテルの機能性が好きなよう。

立派なホテルに泊まってるわけじゃないので、
見渡せる範囲内にすべてがおさまってる感じが落ち着くらしい。

とてもとても残念そうにお別れ。

ゴッホに会いに

東京駅で朝食を食べ、荷物を預けてゴッホに会いに!

ゴッホ・アライブに行きました。

↓これ…!

https://goghalivejp.com/

ここでは私のコーチングを受けて下さってるクライアントさんとも
お会い出来てとても嬉しかった。

やっぱり直接会えるって嬉しいなって思う。

私がここでびっくりしたのは、この旅で読んでいた”夜明けのすべて”と
ゴッホの絵が急速にリンクしたということ。

ゴッホは、夜にはとてもたくさんの色彩がある(ちょっと言葉違うかも)と言ったという。
実際に、夜の街をモチーフにした絵もあって真っ暗じゃない青や白や黄色やたくさんの色彩で描かれている。

”夜明けのすべて”に書かれている夜は、
時間帯を表す夜とはちょっと違うけど、そこにはたくさんの色彩(出来事)がある。
本人は暗闇って思ってるんだけど、その時々にきらりと光る輝きを放ちながら朝を迎えていく。

ゴッホは朝は嫌いだったかもしれないけど…

なんと鮮やかな夜

そうそう。この感覚はコーチングにも似ているかも。

たいてい夜の暗闇だと思ってる状態からスタートするから。

そこに、もうすでにある色鮮やかな世界を知るって体験と似てる。

普通の美術館も静かでとっても好きだけど、
音楽と絵と言葉とそして匂いで、ゴッホの世界に没入できた時間でした。

そもそもこのイベントを教えてくださったのはクライアントさん。

私の今日もとっても彩り豊かになった。

素敵な出会いに感謝!

いよいよ・・・

さぁ東京での全ての行事を終えて新幹線に乗り込む。

でもその前にお土産と駅弁の調達だー!

・・・と思ったけど、指定のお土産どこにあるんだー??

義母指定のお土産はこちら!

https://nycsand.com/products-caramelsand/

まさかの東京駅構内では買えないのね・・・
(ここまで読んでくださった方はもう分かったであろう。何も調べないで生きているのが私だ。)

それで、類似品を購入。

今にして思えば、お土産って嫌いじゃないんだけど私にとっては
そんなに大事なものじゃないからネットで買っちゃえばよかったかなぁ。。

お土産のためだけにウロウロするぐらいなら、
地元では見られないくらい人が行き交うところをジーっと観察してるほうが楽しかったかも。

でもまぁ、これもまた経験。

日曜の昼間だったからほんとに人が多くて、
「すごい人だねー」って息子もびっくり。

そうなんだよ。世界にはほんとにいろんな場所があるんだよね。

駅弁も無事買えたし。

私は、帰りの電車のお供にもう一冊本をゲットした。

さぁ、東京ともお別れだ。

新幹線に乗り込んで、街を眺めて
「ここは行きがけに見たね!」
「やっぱりビルが高いね!」
そんな話をしながら。

「いつか住む場所を選ぶ日が来るよ。
その時に、東京みたいなところを選ぶのか、
今住んでいるところみたいなところを選ぶのか、決められるんだ。」

そんなことを伝えながら最後の目的地へと向かっていく。

途中下車

Kindleもひとしきり読み終えて、飽きてきた息子が
「まだつかないの?」と言い始めたころ。

最後の目的地が近づいてきた。

京都駅だ!

ここには、息子の友達に会いに来た。

息子が初めてコーチングを学んだ場所で一緒になったお友達が住んでる。

子どもたちのスピードは速い。

きっと来年になったら、「誰?」ってレベルで忘れてるだろう。

なんだかそれはすごくもったいないような気がして。

どちらかというと私が会えるように調整した。

恥ずかしがり屋の息子はここでもまた乗り気ではなかったけど。

そして、恥ずかしがり屋の10歳達は二人で会話を交わすことはなかったけど。

でも、母さん同士はとっても楽しく話が出来たし
遠くに住んでる誰かと会おうと思ったら会えるんだってことが分かってもらえたらいいかな。


和菓子を美味しく頂きました

ちなみに、全然話さなかったから
「全然お話してなかったけど、どうだった?」って聞いたら、
「友達だから話さなくていいんだ。」って言った。

きっと君の友達の定義があるんだね。

それって、とっても素敵だ。

さぁ帰ろう

帰りの新幹線は一緒にUNOをして遊んだ。

楽しいよね

家でもやるけど、2人でやるってなかなかない。

10歳と二人旅もいよいよ最後の時。

駅に着いたら、弟がかけよってきてくれた。

「ただいまー。」

あっという間に日常に戻ってきた。
でも、この3日間のこと私はずっと忘れないと思う。



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