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母と娘の物語

連休中は、読むのを楽しみにしていた
本のうち何冊か読めた。

そのうち一冊は

町田そのこさんの『星を掬う』


この帯に興味を惹かれ手に取った本。



思春期のふたりの娘の母である今、

『母と娘の物語』というところに
興味をもったのもあるけれど、

これは読むべきだ、となんとなく思ったのは、

『痛みを理由をするのは楽だった』

というところにも、
思い当たるところがあったからだ。



といっても、
辛くて苦しい登場人物たちの境遇とは
わたしは全然違うし、


親との関係性に起因して内側に抱えてきた
わたしなりの悲しさとか寂しさはあったものの

それに気づき向き合えたのも割と最近の話。



痛みを理由にする。
というよりは、どちらかというと
その”自分なりの痛みにとらわれてきた”
というほうがしっくりくるのだけど、



親との関係性におけるモヤモヤを手放せず
そんな自分がいやで、
そうやって生きてきた自分を見下げてしまってきていた、という点では、
痛みを理由にしてきたっていえるんだろう。


(それもこれもここ数年の自分との対峙によって、
おおかた手放せてきたつもりでは
いたのだけれど。。)



物語は、痛々しい過去を抱え、
苦しい今を生きている登場人物たちの話。


読んでいてつらくなるくらい重い話だったけど、

彼女たちが前に進んでいく背中をおす
力強いメッセージを受け取りながら、

やっぱりところどころ、
(心情的に)かつての自分に重ね感じ入るところがあって。


 モヤモヤから抜け出せなかった頃のわたしが読んだなら、どう思ったんだろう、、

 気づけていなかったことに気づけただろうか、
 自分ごととして考えられただろうか、


なんて、思いながら読み進めた。

(今そう思っても、解はないのですけどねw)


全体的にどっしりとくるような重さを感じる内容だったたけど、読めてよかったなぁ、と思える本でした。


で、

きのうの母の日は
娘たちからかわいい手紙をもらいまして。


思いがけずじーん、として泣きそうになり
娘たちが戸惑う、という…笑
(本を読んで、母娘の関係性について
あらためて考えてたところだったからなのか?w)

何が嬉しかったかって、

下の娘(中1)が「ママと笑って自然と明るくなる」
上の娘(高1)が「Your smile makes me happy!!」(なぜ英語)

と書いてくれていたことかな。



ああこう思ってくれているとしたら、
(今の時点では)母としてのわたしにOKを出していいのかも、と思えて。。


かつてのわたしが理想としていたよりも
いろいろな面でゆるーく生きている気がする
今なのですけれど、

ほかのなにももってなかったとしても

「わたしはこれでいいんだ」
「ここまでこれでよかったんだ」って

思わせてくれた彼女たちの手紙は、
これ以上にないプレゼントだな、と思った今年の母の日でした。


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