属性(外側の価値)に安心を求めていたころの話
SNSをみていると、
ほんとすごいなぁと思う人がいっぱいいる。
大手の会社にお勤めで恐らくバリバリ仕事もしていて、副業やコミュニティー活動も活き活き取り組んでいるようにみえて、子育てもがんばっていてライフスタイルも充実している、みたいに。
今日もそんな方をみかけて、
「すごー」と思いながら、
前のわたしだったら、こんなときたぶん、
その人と自分と比べて
自分にないものをみて、
その人みたいになれない自分に
落ち込んでたかもね、
と思い返していた。
そもそも、そんな風によくも知らない人と自分を比べてたのって、あのころのわたしが属性で捉えていたからだよね、人のことも、自分のことも。
って思いながら。
*
これまで自分にしっかりと向き合い、自分に気づいてくる過程で、
一番衝撃的だった気づきは、
わたしはいつからだったのか、
ということだった。
そうしてきたから内側の自分が見当たらなくなってしまっていた、というのもあるし、
見当たらなくてわからないから(内側の自分のことを)、属性で自分を捉えてしまってきた、とも言える。
それはよく知らない人について、
“その人の属性について自分がもっているイメージ”でなんとなく捉えてしまうのと同じ理屈だ。
(例えば、
○○に住んでいて
○○っていう会社にお勤めで
○○(職業)の仕事をしている
〇歳の子どもがいるお母さん、
⇒だからたぶん、こんな人って思うみたいにね)
そしてわたしの場合、そうやって
自分の属性=わたし、としてきたことで
どんなことが起きていたかというと、
その属性について自分がもっている「こうじゃないといけない」にあてはめようとして、ときに苦しんだりしつつも、
それに支えられ、
安心してきた面も大いにあったと思う。
(その根本にあるのは、その属性(肩書とか)がないと自分を認められなくて、人からも認められないと思っていた、ということからだったんだけど)
で、ですよ。
そうやって属性で自分を支えてきていると、
なんにも属さないってこわいんですよね。
(なんにも属性がなくなるってことはないんだけどそう感じてしまう)
私の場合、会社員だったころは、まさにその属性(大手の会社でがんばって営業の仕事をしてきた、みたいにね)で自分を支えてきていたんだと今は思ってるから、
保育園に入れなくて会社を退職して専業主婦として子育てしてたとき、
超ーーつらかったのですよ。
そのときなにがつらかったって
「自分が何者でもなくなってしまった(これまで自分を支えてきた属性を失った)」ということだったんだんだ、と今は思うのだけど、
そのときはそうとは気づくことができなくて、じゃあどう思っていたかというと、
その辛さを、『あの仕事がどんなに自分にとって大事だったのか今になって気づいた!』みたいにすり替えて理由づけて、結果過去にすがることになっちゃったんですよね。。
そう思いつつも
わたしはなんとか不安を解消したくて、
何者かになるために、
わたしはこんな人っていえるように、
自分が納得できる(安心できる)属性を探して、求めてもがきつづけてた。
今思うとヤドカリみたいに。
でも、そういう感じだと、
その自分の探していた居場所(属性)をまた得ることができたとしても、またいつか失う不安を抱え続けることになるものだと思う。
だってわたし、
もう専業主婦なんてわたしには無理だよ、なんとかしたい、って思って仕事復帰したあとも、ずっと不安だったから。
あぁだからわたし、あのころあんなに不安で、あんなに必死だったんだなぁと、今は腑に落ちているのですけど、
なにが不安だかわからないのもまた、
ややこしくて苦しかったなぁと振り返っています。
それはさておき、
この一連の気づきについては、
気づけたときはなかなかにショックだったし、
残念な自分に目をそむけたくもなったけど、
気づくことができると割と自然に手放せるものだし、結果的に自分を癒せたと思ってる。
その気づきがあったからこそ、
わたしはだんだんと
「わたしはわたしでいいじゃん」と
「内側の自分」に軸をもてるようになったのだから。
それに、
自分を属性で支えようとしているときって、
それが得られてないと超不安定で辛い、ってだけでなくて、
大切な人にもそれをよかれと思って押し付けてしまいがち。(子育てとか、パートナーシップとかもね)
さらに、人も属性で(自分なりのイメージや決めつけ)でみてしまいがちだったりするから、そうすると、その人そのものをみて理解することも難しくなったりもするしね。
というわけで。
とにもかくにも、
気づけてほんとうによかったなぁと
思っているのです^^
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