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【9】 エフィカシー
コーチングにおいて中心的な概念をひとつ紹介します。
「エフィカシー(efficacy)」という概念です。
コーチングにおけるエフィカシーの定義は、「自分のゴールを達成する自己能力の自己評価」です。
「自分はその目標を達成できる人間だ」という確信の強さと言ってもいいかもしれません。
「コーチングでは何をするのか?」という質問に一言で答えるなら、「エフィカシーを上げること」と言うことができます。エフィカシーは、それほど重要な概念です。
エフィカシーも自己イメージの一部です。
そのため、エフィカシーの高さに合わせた認識や行動が生まれます。
エフィカシーが高い人、つまり「自分はそのゴールを達成できる人間だ」と強く信じている人は、その自己イメージに従った認識や行動を無意識にしています。
たとえば、ゴールを達成するために必要なことであれば、慣れない環境に入っていくことや新しい取り組みを始めることに対しても、積極的に行動に移していくでしょう。
また、障害が立ちはだかっても、他の方法を見つけて、クリエイティブにゴールを達成していくでしょう。
反対に、エフィカシーが低い人は、ゴールを設定したとしても、それが達成できない理由ばかりが目に入ってきてしまいます。達成できる理由がスコトマとなって認識できないのです。
また、ゴールを達成するための行動をしていくことに難しさを感じてしまいます。
そうしているうちに、ゴールを諦めて、現状に留まってしまいます。
重要なのは、これらが実際の能力や才能の問題ではなく、自己イメージ、つまり「自分をどういう人間だと信じているか」という信念の問題であるということです。
エフィカシーを高めていけば、これまでだったら挑戦すらしなかったような高い目標も、自然と実現していくことが可能になります。
ワーク
いままでに達成した目標を思い出してみてください。
目標を達成できたときは、どのようなことを思いながら目標に向かっていましたか?
また、目標を達成するまでの間に困難にぶつかった時は、どのようなことを考えながら目標に向かっていきましたか?
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