![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93786606/rectangle_large_type_2_67badd3ee6411a010449d35e034ffe00.jpeg?width=1200)
自己イメージを高めよう!
これまでに経験したことのない困難を打開する必要に迫られた時に、「どうしたらよいか分からない」「自分は果たして乗り越えられるだろうか」と動けなくなってしまう人は多い。
自分に自信が持てないのだ。
自己イメージが低く、「自分には出来る」というエフィカシーが高まって来ないのだ。(エフィカシーとは、自分のゴールに対する達成能力の自己評価のこと。)
初めて向き合う状況だから、過去の成功体験がなく、どう対処すべきか自分で見つけるしかない。でも、見つけられるだろうか。
そもそも自分の置かれた状況を正しく理解できているかどうかも分からず、不安だ。
一度前に進み始めてしまうと次々に問題が出て来そうだが、乗り越えられるだろうか。
などと不安材料がどっと頭に浮かんで来てしまうのだ。
でも自己イメージが高く、エフィカシーも高い人ならどうだろう。
きっと「私には出来る!」「問題が生じても都度解決していける!」と不確かな未来に対しても自信を持って前進していくだろう。
高い自己イメージを持つことがとても大事なのだ。
こうして自己イメージは作られる
ここで少し自己イメージがどのように形作られるかを説明してみよう。
自己イメージは、普段自分に対してつぶやいているセルフトークによって形作られる。
普段あなたは「(私は)せっかちだな」「(私には)無理だわ」「怒りっぽいのよね」など一人でつぶやいていないだろうか?多分そのつぶやきは、過去に何か具体的な経験があって、それについて親、兄弟、友人、同僚などから言われた「あなたって、せっかちね」「また失敗したの!あなたには無理ね」「すぐ怒るんだから」という言葉を、あなたが「そうなんだ」と受け入れた結果だ。
自己イメージはあくまでイメージなので、客観的な根拠があって、それに公平な評価が加わって、出来上がった訳ではない。
そう、自己イメージと言っても、その出所は過去のことだし、しかも他人からの評価が基準になっているのだ。
では、どうすれば自己イメージは良い方向に変えていけるのか。そのヒントを探るため、さらに掘り下げてみよう。
自己イメージは過去から出来ている
まずは自己イメージの出所は過去という点から。
ご存知だろうか?時間は未来から現在へとやって来て、そして過去へと遠ざかっていくことを。
過去は遠ざかって行くだけで、二度とやって来ないのだ。それなのに、過去にああいうことがあったから、未来はこうなると考える人がほとんどだ。
よくよく考えてみれば変だろう。過去がどうであれ、今この瞬間にどうするかで結果は変わるのに、遠ざかるだけの過去が未来に影響するというのはどう考えても奇妙である。
現在にとって大事なのは過去ではなく、これからやって来る未来だ。
だから、過去を基準にしている自己イメージを、未来を基準とするように変えていかないといけない。
未来にこうなると想像したことが、時間が経って、現在に実現するという感覚だ。
もちろんその時間が経つ間に、想像すること以外に何もしないわけではない。想像した未来がやって来るように、やれるだけのことはやるのである。
自己イメージは他人の評価で出来ている
もう一つは、他人の評価から自己イメージが出来上がっているという点について。
自己イメージなのに、自分で自分を評価した結果をベースとしているのではなく、他人が自分を評価した結果から作り上げられているというのは変だ。
他人が自分のことを高く評価してくれて、エフィカシーを高める働きをしてくれれば良いが、あなたを評価する人が高く評価してくれるとは限らない。
なぜなら、あなたを高く評価してしまうと、自分が低い位置に置かれたような気がして居心地が悪くなるからだ。だから自分よりもあなたを低く評価しようとするのが普通だ。
つまり低くなりがちな他人からの評価を基準にして、「私」の自己イメージを高めていくのは難しい。
もともと自己イメージは後天的に作り上げられたもので、変えようと思えば変えられるのだから、自分で勝手に思い切って刷新していこう。他人の評価は一切排除して、過去ではなく未来の自分の価値を自分で評価するのだ。
そうやって自己イメージを作り変えれば、エフィカシーを高めやすくなる。
そうすれば新しいチャレンジにも、今までよりもっと果敢に取り組んでいけるはずだ。
例えばこんな具合に。
「自分には出来る」のだから、必要なリソースが目の前になくても、きっとすぐに見つけられる。
「自分には出来る」のだから、自分をサポートしてくれる人はきっと見つかる。
「自分には出来る」のだから、予期せぬ事態が発生しても、臨機応変に乗り越えられる。
どうだろうか?自己イメージが高まれば、新しいチャレンジに取り組めそうだろうか?
セルフトークをコントロールしよう
もし自己イメージが低くなっているなら、今すぐ全てのセルフトークをチェックしよう。そして、ネガティブなことをつぶやくのは止めよう。出来るだけポジティブな内容をつぶやくようにして、自己イメージをもっと前向きなものへと変えて行こう。
自己イメージを変えて行くために、セルフトークをコントロールするのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?