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分岐点!? いまがコーチに出会うタイミング?

この記事を読んでいる人の中には、日々の生活に何か違和感や不満を感じ、それを解消するための手がかりやきっかけを求めていて、それでコーチングのことが気になっている人がいるかもしれません。

その違和感や不満の原因が何なのかは分かりませんが、とにかく今の状態のまま続いていく未来は嫌だという感覚があるに違いありません。

私がコーチングに興味を持ったのも、正にそういう「現状が続いていく未来」を拒絶したからでした。

会社員として収入は安定していて、そのまま定年後も同じ会社もしくはグループ会社で働き続ける見通しは立っていました。けれども、自分の能力のうち、まだ使い切っていないと思う領域があって、それを使って試してみたいと思っていました。どこかは分からないけれど、とにかく新しい場所に行きたいという衝動が湧き出ていました。

でも、外に出たいとぼんやりと思っていても、長年同じ職場で居心地良く、気心の知れた人たちと過ごしていると、なかなか外の世界がくっきりと見えてきません。それに現状に留まらそうとする自分の思考や他人の意見がどんどん飛び込んで来て惑わされ、どこに向かっていけばよいのかという肝心の目標が長い間見つかりませんでした。

コーチングの言葉で言えば、現状の外側のゴール設定が出来ていなかったのです。そして、現状のコンフォートゾーンの中に留まっていたのです。

それにしても今振り返ると、現状に戻そうとするホメオスタシス(=恒常性維持機能)の力は相当なものだったと思います。生体にもともと備わったシステムなので無くすことはできないのですが、新しい世界に飛び出す時には、それが阻害要因にならないように上手く対処しなければなりません。

現状の外に出て行こうとする気持ちはポツポツと湧いてくるのですが、その度にホメオスタシスの力が働き、今までのコンフォートゾーンに戻そうとするのです。頭の中では、これまで職場で経験した出来事の記憶がどんどん浮かんで来ますし、関係の良かった上司や同僚のことなども思い出されて、それらが無くなってしまうことへの恐怖や寂しさを感じました。

そんな状態だったのですが、それでも何とかこれからの行き先、目標を見つけようともがいていた時に、たまたまYouTubeでコーチングについての動画を見たのです。多分、何かヒントになりそうなモノをネット上で探していたのだと思いますが、その時は、苫米地式コーチングだけではなく、他のコーチングの動画もいくつか見ていたと思います。

コーチングを提供するコーチという職業があると知った時は、自分のやりたいことはこれかも知れない、と多少は思ったような気もしますが、実ははっきりと覚えていません。でも、昔から就きたい職業の選択肢の中に「教師」は必ず入っていたので、対人支援業務という枠で考えれば、コーチはなりたい職業グループの中の一つでした。

コーチという職業に少し興味を持ってから、徐々に時間をかけて、自分がコーチになっている姿を具体的なイメージとして持つようになり、コーチとして活動するようになった時の日常も想像するようになりました。コーチになれば、会社員とは違う生活のリズムになるだろうし、収入もサラリーではなく、コーチングを提供することに対する対価となります。仕事着はスーツではなくなるかも知れません。移動の手段は、通勤電車ではなく、自家用車での移動が多くなるかも知れません。出張先も変わるでしょう。会社員の時の顧客との関係が、コーチとクライアントの関係に変わり、金銭が関わる関係であることは同じでも、意味合いが大きく違います。

そんなことを一つひとつ、楽しみながら想像していました。新しいコンフォートゾーンをイメージしていたのですね。当然、スコトーマ(盲点)も外れて、それまで見えていなかったものが見えてきました。

そうこうしているうちに、益々会社員でいることが居心地が悪くなってきました。そして「現状」から飛び出したい気持ちが遂にティッピング・ポイントを超えたのです。その結果、コーチになり、その後にコーチングのための自分の会社を立ち上げ、今の私があります。

実は私が初めてプロのコーチからコーチングを受けたのは、YouTubeでコーチングの動画を見てから約2年後でした。その後、自分でもコーチングについて学びつつ、しばらく経って、苫米地式コーチングのコーチからコーチングを受けた結果、一気にティッピング・ポイントを超えてしまい、コーチとして生きていこうと決意したのです。

みなさんは、どうでしょうか?

少しむずむずする状態から、心から飛び出したいと思うまでの段階で言えば、いま、どのあたりでしょうか?

もしかしたら、そろそろあなたにぴったりのコーチに出会うタイミングかも知れませんね。

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