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未来の話を聞く楽しみ

人に会って話を聞く時に、心がけていることがある。特にしばらく会っていなくて、お互い色々話したいことがたくさんあるような時のことだ。

せっかく積もりに積もった話を聞くのだから、聞いている私は楽しみながら聞きたいし、話している人には話すことで元気になってもらいたいと思っている。

話し手が話していて段々と熱を帯びてくるのは、やりたいと思っていることについて話す時。

やりたい事については、自分が実際にやってみて楽しんだ経験があればすでにある程度の知識もあるし、これまでにネットなどで色々調べていたりもする。これからやり始めようとしている事でも、それをやって楽しんでいる未来の自分をこれまでに何度も想像している。だから、話しながらその情景を思い浮かべているうちに、もう気分が楽しくなってきて、それがこちらにも伝わってくる。

聞いているこちらにも、自然とその情景が思い浮かんで来るものだ。その中で、まだ少し不鮮明なところがあれば、きちんと質問してはっきりとさせていく。

すると、情景がよりはっきりと見えてくるのは質問した私だけではなく、話し手もより鮮明に情景を捉えられるようになるようだ。

そうやってますます臨場感が上がって来るので気分も盛り上がる。

こういう話をすると、うまく質問するのが難しいと言われることがあるのだが、私は別に難しいとは感じない。それはたぶん前職で、さまざまな企業からの課題解決の相談に対して、まずはその企業の事業内容と今の課題をきちんと把握しようとたくさん質問して来たのが役に立っているのかもしれない。

いずれにせよ、私の頭の中ですっきりと情景が浮かべられるように質問すれば言い訳で、もしくは、話し手と自分が思い描いている内容にズレがないかどうかを確認する質問すればいいのである。

そして、同じ絵を見ていることが確認できれば共感もしやすく、話し手がなぜその話をしたかったのかもよく理解できる。

コーチングもこれに似たところがある。ただし、コーチは特に質問する必要もないと言われるので、質問するのがポイントではない。

話し手がきちんと未来を描けているかどうかが大事と言う点が似ていると思う。

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