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毎日をやりたい事で埋め尽くす!

コーチングでは、毎日の暮らしを「心からやりたいこと」で埋め尽くすのが基本である。

ここで、多くの人は「えっ!?」となるのではないか?

多分、学生の時も社会人になってからも、やりたくない、もしくは、やらなければならない(Have-to)たくさんのことを歯を食いしばってやって来たのだろう。かつての私もそうだった。

でも一方で、今この時点から「心からやりたいこと」だけをやってくださいと言われても、ちょっと戸惑うのではないだろうか?そもそも自分にとって「心からやりたいこと」が何なのか、分からないのだ。

そういう場合は、まず、あなたの今のマインドの状態を点検してみよう。たとえば、次の考え、意見や見解を読んでどう感じるだろうか?

  • 月曜から金曜日までは仕事をきちんとしなければならない。

  • 真夜中の車がほとんど走っていない横断歩道でも、赤信号は青に変わってから渡る。

  • 会社の上司に送付するメールには、必ず宛名に「殿」を付ける。

  • いい大学を卒業して、名の知れた会社に就職すれば、人生半分は成功だ。

  • SNS上では実名で情報発信したくない。

  • 子どもは外で元気に遊ぶものだ。

  • 男性は男性らしく、女性は女性らしくあるべきだ。

  • 英語が苦手なので、勉強してもきっと喋れるようにはならない。

  • 小学生の頃に跳び箱が飛べなかったから、私は運動が苦手だ。

これらにあなたが同意するかどうかを聞きたいのではない。そうではなくて、あなたがいる家庭や学校、さらに会社やコミュニティの中にある、これらと似た、何かあなたの思考や行動を制限したり、規定したりするルールや考え方に気づいて欲しいのだ。

人が集まる空間ではそこに特有の習慣、ルール、掟、暗黙の了解事項など人の行動や思考を縛るものがある。そして、普通はそれに従わなければ、その空間では生きていけない、もしくは生きにくい。

そしてその縛りは当たり前のように浸透しているので、たとえおかしな点があっても、気付かないことが多い。世の中はこういうものだとか、会社ではこう振る舞うべきなんだと思い込んで、疑問も持たずに従っている。

こうして、予めあなたが思考してもよい空間が制限されているのだから、「心からやりたいこと」を自由に探索して見つけ出すのは相当に難しい。

さらに言えば、「これが、私のやりたいことです!」とやりたいことが見つかったと思っても、実は周囲から植え付けられた価値観や考えに沿って、やりたいと思わされているだけかも知れない。だから、自分の「やりたい」を見つけた後も、慎重に吟味、検証してみる必要がある。

このように「心からやりたい」ことについて考え出すととても難しいのだが、一つ見つけるコツを共有しよう。

利己的な事ではなく、社会性のある、利他の要素も考慮に入れて探すのだ。それでもまだ見つからなければ、関わる人の範囲をもう少し広げて、よりたくさんの人にとってポジティブな影響があるものを探してみよう。

そうすればきっと、あなたの「心からやりたい」ことが見つかると思う。そして、それが基準となって、日々の様々な側面についてやりたい事が決まってくる。


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