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今日もまた、本屋さんにいる。

今日もまた、本屋さんにいる。並ぶ本の間を、縫うように歩いている。いや、歩いているというよりも、ゆらゆらと彷徨っている感じ。買う本を決めているわけでもなく、気になっている本を見に来たわけでもなく。ただ、本の森を彷徨っている。

本棚の左から右へ、上から下へと目をやりながら、本の背に書かれたタイトルを流し読んでみたり。平積みされた本のジャケットデザインを鑑賞してみたり。時間をかけて、行ったり、戻ったり。その繰り返し。そして思いのままに彷徨う間に、なんとなく手に取ってみたくなる本との出会いがある。それが一冊、二冊、三冊と増えて、抱きかかえた本で左腕がしびれそうになる頃、「お客様、このカゴをお使いください」と店員さんに声をかけられたりする(恐縮です)。

カゴの中に入っている本に、今日の私の有り様が映る。何に興味を持ち、何に心が動いたのか。

本屋さんは、自分と向き合う場所でもある。

note、始めました。



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