未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その23―アルバイトを雇う話
アルバイトを雇う話
個別指導塾にするなら,自分ひとりではすぐに先生が足らなくなってしまうので,アルバイト講師を雇う必要が出てきます。
個別指導と言っても先生1人でみる生徒の数は1人~4,5人ぐらいまで(?)いろいろとありますが,マンツーマンと1:2ぐらいまではそんなに効果は変わらないというデータもあります。
僕の個人的な見解で言えば,がんばれば1:4まではいけます。
でも学年も違う,教科も違う,進度も違う,というと2人ぐらいがちょうど良いというか,適当かなと思います。もっとも費用対効果が高いというか。
そうすると10人の生徒を同時に受け入れようとすれば,都合5人の先生は必要です。
自分抜いても4人はアルバイト雇用しなくてはなりませんね。
それで僕はまず塾講師募集サイトにお金を払って「募集!」案内を掲載しました。
でもですよ。
やっぱり駅の近くとか,大学の近く,でないと簡単には人は集まりません。たまに問い合わせがあっても大学終わってから行くと20時になっちゃいますぅ~とか,日曜日だけで~とか,僕の求める要件を満たしてくれないのです。
当初,大学生アルバイトを念頭に置いて募集をかけていたわけですが,それで大学生も何人か来てくれたのですが,まぁ学生スタンスですから,長期スパンでとか,塾生へのコミットメントとか,そういう視点はなかなか持てないという弱点はあります。
生徒たちとの心的距離は近く,先生というよりはお兄さんお姉さんですからそういう点でメリットはありますが,一方で距離が近くて問題になることも山盛りありますから,学生アルバイトを雇うとするとしっかりと人柄を見たいところですね。
反対に社会人さんとか,子育てを終えたお母さんとか,セカンドキャリア的なお父さんとか,そういった層のひとの方が仕事に対する意識が高くて結果として重宝するというか,たいへんありがたい仕事をしてくださるのです。
社会人を雇うと今度は,社会保険とか,契約のこととか,有給休暇のこととか,いろんなメンドクサイことが待っています。
個人事業主は,ひとりで何でもやらなくてはいけないので,仕方ないのですが,人事労務畑のひとは,こういうのホント得だなと思います。つぶしが利くというか,どこでも使える知識ですからね。
脱サラする前に,人事労務系のスキルはしっかりと修得しておくといいと思います。
まとめ
アルバイトさんが少し余るぐらいの人数を常態化しないと緊急時に対応できませんし,そうすると自分が動くほかなくなってしまいますから,常に7割運転ができるような状態だといいですね。
とりわけ駅から離れたところだと,先生は集まりにくいので,早め早めに手を打つ必要があります。そのためには,資金の余裕も見ておかなくてはいけませんよね。
人を雇うって大変です。結論。
次回《その24 褒めて伸ばす話》
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