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学習塾未経験者が塾を開業しようと思ったときに考えて欲しいこと#1

学習塾関係業務の未経験者がスクール系開業で失敗しないために。

学習塾未経験で、学習塾を起こすことができるのか?という疑問に対するひとつの考えを書いてみたいと思います。

僕も未経験者なので、その意味で結論は「未経験者だって開業できる」となるのですが、そこにいたる不安とか、心配。どのような考え方をすればよいのか、どのような問題があって、どのようにクリアしていけばいいのか。
そういうことを書いていきますので、見方によっては「未経験者の開業サポート」になります。

開業できても、そのまま1年でフェイドアウト。
みたいな起業家はたくさんいます。
それでは夢をかなえることも、本当にやりたいこともできないままですから、開業するだけではやっぱり意味がないのです。

未経験のまま、開業しようと考えているみなさんはぜひご一読いただきまして、参考にしてもらえたらうれしいです!



なぜ塾を開校したいのか。

子どもの頃、学習塾に通っていたけれど、それ以降そういう「スクール系」にあんま関わったことないですー。

というみなさんが、塾を開業してみようと思ったとき、まず最初に考えて欲しいことは、「なんで、学習塾なの?」ということです。


これは僕のコラムでも何度も触れているとおり、個人塾の肝は塾長の個性と情熱。パッション次第だからです。


変な話、学習塾の経営目的がとりたてて教育熱心とか、子どもたちが大好きとか、成長に興味があるとか、そういう真摯なヤツじゃなくっても構いません。

けれども、なぜ学習塾なのか?というところをしっかりと固めておかなくては、経営方針がブレるし、途中で失敗して挫折したときに、他のひとのせいにしかねません。

自分の行動の先にあるものがなにか。コンパスはどこを指し示しているのかはしっかりと認識しておく必要はあります。


ここから先は、しっかりと実践してください。
なるほど、と思っても実践するひとは10人にひとりだそうです。

まずは最初の10%の壁を超えてください。



それでは実践してみましょう。

A4用紙を準備してください。
横向きにおいて、右肩に日付をいれます。
左肩には「なぜ学習塾なのか?」と書いてアンダーラインをひいてください。

3分間で、その答えを書けるだけ書いてみて下さい。

頭に浮かんだ言葉を全部書き出すんです。容赦なく、躊躇無く、文字に起こすことが大事です。

善悪とか、恥ずかしいとか、申し訳ないとか、そういう感情的なことは横に置いてください。正しいも間違いもありません。そう思っている、そう感じていることを言葉にしてみるだけです。

誰かに見せる必要はありません。

自分のことを理解するための最初の作業だと思って下さい。

《実践》
180秒間

はい、いかがでしょうか。
しっかり書き上げられましたでしょうか。



それでは次です。
新しい紙を用意して、横向きに置いて右肩に日付です。
今度は左肩には、「未経験だとなぜ不安なのか。」と書いてアンダーラインです。

同様に3分間書きます。
いいですか。

誰に見せるわけでもないのですから、恥ずかしがる必要はありません。文字に起こしづらい気持ちはよくわかりますが、ここはひとつ開き直って、思い切って、勇気を持って取り組んでみてください。

それでは実践です。

《実践》
180秒間


最後です。
未経験ではあるけれど、有利だと思うポイントもあるはずです。

新しい紙に日付。
最後は左肩に「ストロングポイント」と書いてアンダーライン。

いいですか。
私だから大丈夫だと思うこと。
私の得意なこと。
私や私の周囲が持っている有利なリソース。

勝てる要素です。
これを3分間で書けるだけ書いてみます。思い付くままに書いてもらってOKです。他のひとがどう思うか?は関係ありません。あなたがどう感じているか、どう考えているかだけです。


それでは実践スタート。

《実践》
180秒間


さぁいかがでしたでしょうか。
都合、3枚の紙に、好きなことを書き殴ったと思います。


3枚並べて、じーっと眺めてください。
そのひとつひとつを、再度吟味しながら、自分が学習塾を始める意義。自分でなくちゃできないこと。目指す先。自分の奥底にあるものをしっかりと見つめて下さい。

なんとなく学習塾もいいかなー。
資格も要らないし、塾なら簡単そうだよねー。

とか、まぁ安直に思い付くことはあるでしょうけれど、そこには何かしらの想いが隠れています。それを見つけて下さい。そのうえで、もう一度問い直してください。


私は本当に学習塾がやりたいのか。

チャレンジする価値はあるか。



両方イェスなら文句なし。
次のステップへ進みましょう!

前者がノーでも、後者がイェスなら、チャンスありです。
次のステップへ進みましょう。

前者がイェスで、後者がノーなら、相談です。
問題を第3者の視点で洗ってもらうことも大切なことです。
前者がイェスなのに、後者がノーは、想いがねじれているので失った自信の勘所を見てもらうことが最短ルートになると思います。


両方ノーなら、いったん停止です。
自分の目的に照らし、もっとふさわしい道があるはずです。
今の仕事を続けつつ、自分が輝きたい場所を探しましょう!


#2へつづく



サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。