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読みやすい『7つの習慣』をとりあえず手に取ってみて欲しい話。

うちの塾に来てくれている中学生たちが,時々ふとしたはずみで『7つの習慣』に手を伸ばして,パラパラとめくってくれます。僕はワクワクしながらその後の行動を見守るのですが,多くはその本の分厚さに「おもしろそうだけど,辛そう…」と優しく本棚に戻すことになります。

それで,せっかく興味をもってくれたなら,ともっと読みやすい本をすすめてあげると,よろこんで読んでくれるのです。


導入としては十分な内容ですし,興味をもったそのときが扉を開くチャンスなので,ぜひぜひ概要を知って欲しいと思っています。

ホントに良い本なので,気になったひとは思い切って読んでみましょう。スラスラ読めちゃうよ。



『7つの習慣』が本当にすごいのは,これがもう30年以上も前に書かれたものだということです。

今でこそビジネスシーンでも上司と部下の関係性や,そのリーダーシップの在り方について,たとえば上意下達じょういかたつのストロング型リーダーシップから,能力在る部下たちが自由に仕事ができる環境をサポートするサーバントリーダーシップ型リーダー,あるいは承認とフィードバックによるコーチング型リーダーシップへのパラダイムシフトが起きつつあるのだけれど,これをもう四半世紀以上前からしっかりと提示しているということに驚きを禁じ得ないのです。


拳骨や罵声でひとは動かないことはずっと前から変わらないはずなのに,これらを用いて支配するほうが「カンタン」で「お手軽」であるがゆえに,強権リーダーシップの時代は長く続いていたのですから,ようやくひとは本来の力を発揮できる自由を手に入れようとしているのかもしれません。

まぁ本当はそれだけじゃないんでしょうね。
強権リーダーシップは,リーダーが部下を容易に統制する手法であると同時に,部下にとっても難しいことを考える必要がなく,自律した仕事を担うたいへんさをリーダーに丸投げすることができるのですから,ある種のWin-Winが成立しているのでしょう。


さて,そんなわけで,子どもたちにも『7つの習慣』を!作戦をどんどん拡げていこうかなと思っています。『7つの習慣』を知って実践してみよっかなと少しでも感じてもらえれば,悪いことはひとつもありません。

自分の将来を自分で創る。
主体性こそが,次の30年を自在に泳ぐ秘策になるはずです。

それは,もしかしたら子どもたちを自分の理想通りに育てたいという僕たち親のエゴを捨てる作業になるかもしれません。
僕たちにこそ,相当な覚悟を求められているということとも言えます。


時代は飴と鞭でコントロールする強権リーダーシップでなく,自立的かつ自律的に考え,行動する者を求めていると強く感じます。



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