見出し画像

コーチングを学ぶなら探すべきはスクールでなく,メンター。

コーチングはスキルであって資格じゃないから,どこで学ぶかはあんま関係ないと思っています。

大事なことを教えてくれるかそうでないか,どんなふうに教えてくれるか,いわゆる「教え方」が上手かどうか,は重要だけれど。

まあ結果手にしたいものが「資格」と考えているのか「スキル」と考えているのかが,ポイントなのだと考えれば,「資格」と考えるひとは有名なスクールに行った方がいいのでしょうけれど,そうでなければ,どこで学んでも誰から学んでも,あとはどこまで自分で突き詰めていくのかです。

ポイントってどういう意味で言っているのかというと,コーチングを覚えたその後の話にとって,という意味です。

「資格」ととらえてしまうと,なんだか持ってるだけでエライとかスゲェとかそういう印象になりがちなのですが,コーチング資格なんて持ってても「名乗れる」以外の効果は今のとこないです。

資格なくても,コーチングできちゃうからです。

資格の有無とコーチングの上手下手も直結しないので,これまで僕が受けたコーチングの中で感銘を受けたコーチのほとんどは,資格なんて持ってませんでした。


もちろん資格を取ったからといって「クライエント」が次から次へと舞い込んでくるかというとそんなことはなくて,それは有名なコーチングスクールの資格でも同じ事です。

そういう意味で資格が有効だと言えるのは,独占業務資格。

そうでない資格は,一定のスキルレベルを持っていることを担保するぐらいの役割しかないから,せいぜい採用条件としてその資格を持っていること,なんて制限がかかるぐらいですか(それとて基本,民間資格がその対象になることはなくて,持ってて意味あるのは国家資格ぐらいで,コーチング国家資格って聞いたことないですからね)。


だから本当に大事なのはスキルをどう活かすのか。

そのスキルをどう活かしていくのか。


つまり,その資格,そのスキルをあなたは何の目的で学んだのか。

僕らはなぜコーチングを学ぶのか?

その一言に尽きるということです。


コーチングをスキルと考えれば,そのスキルの向上はいつまでたっても,どこまでいっても不要になることはなくて,どこまででも高めていくことが必要です。

日々精進。
そしてコーチングは学べば学ぶほど,実践すればするほど,だんだんと個性を帯びてきて,さらにいろんな流派の考え方を取り込んでいって,複雑になってきます。そして,最初に教えてもらった内容に対して疑問を持つようになってきます。

根幹はもちろん同じなのでしょうけれど,細部までみていくと,やはりそれぞれいろんな考え方やいろんな手法でコーチングを確立しています。

そんなふうに考えていたら,資格の枠組みはなんだかちょっと僕にはあんまり意味がないものに思えてきて,だから僕はコーチングスクールの資格を外しました。



とどのつまり,対人支援のスキルを学ぶにあたって必要なのは,コーチの技量というか,コーチングマインドを体現できているひと,あなたにぴったりあったメンターを探せるかどうかかもしれません。





サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。