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面接試験を上手にクリアする方法―目的と目標#2


目的というのは、言ってみれば「コンパス」のようなものです。コンパスの指し示す方向さえ間違えなければ必ず目的地にたどり着くことができます。

しかし、地図だけを見て進めば、たとえば見るべき地図が間違っていたり、地図のアップデートができていなかったりすれば、目的地にたどり着くことはできません。

まずしっかりと煮詰めるべきは目的です。


なんのために、そこに行きたいのか。
そこに入社、入学して、自分は何がやりたいのか。
合格することで、自分はどんな自分になれるのか。
自分にとって、どんな意味があるのか。


こういうことをしっかりと深掘りして欲しいですね。


ゴールイメージを詳細につくります。

技術的には、五感をフル活用すると良いと言われています。

視覚。
そのとき、あなたの周りの風景はどんなだろうか?
何が見えるだろうか?
あるいは、あなた自身はどんなふうに見えるだろうか?

嗅覚。
新しい生活に踏み込んでいくとき、どんな匂いがするだろう。新しいシャツの匂い、初春のかわいらしい花の香り?

聴覚。
これから始まる生活圏ではどんな音が聞こえるだろうか。
電車の音、講義中のまだ見ぬ友人達の話声、教授の厳しくも優しい声?
あるいは、先輩や上司が気さくに話しかけてくる声かもしれません。彼らが熱心に会議の資料を作成しちるタイピングの音かもしれません。

触覚。味覚。体感。
体感できるぐらに詳細にイメージしてみましょう。
受験番号を見つけた瞬間の、冷や汗がじっとりと背中をつたう感じ。まだ少し肌寒く感じる空気の中で、自分だけが高揚している。息が詰まるような感覚とそこから一気に解放されたような達成感。


まさしく自分が今、ゴールを達成した瞬間、あるいはその先にある生活を実体験しているかのようなレベルまで詳細にイメージを創っていきます。

そしてその創り上げたあなた自身にたずねてみてください。

あなたは今どんな気持ちですか?
あなたはこれからの生活にどんな期待を持っていますか?
これまでいちばんがんばったのはどんなことでしたか?


きっと今のあなたに有益な話が聴けると思います。



目的はコンパスです。
コンパスは唯一無二で、決して間違うことはありません。目指す先を絶えず指し示し、私たちを導きます。

自分自身をリードするリーダーシップ。これが目的です。


そしてそのうえで、常に目的に即した地図を持つこと。
地図を逐一チェックし、時間やルートを確認しながら進んでいきます。地図は自分が正しくすすめているのかを管理する最適なツールです。
これはすなわちマネジメント。目標管理と時間管理と言ってよいかもしれません。

目的をふまえて、計画と管理をすること。
これがとても大切なんです。



最後に、面接試験で頻出する質問やそれに対して適切な回答を考えておくといった技術的なっことへ進みます。

しかし、目的や目標をしっかりと考えて、日々それを糧に計画を行動にうつしていれば、これらのことはほとんど考えなくてすみます。

なぜなら、行動し、実体験したことには、ひとつも嘘がなく、演出すら不要なほどに厚く、説得力があるからです。

逆に言えば、実体験と行動のみが、面接試験だけでなく、我々の人間そのものに厚みを与えてくれるということです。考えただけではなく、上っ面だけでなく、そのことについて深い思考をすること、実際に体験してみること、何をどれだけやったのか?だけがあなたを語ることができるのです。

目的、目標、計画。
そして実行です!!

サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。