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ここまで経済の仕組みに半導体が登場してくるなら(3年間で大儲けするべく半導体の超基本を考察せざるを得ない)

世界最大の半導体委託生産会社であり、売上10兆円の台湾TSMC(Taiwan Semiconductor (半導体)Manufacturing (製造)Company)の熊本第1工場の開所式が2024年2月24日に実施された。

菊陽町とは


熊本県菊陽町に出来た理由は
まず①水が綺麗な事。菊陽町は水は阿蘇や脊梁(せきりょう)の山々に降った雨が染み込んだ地下水が永い時間をかけて地中のミネラルを吸収しながら沸きだしたもの、熊本市内の水道水は100%その地下水で賄(まかな)われています。
そして②近くに半導体関連メーカーが沢山ある事。SONY工場が隣にある為、SONYから強力なプッシュがあったらしい。熊本のSONYはソニーセミコンダクタマニュファクチャー…要は半導体を日本一使う工場があるんです。

それにしても菊陽町は大賑わいで、土地は数倍に上がり、今ある無人駅はかなりの通勤ラッシュ、道も大渋滞にもなっている。関連工場の時給が2,000円まで上がり、バブル状態になっている。スタジアムも
建設予定で菊陽町は本当に変わってくると思います。日本政府も4,760億円を投資し、同じ菊陽町に第2工場の計画までされている。

半導体とは〜本当にわかりやすく〜

世の中には
・電気を通しやすい「導体」(銅線など)
・電気を通しにくい絶縁体(ゴムなど)がある。
「半」導体とは、導体と絶縁体の中間にあたり、条件次第で導体にもなり、別の条件では絶縁体に近い性質となるもの。

天気に例えると、「雨ときどき晴れ」。半導体は設計してコントロールする。
(データの演算や記録のために使うプロセッサやメモリでは、電気信号を受けた時だけ半導体は導体になる。こうした仕組みが機能する構造をトランジスタと呼ぶ。)
この半導体は、過去60年にわたって目覚ましい進化を遂げてきた。

デジタル半導体における進化とは、トランジスタなど内部回路の「小型化」を指してきた。そして、回路が小さくなることで、さまざまな恩恵を人類は享受してきた。こうした進化を総称して「微細化」と呼ぶ。

半導体の微細化による恩恵には、大きく分けて二つ
①能力を上げる
②消費電力を減らす

プロセッサの微細化の恩恵は以下の3つ
①パワー系(演算力)に振るか
②スモール系(省エネ・低コスト)
③両者の中間を狙う選択肢もある。

1960年初頭には、半導体の中のトランジスタ(半導体内部回路の最小単位)はわずか4個だった。それがなんと昨年発売したエヌビディア(※1)の半導体プロセッサは400億個以上。
iPhone15のプロセッサは、指先サイズで160億~190億個。

まとめると...
小さくなる事を60年かけてやってきてむっちゃ小さくなったけど、もっと小さくて高性能なスイッチをいっぱい使う事で色んなものが小型化して性能もむっちゃ良くなるって事です。

「指数関数的な増加」をして?進化に驚くレベルを超えて、更に「破壊的イノベーション」って言われる最新のiPhone15のプロセッサでは、ハイエンド機種に3ナノメートル(nm)世代の半導体が搭載された。それ以外の機種では、昨年同様に4nm世代の半導体が搭載されている。3nmは異常なくらいの進化って事なんです。

更にOPEN AI社が動画生成AI Soraを発表して、テキストを入力するだけで自動で動画生成が可能になる時代がもう目の前であるが、これがまた半導体開発に拍車をかけている。


サム•アルトマンCEOは生成AI向け半導体の開発に最大1,000兆円投資を計画していると発表。日本のGDPの2倍の規模の投資って、そこにビジネスモデルが成り立ってしまい。知っている人は大儲け出来ますよって話しなんです。生成AIは世界の常識を大きく変えるだけでなく、半導体の進化と共に、あらゆるものが小型化していき、手ぶらで全てが賄える時代に向かっていくのです。本当に便利になると思いますよ。


熊本県で製造する台湾のTSMCが28nm~16nm世代の半導体。これだけでも凄いけど、北海道に工場建設を表明しているラピダス(※2)は2nm世代のプロセッサ量産を目指していて異常なレベル。色んな課題はありつつもいっぱい作れたら凄いことになるって事です!もう少しわかってくるとどこに向かっていってるかがよくわかりますね!ちょっと考察し甲斐があるテーマですね!


※1 エヌビディアとは
アメリカ半導体メーカー(1993年創業)
元々はパソコンなどのGPU(画像処理)を開発
し、ほぼ独占。そのGPUが生成AIに使用されて業績が急拡大。時価総額2年で6倍。株価は10年で300倍(100万円が3億)時価総額世界第4位の会社

参考)1位Microsoft 2位Apple 3位サウジアラコム
5位アルファベット(Google)6位 Amazon
24位トヨタ自動車

※2 ラピダスとは
ラピダス株式会社…先端半導体の国産化を目指し
トヨタ、SONY、NTT、NECなど国内8社が出資して2022年に設立。北海道千歳市に建設中
電力は北海道の10分の1を使うなと課題も多く
数多く作る事が出来ない。2027年に量産化
2nmの半導体を開発

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