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更年期自習室、はじめます。

女46歳、これからやってくる更年期について考える。

私、先日46歳の誕生日を迎えました。自分の誕生日がうれしい子どもの頃から、1年のうちでも初秋は大好きな時期です。でも、今年はなんだか調子が今ひとつ。気温の上下が激しかったこともあり、朝から晩まで常に疲れているような気がします。

人間って不思議なもので、40代もとうとう後半に入ったんだな~と実感すると、少しずつ気弱にもなったりします。
最近は「健康に自信あり」と胸を張って言いづらくなってきました。
原因はわかりきっていて、こんな要因が重なっているからです。

・下の子を高齢出産で生んだので幼児の相手と仕事の両立がつらい。
・集中力が下がっているのか、自宅で仕事していても1日の予定作業量をこなすには以前よりも時間がかかる。
・疲れ切ったときこそ健康的な食事をとりたくても、作るのは自分。(夫は簡単な料理はできますが、「健康的な」までは要求できません)
・寝かしつけをしながら寝落ちしてしまうと、残した仕事が気になって浅い睡眠のまま深夜に起きて仕事をしたりするので、常にやや睡眠不足。

こうした状況を変えられず、慢性的な疲労の蓄積につながる『睡眠不足・(家族のいない食事の)偏食・ストレス過剰』という悪習慣ができてしまいました。
民間資格を持ち、女性の健康については一通りの知識はあるのですが、この有様です。
コロナ禍で自宅にこもった期間の運動不足もあり、体力が落ちているので子どもが保育園や学校で病気をもらってくればもれなく移され、枕を並べるはめに。

体調を天気に例えて言うと、カラッと晴れた空一面青空の日が少なくなり、月に半分以上ある曇天の日はまだ調子がいい方、毎月平均1週間~10日程度のシトシト雨の日はなんだかやる気が出なくて自分で決めた1日のノルマが夕方までにこなしにくく、2~3日ある嵐の日には最低限のことをこなすと横になりたくて仕方がない。

恐る恐る「プレ更年期」というキーワードで検索をかけてみると、2~3年前から思い当たることばかりです。
要は疲れがたまった時の諸症状が表れやすく、なかなか解消しない。

“こんな調子で、これから本格的にやってくる更年期を乗り越えられるのか?”

これが、目下の私の不安です。

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先の見えない不安は知ることで和らぐ

日本人が閉経を迎える平均年齢は50.5歳とされます。更年期はその前後各5年間、合計10年間。時期や不調の重さはもちろん個人差がありますが、これから約10年の間、私の心身は不調が現れやすい時期を迎えます。
子どもたちはまだ小さいし、共働き家庭としては社会人としても、1人の母親としても、まだまだ私はバリバリ現役で働かなければいけない。
これは私自身の状況ですが、30~40代の女性は、大なり小なり放っておけない何かを抱えている人が多いはず。私と同世代、そして少し下の世代の女性は皆、少し先の自分がどうなっていくのかわからず、漠然とした不安を抱いているのではないでしょうか。

40代に入ったらいつかは更年期というものが来るらしいけど、
それはいつなのかはっきりとはわからない。 
そもそも更年期ってなんなの?
更年期はどれぐらい続くの?
どんな不調が出るのか、人によって違う?
イライラしっぱなしになるかも?
薬を飲んでもよくならないって本当?
ひどいと寝たきり?
私の更年期はいつどうなるのか誰にも予測できないの?
閉経したらからだはどう変わるの?
閉経したら「女性」からも卒業してしまうの?

不安を具体的な言葉にして並べてみると、それは知らないことへの疑問でもあります。

更年期という時期が来るのは仕方がないこと。でも、更年期について知識を増やすことで、知らないままでいるよりは心の準備ができる。
そして、同じような年代の女性、これから40代を迎える女性の不安を小さくするお手伝いもしたい。
こんな気持ちで、「更年期自習室」をはじめることにしました。
更年期のことを中心に、私が知って納得できた心とからだのこと、更年期世代の今、そして先輩女性の体験をここに書き留めて、シェアしていきたいと思います。

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最長あと50年をすこやかに過ごすための「更年期自習室」

更年期と聞くと、人生の黄昏のようなイメージをもつ人もまだまだいるかもしれません。でも、冷静に考えれば、50歳は人生100年で考えるとちょうど折返し地点です。このからだには、あと50年、丈夫で働いてもらわなきゃ。
そのためには、更年期をできるだけ元気に乗り越える必要があります。

更年期は、女性のからだにとっては衰えの大きなステップのひとつであることは確か。ポジティブさを善しとする社会で育ってきた今の30~40代の女性にとって、「老い」や「衰え」といったネガティブ要素に正面から向き合うのはなかなか勇気がいることです。
私自身、「老い」はもっと後のこと、「衰え」には抗うものと思い込んでいる部分があります。

でも、見た目年齢や既婚未婚、出産経験の有無などにはあまり関係なく 、誰にでもいつかはくるのが更年期。
どうせなら、これからの自分の変化を実験感覚で面白がりたいのです。心身の調子によって公私の折り合いをつけるコツを見つけたり、医療の力を借りたりしながら過ごしていきたいと思います。

今を少しでも快適に暮らす気持ちと工夫が未来の健康づくりにつながるなら、更年期と二人三脚でこれからの時間を過ごしていくことは無駄じゃない。そう信じて、知識の扉を開きます。


※「更年期自習室」内の健康知識記述については保健師 のチェックを受けています。

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