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ソフトエンジニアが家を建てるまで 3Dの模型の自作(3Dプリンタ編)

使用機材

3Dプリンタは2種類で実験

  • 3Dプリンタ1:Sindohの2X

    • 最大サイズ:W228xD200xH300mm

    • エクストルーダー:2系統あり2色成形可能

    • スライシングツール:3DWOX Desktopを使用

      • BlenderからのSTL出力そのまま使用できて便利。

    • フィラメント:ABSとPLAで実験、サポート材として水溶性もチャレンジ予定

  • 3Dプリンター2:RAISE3D N2

    • 最大サイズ:W330xD330xH305mmでSindohよりもかなり大きな物を印刷可能

    • エクストルーダー:1系統

    • スライシングツール:ideaMaker

      • Blenderからの出力では作り方が悪いのか、面の向きや非多様体エッジと判定されエラーが出る事があった。ソリッド化およびツール上の修復機能でエラー改善して出力した

    • フィラメント   :PLA 1.75mmで実験、最終的にマットPLAを使用予定

3DWOX Desktop
ideaMaker

Blender処理

Blender上の事前処理

3Dモデリングしたパーツを組み立てできるようにBlenderでパーツ分解してSTLとして出力します。
スライサーによって面の整合性など

出力設定

シーンコレクションから必要な物を表示
Aボタンで表示中の物を全体選択
ファイル⇒エクスポート⇒STLを選択
右のペインの「選択物のみ」を選択。スケールは必要に応じて選択し「STLをエクスポート」

各パーツ出力

土地+外構パーツ
本体パーツ
左右壁面パーツ
屋根パーツ(固定用パーツつき)



スライシング処理

3DWOX Desktopを起動

モデルを読み込み

左のペインのLOADからSTLを選択

LoadからSTLを読み込み

モデルの配置

右のペインから位置、スケール、回転を調整して配置

XYの移動調整
スケール調整
回転調整
モデルを自由に並べて配置
(ここでは全パーツまとめてますが、
実際は全体使わず真ん中で1パーツづつ印刷するのがお勧め)

設定

ほぼデフォルト設定で良いのですが
デフォルトはヒートベッド(3Dプリンタの底の板の名称)の上のラフトの上にエアギャップがつかないため上のメニューからモードをアドバンスドに変更して「ベッド固定」のタブからエアギャップに0.17mmを設定しています

※ラフトとは、ABSやPCなど、造形中にテーブルから剥がれてしまいやすい素材の3Dプリント時に使用するもので、 造形物とテーブルの間に作る、「仮のテーブル」のようなもの です

スライシング実行

スライス完了。今の設定では11時間16分で出力されます
茜色がフィラメント、水色部分がサポート材、青色がベッド

3Dプリンタ出力

出力手順(写真用意します)

出力

出力
出力完了
全パーツ一括出力してみましたが端の方でたわみが

サポート材はがして組み立て

サポート材が詰まっているので分離
サポート材除去完了
全パーツ
完成(ABSで出力した例)

今後

上記はABSですがPLAでの出力なども試しています
最終的にはRAISE3Dでリカちゃんハウスサイズを出力予定
現在1F、2F、小屋裏の3層別で出力できるようにモデル修正中です


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