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覚えておくべき文法用語①品詞

これまでの記事でも「名詞」「動詞」などの言葉をなんとなく使ってきましたが、ここでちゃんと解説しておこうと思います。

品詞(ひんし)って何?

モノの名前をあらわす言葉(詞)は名詞、動きをあらわす言葉は動詞、というように、英単語には色んな役割が与えられています。名詞、動詞などの呼び方は、英単語1つ1つが文章の中でもつ役割に与えられる名前のこと。そういった呼び方を全部まとめて「品詞」といいます

中学文法でよく出てくる、覚えておくべき品詞5種はコチラ。

①名詞(めいし)

名詞は、人やモノの名前、できごとや状態などのコトをあらわします。「~なもの」「~なこと」とあらわせるものは、ほとんど名詞になります。名詞には数えられる名詞(トマト、ジャガイモなど)と数えられない名詞(水、牛乳、砂糖など)があります。数えられる名詞のルールについては、やのゆり先生が以前解説してますね!

➁動詞(どうし)

動詞は、動きや状態、存在をあらわす単語です。「~する」という意味になるものは動詞になります。歩く、走る、寝る、食べる、など、挙げればたくさん。

ここでちょっと混乱しがちなのが、Be動詞の存在。Be動詞は「イコールの役割」と「状態をあらわす」役割をします。

③形容詞(けいようし)

形容詞は、ものの様子や状態をあらわす言葉です。「きれい」「かわいい」「変だ」「ふしぎだ」などを思い浮かべてください。

形容詞は2通りの使い方があります。1つは名詞の前について、名詞を詳しく説明する使い方。beautiful flower(きれいな花)、pretty baby(かわいい赤ちゃん)、crazy person(変な人)、mysterious place(ふしぎな場所)というように。

もう1つは、イコールの役割を果たすBe動詞の後について、「~は・・・だ」と、様子や状態を説明する使い方。

The baby is beautiful. (その赤ちゃんは尊い)
She is pretty. (彼女はお茶目だ)
I am crazy. (私はおかしい)
He is mysterious. (彼はふしぎな感じだ)

④副詞(ふくし)

名詞と一緒に使うことが多い形容詞と違い、副詞は名詞以外(動詞、形容詞、副詞など)を詳しく説明するはたらきをします。

例えば「とても速い」の「とても」は形容詞「速い」を詳しくしています。「速く走る」の「速く」は動詞「走る」を詳しくしています。「とても速く走る」というフレーズなら、2つの副詞「とても」「速く」が含まれていることになるんですね~。

⑤前置詞(ぜんちし)

最後は前置詞!「前に置く」と書いて字のごとし、名詞の前に置く単語です。名詞の前について、場所や状態などを説明します。例を挙げると分かりやすいかもしれませんね。

on(~の上に): on the desk(机の上に)
under(~の下に): under the table(テーブルの下に)
by(~のそばに): by the window(窓の近くに)
through(~を通って): through the forest(森を通って)
with(~と一緒に、~を使って): with your hands(手で)

どうでしょうか!以上の品詞はこれからの記事でもたくさん出てくると思うので、分からなくなったらまたこの記事に戻ってきてくださいね。(🥔)

書いた人について

本気の翻訳、はじめました。


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