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この先15年以上嫌な記憶を思い出し続けることが決定した。

「ありっちゃありスパーク」をご存知だろうか。

通称「ありスパ」と呼ばれるオモコロのラジオで、オモコロ編集長の原宿さんと『貴重な棒を持つネコ』の作者である室木おすしさんがパーソナリティを務めている。

お二人ともお子さんがいらっしゃっるお父さんで、結構お子さんの話が多い印象がある。

そんなありスパも先日最終回を迎えたのだけど、その配信の中で、かなり気になる発言があった。「小学校でのあだ名禁止」についてお二人が話している中での、おすしさんの発言だ。

「小学校でのあだ名禁止」に対して原宿さんは、あだ名禁止をする意味がよくわからないという立場だったけれど、おすしさんはあだ名禁止にはそれなりに意味があるんじゃないかと思っている感じだった。

というのも、子どもは相手に対して悪意がなくても、相手を傷つけるようなあだ名を考えてしまうかららしい。

おすしさん自身も、小学生だった頃に人につけたあだ名を大人になってから思い返してみたとき、相手を傷つけてしまっていたんじゃないかと思ったことがあるそうだ。未だにそれを思い出して、時々落ち込んでしまうらしい。

……と、この中で私は、「未だにそれを思い出して、時々落ち込んでしまう」というところが妙に引っ掛かった。

おすしさんは3人のお子さんがいて、不惑を超えている。ずしっと構えていそうな感じなのに、未だに小学生の頃のちょっとした記憶を思い出して落ち込むことがあるというのは意外だった。

と同時に、嫌な記憶って、お子さんが生まれても、40歳を超えても消えないのだなと知った。これって、めちゃくちゃ怖くないか?

今の私は過去の記憶を思い出して落ち込むことが結構あって、思い出してしまう嫌な記憶が年々積み重なって行っている状況だ。そんな私はもうすぐ25歳。おすしさんより15歳も下だ。

40にして惑わずというにも関わらず、おすしさんは未だに小学校の記憶を思い出して落ち込んでいる。ということは、少なくとも私はこの先15年以上、今思い出しているような過去の嫌な記憶を思い出さなければいけないってことになるだろう。

怖……。


歳を重ねたらどうでもよくなったり、忘れたりするものだろうと思って今耐えていたのに、嫌な記憶は時間が経ったからといって、子供が生まれたからと言って、なくなるわけじゃないのだ。

人によって違うのだろうけど、この感じだと私も、40歳になっても小学校の頃の失敗を思い出して落ち込んでいるだろうと思う。

嫌な記憶を忘れるんじゃなくて、記憶たちとうまく付き合っていく覚悟を決めるしかないのかもしれない。

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