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心が少し軽くなるように

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#ぼくからぼくへ

夏の終わりは秋の始まり。

ある人が亡くなった。

居なくなった。

失くした。

見つからなくなった。

変わった。

そんな変化を毎日繰り返すぼくらは
気づけるくらいの大きな変化に
めっぽう弱い。

心を揺さぶられ、
足元が不安定になり、
『恐れ』を感じて、怖れる。

おわりがきたと、思うかい?

ある日ぼくは頭を抱えたよ。
『もう終わりだ。』と。

しかしある人は言った。
『はじまった。』と。

それは、
皮肉を交えた

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ぼくの話。

ぼくは演じているだけだった。
犬にかじられただけなのに、
大きな狼に噛まれたと泣いて、

そうして、大きくなってしまったんだ。
身体が。

ぼくには自らが出す、
『禁止令』が多く出ていた。

それは、
『ぼくがされたら嫌な事』を人にしない事。
それは、それは、
表向きにはとても良い事だ。
良い事なのだけれど。

ぼくには嫌な事がありすぎた。
あれもされたくない、これも言われたくない
こんな態度を取

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新年鉄道の朝。

新しい年を迎え
君は何を思うだろう。

どんなふうに年を越えただろう。

『ぼくなんて』という遠慮がちな君だけれど、
生きている、
人生の中で一番若い今年の君を

笑顔で過ごして欲しいんだ。

あれが嫌い。これが嫌い。
あれが出来ない。これはしたくない。



全て君の
スパイスにしてみないか。
そのピリッとした辛味を
楽しんでみては、どうかな。

色んなことを
わくわくできる君だから。
その直

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未来という名の、過去になる。

またやってきたね。
アポも取らずにやってくるそれは、
君の心を壊すもの。

汚い靴で
初めて見るような顔で
よーく知っている顔で
土足のまま
大きなバットを引きずって、

それはやってくる。

引きずるバットの
心と擦れたガラガラという音。
君は不快で、
頭を抱える。

『まただ。』
『また来たんだ、大嫌いなアレが。』

今まで乗り越えてきたものが
積み上げてきたものが、自信が、
ボコボコになる。

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良いわけがない。

大丈夫かい?

心配しなくて大丈夫。
君の思うとおりにしたらいい。

誰かが君を追い込むような事を言って、
言いくるめようとしたとして、
その通りにしなくていいよ。

あの人が言ったね。
『わたしは君が傷つく事を言う。けれどそれは君がさせてる事だから、傷つくな。』と。

どんな言い訳があろうとも、
傷つけていい理由にはならないんだ。

そんなことをいう奴に、
心を支配されないで、どうか。

逃げて

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