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実際大変? 高齢者住宅の夜勤をやってみて


ども!ケアパンです!

先日、こんな記事が目に飛び込んできました。



記事内容を要約すると・・

・特養、老健、GH等153箇所で夜勤に関するアンケートを集計
・2交代制では休憩仮眠時間平均は約2.5時間。 2割は「1時間」と答えた。
・労働者の健康と安全にとって有害な状態。一刻も早い改善が必要


この記事を読んだ私が最初に思ったことは、

夜勤って基本的にそこまで大変じゃないんだけどな・・

ということ。


今回は、これまでやってきた夜勤の経験や状況を盛り込みながら

私なりの夜勤についての意見を書かせていただきます。


※注意

この記事は私の私見が強く偏見も多いかもしれません。

あくまでも参考までに見ていただけると幸いです。





【結論】夜勤は毎回大変だとは限らない


一般的に、「夜勤がある」と友人に伝えると、


介護の夜勤ってすごく大変でしょ?


なんて言われる事が多いんじゃないでしょうか。

「あるある!」って聞こえてくる気がします(笑)


そうなんです。

一般的に「夜勤は大変」というのが定説。


「皆さんが休んでいる時に仕事をしている」

というところを考えてみれば、確かに大変になるのかもしれません。


しかしながら、私は・・・

「夜勤が大変」と思ったことはあまりありません。

むしろ、好んでいたと言っても過言じゃないかもしれません。



私が夜勤の経験があるのは・・・

・住宅型有料老人ホーム (25名程度)

・グループホーム

・サービス付き高齢者向け住宅(20名程度)   の3つ


要介護度も場所によってではありますが、介護3程度が平均。

排泄介助が必要な方が大多数。 もちろん、一人での夜勤です。



経験がない人からは、もしかしたら

「大変な状況でよくやってられるな〜」

と思われるかもしれません。



いやー、大変じゃないんですよ(笑)

もちろん、得意不得意はありますが、

夜勤の方が、仕事が捗る場合が大多数だってことがあります!笑


そりゃあ、毎回大変じゃないと言えば嘘にはなります。


考えられる例を挙げるなら・・

・排便が集中して何人も重なってその処理が大変。

・体調不良者の対応が大変

・緊急での対応があった場合大変。


こんなところでしょうか。

しかし、通常の夜勤業務では上記のような事が起こることはほとんどなく、

ほとんどの夜勤は

「時間を潰す事」が大変でした。



2交代制の夜勤だったので、17時頃から業務開始になるんですが、

19時過ぎにはほとんどの利用者さんはお部屋に帰られ、

各々の時間を過ごして、やがて眠りにつきます。


19時以降、眠る方が増えていくと

コールが鳴る回数はもちろん減ります。


時間が深くなるにつれ、静かな時間がずっと続くんです。

もちろん定時での見回りには行きますが、

異常がなければまた「待機」


その待機中、そこまで多く記録があるわけでもなかったので、

私は日中出来なかった仕事を一気に片付けていました(笑)


夜勤は電話がかかってくることも、来客が来ることも勿論ない為、

仕事が面白いほど進みます(笑)



大変なことといえば、

朝食の準備と朝の起床時間くらいでしょうか。


ここの時間配分さえ狂わなければ原則

「今日も無事に終わったー」

で定時には帰れました。



もちろん責任がある仕事なので、達成感もありますが、


何より色々な事に仕事をしながら取り組める点は


私が経験した夜勤の大きなメリットですね!




休憩が取れない事が少ない


そんな夜勤ですが、休憩時間は規定で2時間。


しかし、


実質ほとんどが休憩時間」なんて日も珍しくありませんでした!笑


入居されている方の体調不良や急変でもない限り、

夜は不気味なくらい静かです。


やる事がある程度落ち着く21時以降は

巡回の時間と稀になるコール対応以外は


あくまでも待機という名の休憩時間でした。


それから朝食準備を開始する4〜5時くらいになるまでは、

やる事をこなしても時間が余るので、

資格試験の勉強に当てたり、仮眠したり・・・


それはもう色々やらせていただきました!笑



もちろん、ごく稀に体調不良者がいたり、

救急搬送対応があったりと、

休憩時間が2時間程度しか取れない日もありました。


しかし、本当にそれは稀でしたね。

直接救急搬送対応があった夜勤は1回だけでした。



ともかく、本当に夜勤業務は・・


待機時間を如何に有意義なものにするか


がある意味一番大変だったかもしれません。




「2交代制の方が体が楽」元特養職員から言われる理由


転職で来られた元特養勤めの人から、こんなことをよく言われます。


「2交代制の方が体が楽」


これは私自身本当にそう思います。


その理由は・・・

明けの日が休みカウントにならない

という事です。



・・・何言ってるんだろう?


と思われた方もいるかと思いますが、


私が複数名から聞いた限りの情報ではありますが、


8時間の夜勤で・・

明け日を休みとしてカウントされてしまう所が結構あるようなんです


・・・・きついですよね(汗


しかも結構な確実で次の日「早番」とかある人もいたり。。。


例として挙げるならば・・・

入 22:00 出勤

明  6:00 退勤(休日扱い)

早  6:00 出勤


と言った組み合わせです。


これ、決まり上ありなのかなって毎回疑問に思うんですが、

私の周りの特養さんなんかはこの形でやっている所が多いです。

みなさんの地域はどうでしょうか?


ちなみに、

16時間勤務の場合

入 17:00 出社

明  9:00 退社(出勤扱い)

休 


が基本ベースとなるので、

十分体を休め、かつ休日も確保できる利点は大きいと

言われる方も多く言われます。




もちろん、

「拘束時間が長いのは嫌!」

という方もいらっしゃるので、価値観はそれぞれです。






まとめ

この記事でお伝えしたかったのは以下の3点です。

・夜勤は世間一般のイメージとギャップがある場合もある。
・休憩時間が取れない!という日はあまり感じられなかった。
・2交代の方が体が休められると言った意見が多かった。


一番最初にもお伝えしましたが、

あくまでもこれは私、ケアパンのバイアスがかかった意見となります。

丸々鵜呑みにするのは危険です!笑

やってみて、「大変じゃないか!嘘つき!」と言った苦情も受け付け兼ねます!笑


しかし、実際

「こういった夜勤の環境もあるんだよ〜」

と言った事をお伝えしたかったんです。


もし、今・・・

「夜勤がしんどい! 身体が続くか不安・・・」

と思っている方がいましたら、ぜひこの記事をご参考ください。



身体が資本な仕事だからこそ、長期で続けられる職場を

私は強くオススメいたします!




今回は以上となります。

他にも様々な記事を書かせていただいていますので、

是非サイトマップから、このnoteを冒険してみてください!



また、kindleで最近このような出版もさせていただきました。

ギュッと絞ったボリュームとなっています。

是非、ご一読ください!



それでは、あなたの一助になれますように。

ではまた!


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