【CM-Day Guide10】 プラットフォーム化するYouTubeで企業が生き残るには?株式会社エビリー 関小夏氏
こんにちは!運営の池口です。動画コンテンツを「マーケティング」する、エビリーの関さんについてご紹介したいと思います。
関さんは、建築設計事務所で5年ほどPR担当を務めたのち、2021年10月にエビリー入社。現在はPRの経験を生かし、国内最大級の動画SNSデータ分析ツール「kamui tracker」およびキャスティング事業等、YouTube関連事業のPR・マーケティングを担当されています。
動画マーケティングを展開されているエビリーさんのミッションは「ビデオテクノロジーとビッグデータで企業とクリエイターをエンパワーメントする」こと。まさに動画を活用した変革、DXの姿がここにありました。
みなさんご存じの通り、YouTubeの動画コンテンツは、コロナ禍以降、ますます増え続けています。エビリーさん調べでは、いわゆる「企業チャンネル」の再生数は、2016年の179億回に対し、2020年には437億回と約2.5倍の規模になっているとのこと。
ここまでチャンネルの規模が大きくなっている以上、企業は単に動画を制作するのではなく、ターゲットに合った動画を提供し、視聴傾向を分析し、次のアクションに結び付けることが重要です。
つくりっぱなしのYouTubeチャンネルを最大活用する3つのポイント
本セッションでは、Youtubeでチャンネルを開設している企業がやるべきことを3つのポイントに分けて紹介。3つのうち1つ「継続運用」をピックアップして紹介します。
YouTubeにアップされている動画は以上。動画コンテンツの企画を考えるときは、これらの動画の中からベンチマークするチャンネルをいくつか選定し、コンテンツ制作の参考すると制作の迷いを断ち切ることができます。
収集するコンテンツの軸は3つ。
①クリエイティブの参考/②ジャンルトップ/③企画
自社製品に近いチャンネルだけでなく「サムネイルがオシャレなチャンネル」「動画編集がすごいチャンネル」「企画の出し方がすごいチャンネル」など色々ベンチマークを持っておくと、コンテンツの型を考えやすくなり、結果として継続運用がしやすい環境が出来上がります。
動画が簡単に作れるようになったからこそ、明確に「こんな動画を作りたい!」というベンチマークを設定することは重要ですね。
また継続運用のもう1つのポイントとして、チャンネル成長フェーズを持っておく。自社のチャンネルがいまどのフェーズにあるか、いつ頃何を目指すのかを明確にしておくと継続しやすいと語ります。
・認知拡大期:ファン獲得のための下地を整える
・コアファン獲得期:リピーターの創出
・コンバージョン期:商品サイトへの流入
また継続運用の話以外にも、企業チャンネルのコンテンツ整理や目的の再設計方法など、運営するときに使える具体的なノウハウが語られています。
個人的に印象的だったのは、視聴傾向など、マーケティング的数字を踏まえた改善提案が多かった点。「なんとなく」で動画を改訂するのではなく、改善すべき根拠と数字を述べた上で、動画を改善していく。セッションの形そのものも、動画DXというミッションを掲げるエビリーさんらしいと感じました。
企業チャンネルの運用のコツが分かりやすく紹介されているため、YouTubeで企業チャンネルを支援している方や、内製化をしているがなかなか成果が出ていない方に特におススメのセッションです!
予告動画
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