【整備記録】 スシ24-508(北斗星食堂車 / JR北海道)
北斗星1・2号に組成する、7号車「スシ24-508」を整備します。
こちらの種車は、TOMIXの北斗星1・2号から捻出しています。
JR北海道の食堂車は4両ありますが、501~503と違い、508は2重の帯であるアルコン帯が特徴です。
室内も他の食堂車とはテーブルや椅子が異なったり、カーテン上など違う装飾が施されていました。
施工前
tomixのスシは、テーブルランプを点灯させるために、床が高くなっています。そのため、室内の高さというか空間がほとんどないので、表現が難しいですがなるべく再現したいです。
全体的にアイボリーの内装パーツで再現されているため印象が違ってしまうのでここも色を変えて再現したいです。
508の一番の特徴はカーテンボックスの部分の装飾なのでそれが表現できればよいかなと思います。
内装再現
食堂・グランシャリオ
写真を見ると、床のカーペットと椅子は同じような赤だったみたいですが、差をつけたいのでそれぞれ少し違う赤を使ってみました。
また、椅子には金の縁取りがされていたので、マーカーで表現してみました。
車内は全体的に濃茶の雰囲気だったので、それも再現できたかなと思います。
窓枠は、上下に焦げ茶のマステを張り、柱の部分は柱+カーテンを取り付けています。結構いい感じになりました。
一番は、1号車側入り口のステンドグラスと、食堂と厨房の堺?にあるステンドグラスです。
これも、実際の写真を見ながらかなり頑張って再現してみたのですが、取り付けようとしたらそこまで高さを使うことができなかったので全体が見えなくて残念です。
厨房
配膳台やコンロなどは再現せず、壁面の棚や電子レンジ、冷蔵庫らしきものを再現してみました。
スシの窓は狭くほとんど見えないのでこれぐらいでいいかな…と妥協してしまいました。
廊下
廊下についてはほとんど資料がなかったため、作るのに苦労しました。
食堂の扉までと扉から廊下の内装を分けていて、食堂側の内装デザインはそのまま使っています。廊下側はアイボリーの内装色にしました。
カーペットの色は食堂と同じにしました。
それ以外には、途中にあった水飲み場も再現しています。遠目だと良くわかりませんが。
あとは、廊下からの食堂車への入り口ですが、最初は内装表現の端に扉をつけたのですが、ボディをはめたら窓のところに扉が来てしまいました。
おかしいと思って調べたところ、扉は廊下側の1つ目の窓と2つ目の窓の間にあるみたいだったので、そこをちょっと修正して再現し直しました。外からだと全くわからない自己満ポイントになりました…
デッキ(1号車側)
ここには物置などがあるようなのですが、通常はブラインドが閉まっていることが多いようなので、内装は再現せずにブラインドを貼り付けて終わりにしました。
室内灯
幅広が指定されているのでこちらを使います。
プリズムの加工
スシはプリズムをつけていても干渉しませんが、1号車側の荷物室まで照らしたい場合はプリズムを外さないとつかないかと思います。
デッキはブラインドを閉じますし、自分はプリズムを生かしたかったので仕切りの手前で切り落としました。
色調補正、加工
色は、食堂側はオレンジ、厨房側は蛍光灯色にします。
装着してみると、結構いい感じになったと思いますが、明るすぎるので食堂のテーブルランプがついているのかはわかりにくくなりますね…
どうしてもプリズムは下がってきてしまうので、プリズムを外して車両端まで伸ばしても良いのかもしれません。
あと、他のロイヤルなどと同じでオレンジ色の暖色系にしてみたのですが、室内が赤系ということもあってか室内灯を点けるとめっちゃ赤くなってしまいました。
遠目に見ても、やけに赤い感じになります。とりあえずは仕方ないですがどうにかできないかな…とも思います。。
全景
素組のアイボリー一色の時よりも「食堂」感が一気に増しました。
すごく落ち着いた雰囲気で良くなったと思います。
テーブルランプも、赤一色だったのを傘以外の部分をポスカの茶色で塗ってみましたが効果はあるのかないのか…という感じです。
カーテンボックスもすごく効果があってとても良いのですが、室内灯をつけると隠れてしまって全く見えないですね。
見えるようにするなら、薄めの室内灯を天井に貼り付けるしかなさそうです。
やはり、窓が多くて反対側まで見通せる車両は、窓側の内装も作るととても見栄えが良くなりますね。
大変ですがやった甲斐があったと思います。
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