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クラスター5人目の初期メンバーへインタビュー!!cluster低迷時期も経験、共に歩んできた5年間とは。

今回は、クラスターの5人目の社員、サーバーサイド・Android開発エンジニアとしてマルチにこなすkyokomiさんにお話を伺いました!
kyokomiさんは代表が大学生の頃からの知り合いで、クラスターでの業務は今年で5年目のクラスター初期メンバーです。

そんなkyokomiさんに、これまでのクラスターの事業・サービス、及び会社の歴史について、またそれぞれとどのように関わってきたかなどを詳しく聞いてみました!
またkyokomiさんが仕事をする上で大切にしていること、またこれから仲間になるメンバーに求めたいことなども聞くことができました。

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kyokomi氏 略歴
香川県出身。
SIerで4年就業後、某ソーシャルゲーム開発の会社に入社。サーバーサイド、及びiOS/Android開発に従事。その後Go言語を学び、それを活かせるGunosyへ転職。
2016年10月にクラスターにジョインしてからは、サーバーサイド、Android開発などをを担う。また、会社の制度づくりなども積極的に遂行。
アニメ/ゲーム全般・ポーカー・麻雀・ボードゲーム・ダーツなどが趣味で、クラスター内でもそれらの部活を中心となって運営。
<インタビュー目次>
①現在のクラスターでのお仕事内容は?
②クラスターに入社したきっかけはどんなことだったんですか?
③クラスター初期〜これまで、kyokomiさんが“cluster”とどのように関わられてきたか教えてください!
④クラスターのカルチャー作りなどにも様々な面で関わられてきたと聞いたのですが、具体的に教えてください!
⑤kyokomiさんが仕事をする上で大切にしていることはどんなことですか?
⑥クラスターに入社してやりがいに思っていることはどんなことですか?
⑦これからクラスターにてやってみたいこと、実現したいことはありますか?
⑧「こんな人と一緒に働いてみたい」「こんな人がクラスターのエンジニアに向いている」などがあれば教えてください。

①現在のクラスターでのお仕事内容は?

現在、outroom班※に所属し、サーバーサイドエンジニアとして機能改修や新規機能の追加などの手を動かしつつ、Androidアプリ開発も行っています。
プロダクトマネージャーやデザイナーなど他セクションのメンバーとのやり取りなどを行って開発を円滑に進めていけるよう動いたりしています。

※outroom班…clusterのワールドやイベントが開催されている部分(3D、リアルタイム通信、単一コンテンツへの没入)を「inroom」、イベントやワールドを選択したり、フレンドの情報などを見る部分(2D、 非リアルタイム通信,、複数コンテンツの一覧)を「outroom」と呼ぶ。

Gunosy→フリーランス→クラスター。高速PDCAを回し、“スタートアップらしくない”クラスターに安心して入社を決意。

②クラスターに入社したきっかけはどんなことだったんですか?

実は自分がクラスターで仕事を始めた当初は、業務委託としてジョインしていたんですよ。
2016年当時、勤めていたGunosyを辞めてフリーランスとして複数社のお手伝いをしていたんですが、その中のひとつがクラスターでした。

Gunosyでの仕事はやりたかったGo言語を書くことができて、優秀なメンバーにも恵まれとてもやりがいがあったのですが、ちょうど30歳というタイミングもあり、改めて自分のキャリアを見つめ、色々な会社のあり方やサービスを見てみたいと思いフリーランスになったんですよね。
元々、加藤さんとは個人でCocos2d-xを使ってゲームを開発していたときTwitterを通してCocos2d-xの知見を共有したりしていたこともあり、退職したツイート後に声をかけてもらった感じです。

実は当時VRってあまりピンときてはいなかったんですが、加藤さんの話を聞いて自分が大好きな「楽園追放」の映画の世界に近いなとすごくイメージが沸きました。

フリーランスで関わった会社はそれぞれまったく違う業種だったんですが、そのうちクラスターでの仕事が楽しくなり、週5でクラスターに携わるようになってから、正社員として改めて入社することになりました。

業務委託として関わり始めた時、当時クラスターはまだ創業2年目、人数も4人という状況で、正直「うまくいくのかな」「稼働高いのかな」という不安はありました。でも、手伝い始めたら、思った以上に落ち着いていたんですよね。遅くても21時くらいにはみんな帰っていて、何だか拍子抜けしましたね(笑)
でも、それにはちゃんと理由があって、毎週スクラムっぽい感じで1〜2週間の開発状況の振り返りをし、より開発効率を高めるにはどうしたらよいか?などの議論が当時からきちんとなされていたからなんです。
たった4人でもそのPDCAがきちんと回されていて、下手な大手企業よりもよっぽどちゃんとしているな(笑)とびっくりしました。

自分も効率を上げるために「こういうことをやってみたらどうかな?」という意見を出すと、「よさそう!明日からやりましょう!」みたいに意思決定も行動も早く、すぐにTryさせてもらえることが多くてとても気持よかったのも覚えています。
超稼働しなくても、それ相当の結果が出ていてチームも自分も成長していけそう「この会社なら大丈夫だな」と確信できたので、社員としての入社を決めた感じですね!

クラスター5人目の初期メンバーへインタビュー!!cluster低迷時期も経験、共に歩んできた5年間とは。-クラスターメンバー紹介 (1)

▲入社した頃にkyokomiが書き込んだ会社のホワイトボード。タスクや目標など頭の中をこうして書いて整理していたよう。
マーク・ザッカーバーグの「完璧を目指すよりまず終わらせろ」は今でもkyokomiさんの開発の基本となっているとのこと。

クラスター5人目の初期メンバーへインタビュー!!cluster低迷時期も経験、共に歩んできた5年間とは。-クラスターメンバー紹介 (2)

▲入社した頃のオフィス写真。今よりも“おうち感”のあるオフィスでした。

clusterの低迷時期を経験。乗り越えられたのは、クラスターのメンバー以上に良い仲間はいないと確信したから。

③クラスター初期〜これまで、kyokomiさんが“cluster”とどのように関わられてきたか教えてください!

ーkyokomiさんがジョインされた時、clusterはどんな状況だったんですか?
そうですね、僕が携わる少し前、clusterはまだα版でした。
ゼーガペインとコラボしてイベントを実施していた頃ですね。

このα版を半年くらいかけてリニューアルするという時から、自分もまずはサーバーサイドで関わり始めました。
これまで自分が学んできたGo言語を活かすことができましたし、実は全く未経験だったUnityでC#を書いたりしていました。

自分を入れて5人しかいないため、その時に必要なことはできそうな人が何でもやってみる、という感じでしたね。
業務中に入門書を読みながら実装していく、という状況はとてもワクワクしましたし、個人的にいずれUnityでローグライクやSRPGなどのゲームもつくってみたいと思っていた自分にとっては有り難い環境で、まさにスタートアップの醍醐味ですね。

当時は常に“今この機能が欲しい”、“誰がどのようにやるのが一番早いか”
これを大体7割くらいの完成度をゴール
にしてみんなで最善策を考えていました。

今でもこの仕事の進め方はクラスターの制作チームのひとつの指針としてclusterカルチャーなどで引き継がれていると思いますが、スピードとクオリティのバランスを保ちながら、残りの3割はリリースした後に潰しやすいよう、ガチガチにつくり過ぎず、遊びを残しながら設計していけたんじゃないかなと思っています。

ーリニューアル版がリリースされてからはよりユーザー数が伸びて行った感じですか?
いやそれがですね、確かに以前よりは少し人が増えたんですが、「イベントには来るけどデイリーのユーザーは少ない」という状況が続きまして。
バーチャルイベントを事業化している事例が他にないこともあり、あるとしても勉強会とかの用途くらいで、毎日イベントがあるわけではないため1年弱は、いわゆるclusterの低迷・忍耐の時期でしたね。

思いを込めてリニューアルしたclusterでしたが、サービスを維持するためのサーバー費用もかかっていたことを一番近いところで“危機感”として実感していた自分は、たとえクローズしてもそれは新しい道に進むためにはしかたないと思っていました。
実際、半年くらいclusterは放置して別のサービス(iOSアプリ開発)なども行ったりしていた時期もありましたね。

でも、そんな厳しい状況でも「他に転職したい」とか「クラスターを辞めたい」とは一切思わなかったんですよね。

一時ですが、加藤さんの壁打ち役になったりしていたこともあって必死に打開策を練っているのももちろん知っていましたし、この会社は本当に優秀なメンバーが集まっていて、それぞれの為人を深く知れば知るほど、ここのメンバーを抜けてまで行きたい会社はないなと思っていました。
「自分はこれが好き」と素直に言えて、それを愚直に行っているメンバーをとてもリスペクトしていましたし、加藤さんが諦めるという選択をする以外は、ついていこうと決めていました。

ーその苦しい状況はどのように脱出したんですか?
ちょうど2017年の末、バーチャルYouTuberブームが到来したんですよね。

この流れをclusterのチャンスにするべく、バーチャルYouTuberに使ってもらえるインフラ開発・提供をすることが決定し、2ヶ月弱でユーザーがアバターを自由にアップロードできる機能をリリースしました。やはりやると決めたら早いんですよね、この会社(笑)

その記念イベントで開催した月ノ美兎さんのVRイベントでは、開催の瞬間に想定していた以上のユーザーが殺到し、何とサーバーが落ちてしまいました。これまでの忍耐の時期を考えると大変嬉しいことではあったのですが、サーバーエンジニアとしては完全に敗北してしまった苦い思い出ですね(苦笑)

2018年にはどんどんメンバーも増え、自分も手を動かすだけではなく、メンバーの育成やマネージメント、開発が円滑に進むための他チームとのすり合わせなどの業務も増えていきました。
2019年にはスマホリリースが決まり、iOS/Android開発に力を入れるようになるんですが、個人でAndroidアプリ開発を継続してやっていたことや前職などの経験を活かすことができてよかったです。

4年前にリモートワーク、体験入社導入を自ら提案!さらに様々な部活動も積極的に開催。

④クラスターのカルチャーづくりなどにも様々な面で関わられてきたと聞いたのですが、具体的に教えてください。

ー今では当たり前になっている「リモートワーク」「体験入社」もkyokomiさんからの提案だったと聞きました!
そうですね、自分がクラスターに入社して1年ほどした2017年くらいの時、メンバーも7、8人になり、一度僕から生産性を上げるために「リモートワーク」を提案したんです。

まずは週1からトライしてみて、コアタイムをつくったり色々なパターンをこれまで試行錯誤してきたんですけど、リモートを取り入れるとメンバーがより生き生きしてくることがわかったんですよね。やはり人間、ライフワークも充実すると、仕事でもよりポジティブな姿勢になってくるんです。
これまでのこの経験や知見が、現状下のリモートワークにも活きているかなと思いますね。

体験入社の導入も、これもちょうど2017年の頃でしょうか。
自分自身がクラスターが4社目、フリーランスで関わった会社を含めて色々な会社を見て来たんですけど、どんなにスキルがある人でも、カルチャーがミスマッチだと全力を発揮なかったり辞めてしまうという場面をたくさん見てきたんですよね。
だからこそ、僕も前職を辞めた時、業務委託というかたちを通して色々な会社を覗いてカルチャーマッチを確かめたかったんですね。

加藤さんに、クラスターの採用活動の中で体験入社の導入を提案したところ、すぐに動いてくれて。
今でこそ取り入れている会社も増えてきましたが、当時はまだ珍しかったと思うんです。
リモートワークの時もそうなんですけど、加藤さんって、そのあたりは本当に柔軟なんですよね〜

現在はポジションによりますが、クラスターの採用フローの中に今も2、3日の体験入社として組み込んでもらっていて、結果、会社にとっても候補者にとっても良い機会になっていると思います。

ークラスターの「部活動」も積極的にリードされているとか?
今はこの状況のため残念ながら実施ができていないんですが、「ポーカー」「ボードゲーム」などマインドスポーツをメインによく周りを巻き込んで活動していました!時には就業後、毎日やっていたこともありましたね。
よければブログにも記載しているのでご覧ください

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クラスター5人目の初期メンバーへインタビュー!!cluster低迷時期も経験、共に歩んできた5年間とは。-クラスターメンバー紹介 (3)

▲終業後、メンバーとオフィスでポーカーを楽しんでいる様子。クラスターのロゴが旧Ver.ですね。

このような部活を通して深いコミュニケーションが取れるようになったり、より強固な仲間意識を築くことができると思うんですよね。

さらに、マインドスポーツなので先読みする力を身につけられたり、先ほど話したクオリティ×スピードを常に意識するので、仕事にも通ずることが多いところが個人的にはとても好きです。
プロダクト開発で大切なことはポーカーで学んだ...
といっても過言かもしれませんが、それくらい学びがあります(笑)

オンラインでできないこともないのですが、やはり対面ならではの良さがあるゲームなので、今はオンライン麻雀をやったり、常にclub系チャンネルで話題を絶やさないようにはネタを投下するよう勤めています!

メンバーが円滑にかつ“楽しく”仕事ができるように工夫をするのが自分の役目。


⑤kyokomiさんが仕事をする上で大切にしていることはどんなことですか?

新機能開発や機能追加などでプロダクトマネージャーやデザイナーからの要望や提案などをそのままの内容で鵜呑みにせずに、「やりたいことが他にあるんじゃないのか」「顧客目線だとこっちのやり方でも良いのではないか」「今の開発状況や将来を考えると他の手段のほうがいいのではないか」など、一度よく立ち止まって考えるように意識してますかね。

あとは、同じ仕事でも自分を含めたメンバー全員がつまらなくならないよう、楽しく仕事ができるようにしたいなと思ってます。
今だとフルリモート勤務になっているため、Discordを使ってコミュニケーションの活性化、一緒に仕事をしている雰囲気作りを試してみたりしています。
雑談とかから新しい発見や気付きがあったりするので、フルリモートでも雑談が発生するにはどうしたらいいんだろうか?とかは考えたりして試行錯誤してます。

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▲Discordを使って、リモートワークでもコミュニケーションが積極的に取れるように工夫。

何でもやってみたい性分だからこそ、マルチスキルを求められる環境はありがたい。


⑥クラスターに入社してやりがいに思っていることはどんなことですか?

大きく分けて3つあります。

まず、加藤さんが最初に立てたピンがまったくブレていないんですよね。
VR空間でプラットフォームをつくりたいというゴールに向かうその過程は沢山道があって正解はないと思うんですが、だからこそ楽しいなと思っています。

2つ目は、先ほども話したすごいなと思えるメンバーが多いことです。
人数が増えた今でも、技術的にも優秀でとにかく“面白い”と思える人が多い。ここはカルチャーマッチを妥協せずに採用してきた結果だと思うんですが、刺激をもらえる仲間がいることは幸せですね。

最後は、マルチスキルを求められている点ですかね。大きい会社だとより専門性を求められることが多くなりそうですが、色々やりたい性分の自分にとっては、とてもやりがいに感じることが多いです。

clusterからMMORPGのようなゲーム、億万長者を生み出したい!!


⑦これからクラスターにてやってみたいこと、実現したいことはありますか?

個人的には、今のoutroom班でどんどんマルチな開発できるメンバーを増やしていけるチームにしていきたいと思っています。それによって新しい体験、新しい価値を素早く提供していきたいですね。

clusterのワールド機能を増やして、Cookie ClickerやFlappyBirdみたいな、インディーズでバズって、インディー作者が億万長者になるようなことを実現できたらいいなあと思っています。

あとは、カジュアルゲーム以外でもMMORPGみたいなものがclusterから誕生したらいいですね。昔めっちゃハマってたネトゲとかみたいな感じで、毎日露店で相場を確認したり、ダンジョンでとってきたものやつくったものを売ったり買ったりみたいな経済に繋げられる世界もいいですね。

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▲clusterのワールドに入ってインタビューを受けるkyokomiさん

一つのことに情熱を捧げられる人、インプット・アウトプットを継続できる人に仲間になって欲しい!


⑧「こんな人と一緒に働いてみたい」「こんな人がクラスターのエンジニアに向いている」などがあれば教えてください

趣味でも技術でも何でもいいんですが、ひとつのことに熱量を捧げられる人がクラスター社との相性がいいと思います。
それについて熱く語れる人からは互いに様々な学びがあるし、clusterの中ではその好きなものを乗せやすい性質もありますしね。

それから、Twitterで息をするように発言している人、オンラインでのコミュニケーションに慣れている人でしょうか。もちろん、人のことを配慮したコミュニケーションを前提に、例えば「あ〜今日も疲れた〜」みたいなことを素直にSlackで呟ける人が馴染みやすい気がします(笑)

僕も、常に新しい技術や情報などのキャッチアップしては、まずは自分でも手を動かして触ってみたりして、アプトプット・発信するようにしていますが、これからもその部分は大切にしていきたいですね!

インタビューを終えて


クラスターの低迷・忍耐期について知ってはいたものの、実際にその時期を経験した当事者から直接話を聞くと、kyokomiさんを始めとした当時のメンバーがいるからこそ、今のクラスターがあるんだと感謝の気持ちでいっぱいになりました!

また、今のクラスターの働きやすさやミスマッチのない採用の土台をつくってくれたのもkyokomiさんだったということがわかり、本当にクラスターにとって影響力のある人なんだと実感しました。

クラスター社は事業拡大のため絶賛採用強化中! kyokomiさんと一緒にエンジニアとして活躍してくれる方からの応募をお待ちしております!


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