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25年以上在籍したゲーム業界から離れてクラスターに入社!CGデザイナーの小海さんにインタビュー。

今回は、CGデザイナーの小海さんにお話を伺いました。25年以上ゲーム業界で活躍された後に全くの別業界へ入社を決めた理由や、自社プラットフォームを持つクラスターならではの仕事のやりがいなどについて語っていただきました。

【こちらの記事ではこのようなことを話しています!】

入社理由:
• モバイルゲーム業界で閉塞感を感じ、バーチャルリアリティに可能性を見出してクラスター社に入社。
メタバースに感じる可能性について:
• VRを使った歴史や未来の体験に興味があり、メタバースの活用に期待している。
仕事の進め方:
• 仕事を進めるにあたってゲーム業界とのギャップはあまり感じていない。clusterのユーザーの自由な表現や制作事例を参考にすることも。
社内文化ややりがい:
• チャットや作業通話などでリモートワークでも円滑なコミュニケーションが取れている。クライアントやユーザーさんの反応が仕事のやりがい。
こんな人に来てほしい:
• 誰かを驚かせようという視点を持ち、自分の意見を持ってプラスアルファの価値を提供できる人物と一緒に働きたい。

プロフィール
小海 聡(コカイ アキラ)

 
クラスター株式会社 CG制作グループ
高校卒業後、CGに興味を持ち上京。その後アメリカに渡りCG制作を学ぶ。株式会社スクウェアに転籍し、キャラクターモデラーとしてキャリアをスタート。ゲーム業界に25年以上在籍後、2024年1月にクラスター社に入社。エンタープライズ事業部に所属し、様々なクライアント様の要望に合わせた会場制作を担当。


インタビューを受ける小海さん
撮影ワールド:ためいきの砂浜~サブ音声~(ワールド制作者:しかくいすいかさん)

思い切って違う業界に目を向けてみた

ーまずは今までのご経歴について教えてください。
小海:工業高校を卒業後、映画を作りたくてCGを学べる学校に入学しました。当時はCGという言葉自体が今ほど一般認知されておらず、トイストーリーでフルCGという言葉が使われ始めた頃です。だいぶ昔の話ですね。
その後は、映画=アメリカというイメージがあったので、渡米してCG制作を学びました。英語は喋れませんでしたが、ノリでとりあえず行ったら何とかなるだろうってスタンスで行きましたね(笑)

帰国後はCGが扱えるというだけで重宝されたので、様々な企業さんと関わりを持つことが出来ました。卒業後はご縁あってゲーム業界と繋がり、デザイン以外にもディレクション、プランニング、マネジメントまで幅広く担当してきました。


ー小海さんはゲーム業界に25年以上いらっしゃったんですよね。このタイミングで、なぜクラスターに入社を決めたのでしょうか?
小海:直近10年ほどはモバイルゲーム業界にいましたが、自分の価値観とは合わず閉塞感を感じていたこともあり、思い切って違う業界に目を向け始めたんです。 正直、最初はもうバイク屋さんになろうかなと考えていました(笑)学生の時にエンジンを学んでいて、ものづくりは好きだったので、デバイスがデジタルから物理的なものに変わるだけで根本は一緒かなと。

とはいえ、自分のキャリアを全部台無しにするのも勿体無いという思いもあったので、キャリアを活かせる場所としてバーチャルリアリティに可能性を感じたこと、自社でプラットフォームを持っていることに魅力を感じてクラスターに入社を決めました!

ー元々メタバースにも興味を持っていたのでしょうか?
小海:正直、メタバースという言葉自体にそこまで興味はなかったのですが、自分が表現したいことはメタバースそのものなんじゃないかなとは思います。

自分は現実世界の時間軸に興味があって、例えば自分が住んでいる場所は、生まれた時はどんな場所だったんだろうとか、そのもっと過去は何があったんだろうとか。そういった現代に至るまでの転換や自分がその時に何を感じるのかに興味があるんです。

それって歴史の本とかで知ることは出来ると思うんですけど、体験には落ちていないんですよね。なので、もっとVRをそういった場に活用したいという思いがあります。

例えば学校の地理や歴史の授業でVRが活用されて、歴史そのものを体験できるなら、授業を面白く感じる人も増えると思いますし、可能性が広がるのではないでしょうか。過去だけではなく、未来についても一緒で、AIの進化で人間の暮らしがどうなっていくのかなど興味はつきないですし、それを体験に落とし込んだら面白いだろうなと感じています。

制作でもユーザーさんに助けられている

ーありがとうございます。続いて、小海さんはゲーム業界からクラスターに入られたということで、入ってみてのギャップや違いを教えていただけますか?
小海:そんなに違いは感じていないですね。ゲーム業界の方だったら誰でも来やすいと思います。Unityを触るってところも一緒ですし。

特に自分でコンセプトを決めて、世界観を提示して、フィードバックを受けながらどんどん世界観を濃くしていくという流れは、ゲームを作るやり方とクラスターの案件でそこまで変わらないと思います。

ただ、ゲームだとコントローラーを動かした瞬間の気持ち良さ、例えば何かボタンを押して剣を振った時の気持ち良さとか、歩き出した時の一歩を気持ち良くするとか、を大切にしているんですが、clusterだとユーザーさんのアバターがこちらが意図しない動きをするのが面白いですね。ゲームより自由度が高いというか。 狙い通りに使ってもらえるよう設計するのは一緒ですが、それ以上の使い方をする人がいるのがclusterの面白さだと思います。


ー確かに。それがcluster含めUGCの面白さでもありますよね!
小海:そうですね!お客様であるユーザーの皆さんが、自分達と同じ環境で物を作れる。本当に同じツールで同じ仕様の中で作っているんでそれが面白いなと感じます。

その膨大な量の制作事例は自分が制作をする上でもすごく役立っていて、自分はゲーム業界がそこそこ長い方なので「最終的にこんな表現をしたいな」みたいなのはプランとしていくつも出てくるんですけど、やっぱりそれをclusterで表現するにはどうやって作ったらいいんだろうっていう疑問は出てきたりするんですよね。

でもclusterならその表現の仕方を検索にかければ、ユーザーさんが同じような表現や作品を作っていたりするんで、「なんかすごい助かる!参考になる!!」みたいな事例がたくさんあるので助かっています(笑)


ーユーザーさんの表現も参考にされているんですね!
実際、入社して1ヶ月目ぐらいから、仕様を覚えながら制作を始めていたんですけど、分からないことは検索すればほとんどユーザーさんの事例で調べられました。

普通だったら先輩に聞いたりとか、プログラマーさんに聞いたりとかってすると思うんですけど、自分だけでも解決していけるのはすごいなと感じましたね。ユーザーさんに助けられるという視点はゲーム側にいるとあまり感じないので一番驚いたところでもあります。

もちろんクラスターの社内文化的にもとてもオープンで、色々な技術が分かりやすくまとまっていて、スムーズに作業を始められる流れが出来ていたのも助かりました。

お客さんの喜ぶ顔が仕事のやりがい

ー社内文化という点で、クラスター社の特徴とも言えるアバターやチャットについてはどう感じましたか?
アバターは皆さんインタビューで話されていると思いますけど、最初は顔と名前が全く一致しないです(笑)


チャットについては、みんな発言がすごく活発なので、その言葉のちょっとしたワードからアイディアが生まれるのが良いですね!
ただ実際、僕が活用しているのはチャットよりハドル(ボイスチャット)の方が多いかもしれません。常に繋ぎっぱなしでメンバーと喋っています。くだらない話から、作業で分からないことを画面共有で教えてもらったりと、リモートワークの難しさを感じさせない環境になっていて助かっていますね。入社前はリモートへの不安感もありましたが、入社して半年、想定していたよりもスムーズに仕事が出来ています!


ーすぐに聞ける体制が整っているのはいいですね!小海さんは入社して半年ということですが、仕事のやりがいについても聞かせていただけますか?
小海:これはゲームも一緒なんですけど、最終的に手に取ってくださるお客様の顔を想像しながら作業している時が一番楽しいんですよね。
この間クライアント様にお会いする機会があったんですけど、自分が作っていた時に想像していた最高の笑顔で、実際に接してくれて「やったぜ!」って思いました。「そうそうこんな顔してると思った!」みたいな。その笑顔をリアルで見れたことは本当に嬉しかったですね。初めて手掛けた会場という事もありXのエゴサもすごいやっちゃいましたが好評を頂けてるようで安心しました。お客さんの反応が大きいほど、やっていてよかったなと感じます。


ーありがとうございます!最後にチームで一緒に働きたいと思う人物像を教えてください。
小海:内圧の高い人。簡単に言うとまずは誰かを驚かせようという視点を大切にしてる人と一緒に働けたら嬉しいです。
エンタープライズの仕事は企業であるクライアント様と一緒に作り上げていくのが主目的なので、言われたことだけをやることも出来ますが、そこにプラスアルファの価値をつけることが大切だと思っています。
特にクラスターでは2〜3人でチームを組むので、自分の意見も通りやすいのが特徴です。例えば自分が関わるならこういう表現をしようとか、ここに手をかけたらお客様は喜んでくれるんじゃないかなとか。個人のアイディアって、組んでいるチームの人数が多いほど薄まってしまうと思うんですが、クラスターではそれが全くありません。

時代としても、AIの急速な発展で将来的には誰でも全ての分野で一定レベルのことができるようになると思います。そんな中で、自分が関わることでどんな変化が起こせるのかを考えられる人が求められていくはずです。

クラスターでは自分の意見が反映されやすい環境なので、一緒により良いものを作っていきたいですね!
少しでも興味を持ってくれた人はこちらの求人もご覧いただけたら嬉しいです。


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