今注目のメタバースイベントの裏側に迫る!ディレクター・スタジオエンジニアの2人にインタビュー!
cluster上のイベントにおけるクライアントへの企画、提案、納品までのディレクションを一気通貫で行うエンタープライズ事業部。
今回はエンタープライズ事業部のイベントディレクター川口さんと、スタジオエンジニア(ライブ配信エンジニア)諸富さんにインタビューをしました。
密に連携しながら、最高のイベントをつくりあげる2人。今注目のメタバースイベントの裏側やこれから一緒に働きたい人について語っていただきました!
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川口 十字:
慶應義塾大学在学中、インターン生としてクラスターに入社。入社3年目の現在は、エンタープライズ事業部のディレクターとして活躍。2022年上半期 社内表彰「加速賞」受賞。
諸富 寛明:
前職はコロプラ。新規事業開発室のXRエンジニアとしてVTuberのシステム開発に携わる。2021年1月クラスター入社。VRイベントにおけるCGデータ、スタジオシステムのエンジニアを担当。
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ーまずは、お二人の入社のきっかけを教えてください。
川口:大学在学中にいくつかの企業でインターンをしたのですが、一番、作りたい世界観が合うなと感じたのがクラスターでした。インターンを経て、そのまま新卒で入社をしました。
諸富:前職では、VTuberによるVRイベントの制作・演出を担当していました。clusterを知ったきっかけは、前職でclusterを使ったライブイベントをやりましょうという話があったからです。そのつながりもあり、もっと深く関わりたいなと思い入社しました。
ーそれぞれの仕事の役割について教えてください。
川口:進行管理〜当日のディレクションまで、企画全体を統括するのがディレクターの役割です。円滑なCG制作・イベント運営ができるかどうかはディレクターの采配にかかっているとも言えるかなと思います。
ディレクターの業務は、プランナーが繋いでくれたクライアントに対して、クライアントが思い描くメタバースの世界観を具現化し、要件に落とし込むところから始まります。
イベントはプロモーション目的で開催されることも多いですが、社内行事の一環として使う場合もあり、様々です。またクライアントに応じて、メタバースイベントに対する理解度や要望も変わります。そこで私たちはcluster上ではどこまでが実現可能で、どうやったら理想に近い形で表現できるのか、スタジオチームと連携しながらクライアントに提案しています。
諸富:スタジオチームは、clusterのアプリケーションの技術仕様と、アプリケーション単体では困難な要件を把握し、スタジオという物理的な環境をもってイベント実施の課題解決と品質の担保をするのが役割です。
clusterのイベントのテクニカル要件は空間の設計や演出の要望、台本構成によって大きく変わります。様々な要望や条件を踏まえた上で、いかにスタジオの技術知見をもってイベントに最大価値を生むかを常々考えています。
ディレクターチームの技術面をサポートし、円滑にイベントの成功へと導くことがミッションでもあります。
ー当日のイベント運営のイメージも知りたいです。
川口:運営人数はイベントの規模に応じてディレクターが決めています。ミニマムでもプランナー1人・ディレクター1人・スタジオチーム1人で3名は必要ですね。10数名運営メンバーが必要な場合もありますし、イベントの要件によって変わります。
当日の運営は準備段階でほぼ決まると言えるので、クライアントが作成した台本の確認やリハの実施もディレクター主導で行っています。
諸富:私たちも準備段階で、テクニカルの観点からオペレーションに支障がないか、システム構成に無理はないか、予めトラブル発生の芽を摘み取ります。バーチャルだからといって無制限にアイデアを実現出来るわけではないので、事前にクライアントとの認識のすり合わせは非常に大切ですね。
どのイベントのポジションでも言えることですが、場数を踏むと現場で発生しやすいトラブルのポイントが分かります。
「大丈夫だろう」は、大抵大丈夫ではないので。常に予測してトラブルの芽を摘むことを意識しています。
ー今までの現場での経験を踏まえて、ディレクターやスタジオエンジニアに必要な能力はなんだと思いますか。
川口:体系化できることは大事ですね。ディレクターが誰に何をお願いするのかを決めて、その人がきちんと動けているのかを把握していなければ、現場は混乱してしまいます。あとは、トラブル対応能力も必要ではないでしょうか。ディレクターが動揺するとメンバーにも伝わるので、何が起きても動じずに冷静に指示を出せる人が向いています。ただ、これは能力というより場数をどれだけ経験したかや性格も関係あるかもしれません。あとは今のトレンドが何かは意識してみています。リアルなイベントを参考にすることもありますし、メタバースイベントでどんな表現をしているかも参考にしています。
諸富:まず、映像、音響、ネットワーク、モーションキャプチャーやVRと、複数の技術分野を横断することが多いです。メタバースという正解のない分野では、目に見えないものを描いて形にする力が大切になってきます。
"目に見えないもの"という点で言えば、音楽制作や音響が好きな方は適応しやすいかもしれません。未知見なものも脳内で描いてシステム図をつくっていけるような方が、適性があると言えるのではないでしょうか。
ーありがとうございます。続いて社風についても聞きたいのですが、お二人が所属しているエンタープライズ事業部はどのような人が多いですか。
川口:ノリが良く、雰囲気が良い人が多いですね!私は元々は失敗したくない、完璧にやらないといけないという気持ちが強かったのですが、エンタープライズ事業部に配属されて、挑戦することの楽しさに気づけました。エンタープライズ事業部のメンバーとは、仕事以外にもプライベートでフットサルに行ったり、定期的に飲みに行ったりと仲の良いチームだと思います。
諸富:私は中途で入ったのですが、年代関係なしに若い感性を持っている人が多いなと感じました。常に新しいものにアンテナを張っていて、好奇心を持って業務にコミットしている。ベンチャーならではのこの感じは嬉しかったですね。
リアルでもオンラインでも積極的にアイディアを出してチャレンジし続けている、クラスターのこの文化はとても素敵だなと思います。
ークラスターの制度で好きな制度はありますか?
川口:プランナー、ディレクターは出社が多いので、「シュッサポ(出社日懇親会サポート制度)」は助かりますね。食事を通してコミュニケーションが増えるので、仕事もしやすくなりました。
あと継続して参加することで良いなと思ったのは「ウィンセッション(成果発表会)」です。成果を賞賛し合う文化はもらえるのでモチベーションアップにもつながります。
諸富:私も「ウィンセッション」は良いなと思いますね。リモートベースで仕事をしている人は、他の社員との接点が少ないので、馴染むきっかけにもなるのではないでしょうか。初めは戸惑いましたが、プライベートのことも話すし、アバターで自己表現もできるので素敵な場所だなと思っています。
他は「リファラル採用支援制度」をよく活用しています。クラスターへの興味がある人に、ご飯がきっかけでコンタクトをとれるのは良いですよね。それを話すと「そんな制度がある会社はどんな会社なんだろう」と、さらに興味を持ってもらえたりします。
ー最後に、これから一緒に働きたい人についても教えてください。
川口:ディレクターの仕事は、大きな金額が動くイベントを一人で責任を持って担当するので、大変ですが、その分やりがいも大きいです。好奇心を持って、折れないで根気よくチャレンジできる人と一緒に働きたいですね。
諸富:好奇心ドリブンな人、プロフェッショナルな姿勢を忘れない人にぜひ来て頂きたいです。得意なこと不得意なことは誰にでもありますが、責任を持って任務を全うできる人と、一緒にclusterのイベントを作り上げていけたらと思います。
クラスターでは採用を強化しています。
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