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Club Q オンライン勉強会 「第4回 愚者ときどき賢人かい(会)?ー理解したつもりになっていることー(2021-08-10)」は、いかがでしたか?

「感想」
今回は、サイトウ ノブコさん(黒猫と暮らす染物職人)の感想です。
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回を重ねるごとに面白さが増すトミオ会。という印象のこの会、今回のテーマは「理解したつもりになっていること」でした。

Frederic Jastacさんの「”つもり”でどんどん進めばいい」というお言葉どおり、「つもり」で前進、足踏み、遠回り、やり直し。で、一周回って一段上に上がれてる。というような日々を過ごしてきたなぁと思いながら皆さんのお話を聞かせて頂いてました。

山田 洋平 さんも触れてらっしゃる「抽象化」のお話は、以前トミオ先生の回答で読んだ時から気になっていた話でしたので、とても興味深く、また、洋平さんの振り付けを作っていく話とあいまって、なにかとても知りたかったことのシッポを見たような気がします。

この時の切っ掛けのおはなしが、

(Ruka さんの書いてらっしゃる論文の話もこれですね)

こういうものだったのですが、この図はあらゆるモノづくりにあてはまることで、洋平さんもこの「苦労」のところで出てきたものをどうするか、というお話でしたが、そのことは私の仕事にもぴったり当てはまることでした。そしてここから抽象化の話になるのですが、そこのところのメモを整理しながらわたしはこんな風に書いていました。

トミオ先生>「苦労」の場で得た様々なものを無駄にしないために「抽象化」する

洋平さん>「苦労」の場で選ばれなかった様々なポーズ・表現を無駄にしないためにどうすればよいか。

この違い。さらに「抽象化」の意味合い、もしくはイメージが

トミオ先生はAで、余分なものを取り除き「本質」のみにしてしまうことが「抽象化」であり、そうすることで思いがけない物との接点を見出せると仰いました。私はBで「苦労」の場で選ばれたものは余計なものをそぎ落としその時に必要な形に修正を繰り返し採用しますが、選ばれなかったもの(の中で何となく惹かれるもの)は、手を加えずそのまま、仕分けせずに曖昧な状態で保存しておく。その曖昧なモヤモヤが別の資料や設定に出会った時に「手」となって繋がってくれるのです。

このような小さな「違い」が「知りたかったことのシッポ」の存在を感じさせてくれました。このシッポを見極め、がっちり掴んで本体にたどり着ければ、身体で感じてるだけだった事をちゃんと理解し、言語化、明文化して後継に伝えるという伝統工芸の役目を果たせるのじゃないか、日々作る作品をもっと豊かなものに出来るのではないか、と感じたのです。

少しでもこのシッポに近づくためにも、これからもしっかり皆様のお話を聞かせて頂きたいと思います。

トミオ先生、マイちゃん、参加者の皆様、ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
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サイトウノブコさんの回答は以上です。ありがとうございました!

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