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クリスティアン・ティーレマン著「R.シュトラウス」(2024年9月発売)Christian Thielemann 「Richard Strauss」

 


世界的指揮者クリスティアン・ティーレマンが、敬愛する作曲家とその作品について語るシリーズ。「ワーグナー」「ベートーヴェン」に続き、ベック出版から待望の第3弾「リヒャルト・シュトラウス」が今年の9月に発売されます。

 楽譜を読み込み、分析し、指揮台に上がり、先頭を切って指揮の現場で格闘してきた指揮者が語る「作曲家の創作」と「作品分析」には、作品への造詣の深さと説得力、演奏現場ならではのリアルに感嘆せずにはいられません。

 ドイツではこのように魅力的な音楽書籍が発売されているものの、邦訳されていない書籍もあり、もっと日本の人にもアクセスしやすくなるといいなと思っております。R.シュトラウスの歌劇については、先日投稿した往復書簡を訳してキンドル販売したいと考えており、ティーレマンさんのシュトラウス論は大変ありがたく熟読したいです。

(新刊の紹介文の引用はこちら。)

クリスティアン・ティーレマンは、シュトラウスが繰り広げる途方もなく豊かな響きと、なぜシュトラウスが人が思う以上に進歩的で、現代的で、国際的なのかについて説明してくれる。『サロメ』から『カプリッチョ』に至る歌劇、『ドン・ファン』から『アルプス交響曲』に至る有名な交響詩、そして偉大な歌曲まで、多面的な世界を案内してくれる。また、シュトラウスを演奏する際に大切なこと、尊敬する歌手や指揮者についても語っている。

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