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ヴィッセン叢書の翻訳

ヴィッセン叢書の翻訳が、本格的に始まります。

 ヴィッセン叢書は、フランスの「クセジュ文庫」と似たコンセプトを持つドイツのシリーズです。クセジュ(Que sais-je?)とはフランス語で「わたしは何を知っているか?(=何も知らないではないか)」と自分に問いかける言葉で、ルネサンスの思想家モンテーニュが、「知識のための武器」として座右の銘にした言葉です。クセジュ文庫は、モンテーニュの思想と百科全書の精神を受け継いでおり、1冊1テーマ128頁の分量ですが、すべてのタイトルを読み漁ると百科全書を読んでいるのと同じ知識がつきます。

 ドイツのヴィッセン叢書は1995年の開始から現在600タイトル以上刊行されています。その分野の第一人者の専門家に執筆を依頼しているので内容にハズレはありません。本を購入すると出版目録冊子がついており(次はどれを読もうかな)とウキウキした気分になります。冊子を調べるとクラシック音楽のタイトルは40冊ありました。

 1年目の翻訳はこのヴィッセン叢書から選択し、2年目はもう少し分厚い書籍に挑戦していきます。

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