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【詩集1】世界一おいしい100万円のお菓子

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2023年2月の記事一覧

僕は無趣味で非生産的で無為無能で

何もかもダメでたとえば紙も肉も夜もそりゃあもちろんダメで何がダメかがそれはダメってことで嫌になる進んだ後は全部底なし沼だと思っていて自分から入っていって自然と沈んでいくわけだが底に向かっていく他の人間を尊敬し太陽を睨みつける自分が定期的に鏡と現で入れ替わるから上にも下にも引っ張られるわけででもこの体たらくだからゴムみたいに伸びるわけでもなくちぎれない微生物の大きいヴァージョンでそれはしょうがないこ

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夕方のカラスたちよ、どこへ?

いっつも同じ方向へ飛んでゆくが

いったいどこへ向かっているのだろうか

帰るのか それとも次の喧騒か

いずれにせよ鳴き声はいつもの「カァカァ」

私は知っている 私の帰り道を

しかしなぜだか行先が分からないような

そんな不安を抱えながら夕陽に照らされる

風は強く吹く 雪が混じる 嫌がらせだ

冷たい感触でさめるのは素手だけで

蝶も荘子も知らないような夢からは覚めない

そんな夢よりもも

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新しい芽

芽が出たよ

どこかに新しい芽が出たよ

でも誰かがすぐ踏みつぶしてしまった

その人を地球のみんなは責めた

責めた

みんな責めた

そのうち誰かがかわいそうだと言った

その声は雲に吸い込まれ

雨となり大地を潤した

どこかでまた新しい芽が

誰にも踏みつぶされることなく

すくすくと育つから

いつしか雨は必要ではなくなり

枯れる

引っ張られる電車の中にて

ずっと乗せてってくれるほど甘くはなくて
移り変わるわたあめの道しるべ
いっぱい食べたらなくなるし
それでもドアは閉まるって言うし

光が差し込めばもうすぐ出口だ
まだまだ眠っていたいが
終点は不自由の砂漠
迷惑だろうから泣く泣く降りる

大丈夫 喉は渇かない
いつでも雪は降ってくれる
大丈夫 またいつか乗れるはず
いつも走ってくれていることに感謝です

嫌に響くブレーキ音と
見慣れた光景を
公園に

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