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《男性のメイク》について思うこと

こじきです。

今回は、男性のメイクについて思っていることを素直に書きます。

もちろん、誰の批判でもないです。

そもそも私は特定の方のお化粧写真やノウハウを閲覧したことも無ければ、その手のnoteを買ったこともありません。

ただ、近年多くの男性がメイクを研究し、活用していることを知っています。
また、私は実際にメイクをした男性(ファンデ・アイライン・眉毛など、人によって様々)に声を掛けられたこともあります。

そこで、男性のメイクについて率直に感じていることを書きます。

この意見は恐らくSNS上に限らず、現実世界の殆どの女性に共感して貰えると思います。

自分の顔に化粧をする男性は、大抵の女からするとナシ

まず初めに、これだけ言っておきます。

メイク男子は女からするとナシなケースが多いです。

口元にうっすらヒゲが生えてる女と同じだと思ってください。

メイクをしていると気付いた瞬間、男性的な魅力は半減します。

芸能人並みのドドドイケメンなら別です。
でもそうじゃないですよね。
テレビにも出ないし、撮影前のモデルでもない。

一般人の男性が自分の手で自分の顔にお化粧をしている。

これ、正直わりと多くの女性にとって、恋愛対象として見れなくなってしまう状況です。


女ってめっちゃ顔見てるよ

「いやいやそんな気付かれるほど濃いメイクしてないし!」って思われるかもしれませんが、女は気付きます。

何年自分の顔にメイクしてると思いますか?
どれだけメイクを研究してると思いますか?
女友達の顔だって、男同士ではありえないほどめちゃくちゃじっくり見てるんです。

女は友達の肌を見て、ファンデーションを買い換えたことに気付きます。
アイラインをリキッドタイプからペンシルタイプに変えたことにも気付きます。

というか男性でさえ、目の前の女がファンデーションを塗っているか否かくらい分かりますよね。

女はその100倍敏感です。

私は目の下の粘膜(眼球と下まつげの間)に5mmだけハイライトを入れることがよくありますが、対面した女友達の殆どに「そのメイクなに?教えて!」と気付かれます。

それくらい、女は人の化粧をよく見ているんです。

だからと言って初対面の男性に「えっなんで化粧してんの…?」なんて口が裂けても言えませんけどね。
心の中でコッソリ「メイク男子なんだなぁ」と思う程度に留めます。


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ここからは、メイクのパーツごとに分けて、率直に思うことを書きます。


ベースメイク(肌)について

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美意識の高い女は、男性が自分の肌にBBクリームを塗り伸ばしていることにしっかり気付きます。

そもそもBBクリームって、肌に直接塗ってハイ終わり!な商品ではないんです。

そんな使い方をする女は殆どいません。

BBクリームは、上からプレストパウダーなどのお粉を叩く必要があります。
そうしないと、皮脂を吸収する場所がなく、すぐにベタつくからです。

BBクリームだけを塗っている男性は、「数時間経つとやたらと顔がアブラギッシュになるなぁ…これが化粧崩れか…」と思っている人も多いと思いますが、これはそもそもの化粧の仕方が間違っているために起こる崩れです。

この手の化粧崩れは、「えっなんかファンデヨレてる。男性なのに、頑張ってメイクしてるんだな…」となります。

【コラム】「男性なのに」なんて差別だ!

「女は化粧するくせに!男だって化粧したい、それが平等だろ!」

分かります。でも仕方ないんです。

 私たち女にだって、“男だと許されるのに、女がしたらドン引きされるから我慢してること”が沢山あります。

股を広げて座ったり、ガニ股で歩いたり、財布を後ろポケットに入れて手ぶらで良いお店に行ったり、人前でゲップをしながら小指で耳糞を掻いたり。

もうそんなの全部したいです。

でも「女の子がそんなことしたらダメ」って、小さい頃から怒られてきたんです。

女らしくない言動をすると、途端に人目を集めます。
電車で脚を180度開いて座っている女性がいたら、「なんだこの女」って目で見ますよね。
だから私たちは、家の中でしか脚を開けません。

「脚を閉じなさい」「下品なことはやめなさい」と言われ続けた結果、その性質を後天的に植え付けられただけです。
元は男性と同じなのに。

男女が期待される振る舞いに差があることは、今すぐに変えられる問題ではありません。私だって不満です。

 でも、『モテ』を追求するのであれば、差別だ区別だと騒ぎ立て無理に抗うよりも、その価値観の中で闘った方が無難だと思います。


以上のことから、私は男性のメイクをオススメしません。

知識や技術が付け焼き刃である上に、なにより異性からの印象が悪すぎる。

仮に肌荒れが酷く、どうしても化粧をしたいのであれば、化粧をしていることが絶対にバレないように《崩れないベースメイク》をした方が良いです。

これは変な独学や男同士で教え合うのではなく、身近な女性に「どう見えるか」を聴いて学んだ方が良いと思います。


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アイプチ・アイラインについて

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バレます。

アイプチって、10年やってる女でも割とバレるやつです。
男性が思いつきで始めたアイプチを見抜けない女なんていません。
アイプチするくらいなら、一重で目を大きく開いておくか、思い切って整形した方がずっと良いです。

アイプチ男は、コンプレックスがバレて秒速で下に見られます。

アイラインについても同様です。
アイドルのように上瞼の粘膜にぴっちり仕込んだ完璧な隠しラインならともかく、私は「うわ、なんかアイライン引いてる…」って男性しか見たことがありません。


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アイブロウ(眉)について

眉についても、色が合ってなかったり描き方が自然じゃなかったりするので、やっぱり違和感があります。

一般的なコスメのアイブロウ(眉毛を描く粉)は1つのパレットに色が1〜2色しか入っていないので、初心者の男性が自然な眉を描くことはほぼ不可能です。

どうしても自眉が薄くて描き足したい…という方は、これを使ってください。

▼ ANNA SUI アイブロウ カラー コンパクト #03

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多分、男性でこのアイテムを持っている方はいないと思います。
3,000円くらいする上に、ドラッグストアでは取り扱っていないブランドだからです。

でもこのアイブロウ、「めっちゃ自然な眉が描ける」という口コミで、女子の間ではものすごく人気です。

他のコスメブランドでメイク道具を統一している女性でも、アイブロウだけはこの商品を使っていたり、雑誌のおすすめアイブロウ部門でも1位に選ばれるほど。

理由はこのグリーンが入った2連ミックスパレット。

人間の眉毛をめちゃくちゃ自然に描こうと思ったら、黒や茶色だけじゃダメなんです。

女性の場合、多少不自然でも「女は眉を描くもの」という前提があるので良いです。
でも、男性が眉メイクをする場合、女性の100倍自然に仕上げる必要があると私は思っています。

そのため、メイクをし慣れた人が使う道具ではなく、初心者でもナチュラルに描けるよう計算されて作られた道具を使うべきだと思います。


彼氏にメイクをしてみた話

出掛ける直前、鏡の前でメイクをしている私に彼が「俺にもして欲しい」と言ってきたことがあります。

キャバ嬢・クラブホステスなど人様の前に顔を出し、半ば容姿にお金を払っていただくような仕事をしている私にとって、メイクはかなりの得意分野。
高校時代の夢はメイクアップアーティストだったほどです。(結局親に説得されて大学に進学しましたが)

そんな私が彼氏の顔に、持てる技術を全て詰め込みめちゃくちゃナチュラルなメイクを施したところ、「やっぱり違和感あるわ」ってのが正直な感想でした。

当然ですが、私は一般的な男性の何倍もメイクが上手いです。
さらに女目線で「男性の顔のここがこうだったらカッコイイよな」というヴィジュアル的なポイントも結構把握しています。
メイクさんを目指していた頃に、芸能人の男性のメイクを研究したこともあります。

それでもやっぱりダメでした。
そもそも「一般人の男性がメイクしてること自体が不自然」という価値観が根底にあるからかもしれません。(差別ではなく先入観です)

男の人はノーメイクが最高の顔なんだなって、改めて思い知らされた出来事です。


ちなみに…

彼氏へのメイクでベースメイク・アイライン・アイブロウ(眉)を試したところ、唯一良いなと思ったのはアイブロウ、つまり“眉メイク”でした。

使用コスメは上記で紹介した商品(アナスイ)ですが、結構イケメンになって驚きました。

ただし、自然な眉を描くにはかなりの技術が必要です。

眉って化粧において1番難しいパーツなので、女性でもうまく描けてる人って少ないんです。
前から見たら自然だけど、横から見たら歪んでたりね。

本当は《私が思うイケメンになる眉の描き方》を解説しようと思ったんだけど、男性が実践するのは中々難しいと思うのでやめました。(もし需要があればいつか書きます)


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まとめ

■ メイク男子は女性からすると一歩引いた目で見てしまう
■ 女性は男性の化粧に気付いても言わない
■ 『モテ』を追求するならば、社会的な価値観(=多くの男性は化粧をしない)に合わせ、その中で闘う方が無難

とは言え、化粧をするのは個人の自由です。

メイクによって自分に自信が持て、振る舞いを良い方に変えられるのであれば、それはした方が良いと思います。

ただ、一般的に男性が女性のケバいメイクを嫌うように、女性も男性のメイクをあまり好みません。

万人ウケするものではないという認識は持っておいた方が良いと思います。

「社会の価値観に歩幅を合わせること」って、悲しいけど、凄く重要です。

容姿のレベルを上げたいのであれば、ファンデーションを買うのではなく、そのお金を使ってそもそもの肌荒れを改善する・眉毛サロンに通うなど、多少時間をかけてでもメイク以外で基礎力を上げる努力をすることをオススメします。


▼ ちなみに私が考える容姿磨きメソッドはこちら


以上、私が《男性のメイク》について思うことでした。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました( ¨̮ )

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