人が人を評価すること

「人が人を正しく裁くことなんてできない。」とテレビの弁護士が言っていた。だから法律にだけ従うのだという。それでも裁かなくてはいけないから。

全く同じように人が人を評価するというのも至極難しいのだと思う。我々は神ではない。絶対的な物差しなんて持っていない。それでも評価しなければならない。そういったときに人は何に従うのだろうか。

評価する者の個人的な好き嫌いで評価がぶれてしまうことを防ぐために様々な工夫がされている。共通の評価項目を作り事前にしっかりと擦り合わせをする、複数人で評価を行なう、様々な観点及び方式で評価するなどだ。

でもそれでも人間だ。相性は大切だ。感情は無視できない。ここには法学はない。

動物としての本能に、またも人間は理性で以って必死に抗おうとしていた。何が正解なのかさえ分からないはずなのに必死で文明を守っていた。いや、それはどうでもいい。

要は、人事評価だって面接だって、社会で生きる一部だってこと。ああ、うまく生きられたらなあ。

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