蒼井ブルー(2018)『もう会えないとわかってから』河出書房新社

こんなにも親しかったのにこんなことになるのだから、もう何が起きてもおかしくないというような気持ちでいないとならないのかもしれない。愛しいという感情に、今を守ってくれる力でもあればいいのに。

わかるよ、想いはいつも一方的で、それは相手にとっても同じことで。人の心は見えない。見えたところできっとなんちゃらだって、誰か言っていた。会えないって言葉の恐ろしさ、世界がひとつなくなるなんて。

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