僕が抱える、解離さんについて。
こんにちは!
みなさんにお聞きします。
「うつ病」という疾患をご存知ですか?
多分ですが、大半の方が知っていると思います。
現代病とまで言われていますからね…
では、「解離性障害」は知っていますか?
こちらは、多分ほとんどの方が知らないんじゃないかな。
「解離性障害」も立派な精神疾患になります。
ただし、精神科に通われる患者さんの1割程度という、認知度の低い疾患です。
そのため、研究が進んでおらず、特効薬なども存在しません。
なので、僕も解離さんとお付き合いするしかないのです(汗)
ここで疑問が生じると思います。
「解離」ってなんぞや?と。
詳細はブログにも書いてありますので、そちらを参考にしていただければと思いますが、こちらでも紹介させてください。
解離性障害は、自分が自分であるという感覚が失われている状態といえるでしょう。たとえば、ある出来事の記憶がすっぽり抜け落ちていたり、まるでカプセルの中にいるような感覚がして現実感がない、いつの間にか自分の知らない場所にいるなど、様々な症状があります。
これらの症状は、つらい体験を自分から切り離そうとするために起こる一種の防衛反応と考えられています。
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厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイト より引用
現実と切り離されている、
自分が自分じゃない。そんな感覚になります。
解離性障害で代表されるのが、「解離性同一性障害」いわゆる多重人格です。
僕はこちらではなく、多重人格ではない”解離性障害”なので情報としてはマイナーな点が多いかと思います。
もちろん症状を挙げはじめたらキリがないので、今回は「普段どんな時に困るのか?」
そういったお話をさせてください。
※あくまでも僕のことですので、解離性障害をお持ちの方全てに言えることではありません。
日常
まず日常生活では、「覚えられない」「視野が狭い」「シングルタスク」…
支障だらけです(汗)
とはいえ、何年もお付き合いしているので慣れてはきましたが。
ずーっと、ぼーっとしている感じです。頭の中に霧がかかっているような状態。自分が自分である感覚が薄れていることもあり、なにかを決断するのが苦手です。知らぬ間に何か決めちゃってる時もあり、とても怖い。
会話(コミュニケーション)
家族と喋ったり、友人と喋ったり、知り合いと喋ったり。
会話するシーンは日常でたくさんあります。
そこでまず、解離さんが乱入してくるんです…
話していても、会話の一部が右から左に流れていく〜…
頭の中で理解できない〜…
次の言葉が出てこない〜…
分かってるのに、頭の中から引き出せない〜…
ホントによくあること。
話したいのに、話せない。
いわゆる、コミュ障みたいな。
これは理解してくれる人もあまりおらず、会話をリードしてくれる人が本当にありがたい存在なのです…!
「男として情けないっ!」…そんな声も聞こえてきそう。(汗)
それだけじゃありません。ネット上でも同じです。
たとえばLINE。相手から送られてきたメッセージに対しての返信がなかなか浮かばないことが多い…
返すのに10分かかることも普通にあるし、いつも迷惑かけちゃっています。
ここだけの話、情報量の多い文の場合、ズラッと文を書き連ねてから、それをコピペしていくという形で送っていたりします。悔しい…ホントに。
仕事①
まず最初に述べておくと、仕事の中で一番怖いのは「責任」です。
自分が解離している最中に起こした出来事は、どうしていいか分かりません。でも社会人として責任はとって当然です。しかし、自分自身、なぜこんなことをしたのか、現実感のなさから、こうなった経緯が分からないのです。
最悪の場合、裁判沙汰になってもおかしくないことだって起こりうる。
これは非常に大きな弊害で、本当にヘルパーさんなしでは怖くて生きていけないんじゃないか、と強く感じることがよくあります。
「対価」の発生するものに「責任」はつきものです。
逃れることはできないのだから、とにかく早く治したい…焦ってしまう。
仕事②
責任問題はもちろんですが、まず“作業” の工程がなかなか覚えられません…
なんとなくは理解したとしても、それを行動に移すことができない。
きっと脳内で記憶はしているんだろうけど、その引き出しから情報を出してこられない。
馬鹿だから、IQが低いから。そんなわけはないはず。(自慢じゃないけど、学生時代は偏差値70近くとっていました)
IQを測る検査「WAIS Ⅲ」というものがあるのですが、それの結果も基本は人並みより上でした。今は分かりませんが…
業務に支障きたしまくりですよね。
やりたいことはたくさんある。もっと腕を磨きたいし、勉強もしたい。
向上心はあっても、成長できないのはこのようなことも要因のひとつです…
外出
頑張っています。人並みに動けないと。
でも、それがうまくいかない。。。
まず、視野が狭いんです。周りがよく見えていない時があります。
自転車に乗ると衝突する可能性があるので、乗るのは控えています。(主治医からも言われております)
歩いている時も、横から人が来ているのに気づかないことも。
これだけではありません。
外出時の一番の怖さは「倒れそうになる」ことです。
本当にあるんですよ。
人混みの道を通ったり、少しストレスを感じる場面があると、脳内がボーッとして呼吸が浅くなり、フラフラーっと。
でも、意識が完全になくなることは今までなかったです。
全身の力が抜けて歩けなくなった感じ。
アルプスの少女ハイジをご存知でしょうか?そこに出てくるクララのような…彼女も解離症状(転換症状)のようです。
それで何度か救急車で運ばれております…駅員さんにも何度も迷惑をおかけしました。車椅子に乗らないと動けないときもありました。
だから旅行などにもなかなかいけない。出先で倒れたら最悪じゃないですか。
悔しい。早くなんとかなってくれ…そう願う毎日です。
まとめ
解離って、本当にうっとうしい、早く消えてくれと思うことがあります。
でも、これは身体と心を守るために、身体と心を切り離してくれる大切な役割をしてくれているわけです。
これらの症状がなければ命も危なかったのかな、と思うと、ありがたく感じられることも。
「ありのまま」の自分を受け入れて生きていくのが今の自分の課題。
周りとは違う生き方ですが、ぼちぼちやっていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
またちょくちょく更新します🍀
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