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長男の部活いじめ問題のその後

長男が部活の先輩からのイジメで退部するというのを決めた話は、こちら。



そして長男が顧問の先生に退院の申し出をしたところ、やはり理由を聞かれることになり、上級生たちから受けてきたいじめの内容を伝え、学校内でこの問題を認識されることになった。
顧問の先生が状況を確認するため、その他部員から個別に話を聞いていく中で、長男といじめ首謀者との意見が食い違うということになった。しかし、顧問の先生は長男の話を信じ、首謀者たちに指導を行っていくということを伝えてくれた。顧問の先生と担任の先生とで連携をとり、素早く対応してくれたことが長男にとって救われることになったと思う。もちろん、私にとっても。そして転部が認められ卓球部に入部することになった。

顧問の先生から電話があり話を聞くと、長男から聞いてた話以上に酷い内容が知らされて胸が締め付けられた。
複数の先輩から「死ね」という暴言。シュートをいれても「まぐれ」と言われ、初めの円陣では長男がいるにも関わらず「◯◯くんいなくても頑張っていこう!」と始められる。
聞くに耐えない内情を聞き、胸をえぐられながら、その内容を私や夫に話せなかった長男の気持ちを思い、また胸が苦しくなった。

顧問の先生からは、中心となる首謀者とその親から謝罪したいと言う申し出があったが、学校で顧問の先生から伝えられた長男は「気まずいのでやめてほしい」と伝え、電話で顧問の先生から意向を伝えられた私も、丁重にお断りした。

そもそも、謝って済む問題でもない。保護者から謝られてもどうする事もできない。しかも食い違う部分があるからその話もしたいと言われても…。子どもの言い分を信じる親の気持ちはよくわかる。だからこそ、お互いに子どもの言ってる事を信じるし、そんな事が親同士の話合いでいい落としどころにたどり着く訳がないと思う。不毛な…余計残念な感じが残る時間になるしか想像できない。

腹立たしい気持ちに溢れて、どうやってイジメた子たちに仕返しするか…大人の立場を利用してありとあらゆる事をしてやりたい!そんな思いに駆られる日々を過ごした。

でも色んな事はあったが、もう転部することになったし、長男は新しい環境に飛び出したのだ。
新しい環境で健やかに生活できることを応援する事が、今の長男にしてやれる事なのだ。私が過去に捉われて前に進めずにいたら、長男はいつまで経っても可哀想な被害者のままだ。
過去の事はとてもつらく悲しいことではあったけれども、そのことに捉われることなく、「それがあったからこその今がある。」と言う未来を作っていこうと言う話をした。
今がターニングポイントできっと良い方向に進んでいると信じて見守っていきたい。
そしてイジメをしていた子たちにとっても少しでも苦い思いを感じ、このことを機に新しい部に生まれ変わるターニングポイントになってくれればいいなと思う。
(でも正直、どうなろうと知った事じゃないというのが本音。社会で生きていく中で何らかの罰はくだるのだろうと思っている。器が小さい私。)

きっと、長男はこれから一皮も二皮もむけて強く逞しい人間に育っていくのだ、ただそれだけを信じてこれからも応援していく。母親にできる事は、それくらいなのだろうと今の自分は思う。


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