『窮屈で自由な私の容れもの』蛭田 亜紗子
「ブルーチーズと瓶の蓋」
「教会のバーベルスクワット」
「保健室の白いカーテン」
「森林限界のあなた」
「コンバッチ!」
五話収録の短編集。
全話趣が異なりとても良かった。
女性達が抱える不安や孤独、痛み、自分と境遇は違えど、どの感情にも覚えがあり共感の連続だった。
人生のままならなさ。
生き辛さ。
その時々の瞬間を鮮やかに切り取って、時にリアルに時にドラマチックに落とし込む。
甲乙付け難いが特に印象に残ったのは哀しみの余韻が続く『教会のバーベルスクワット』『森林限界のあなた』。
R-18文学賞出身の作家さんの作品は心に刺さる。
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拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)