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2カ月でTOEIC700点の参考書の使い方(でる1000編)

はじめに


以前の記事で、おすすめのTOEICの参考書として金フレ、でる1000、公式問題集を紹介しました。その際に詳細な使い方についてはしなかったので今回はでる1000の解説をします。大体でる1000を1日30~40分勉強していました。


でる1000の使い方

 まず簡単なステップは
 1.50~100問程度の間で数を決め、それらを覚える。
 2.覚えた範囲と日付をメモする。
 3.1.で覚えた内容を1日後、3日後、7日後、1カ月後に復習する。
です。

上のカレンダーでは今日が15日だとすると、復習するのは3日前の6/12と7日前の6/8、そして一か月前の5/15の内容です。ちなみにこの周期はエビングハウスの忘却曲線と呼ばれる有名な知識の定着に関するグラフによるものです。
※エビングハウスの忘却曲線の縦軸は記憶率ではなく節約率

ここまでは金フレと同じです。

覚える際に意識したこと


  1. 英語のまま考える

  2. 意味が分かるまで読む

  3. 精読する

  4. 音読する

  5. セット問題は時間を計って本番形式で解く

大前提としてどの品詞がどの場所に来るかのようなものは全て理解できるようにしましょう。

1.英語のまま考える


 これは金フレの時にもいいましたが、時短のためです。それもリーディング全体に向けての対策です。TOEICのリーディングにおいて、400点前後の人と700点前後の人で大きく異なる点の一つに「読み返しにかける時間」が挙げられます。
 要は一度読んだ部分を何度も読み直すのかける時間です。もちろんこの時間は少なければ少ないほど良いと言えます。

 じゃあ頭に入り易くなるので、一文一文日本語訳して読み進めましょう。とはなりません。そんな時間はありません。
 
 ではどうするか。その答えが「英語のまま考える」です。英語の脳なんて呼び方を聞いたことがあるかもしれませんが、もしかしたらそれに近いものなのかもしれません。

 実はTOEICのにでる英文の難易度は難しいものの方が少ないです。金フレの時に書いたように、単語を瞬時にイメージに変換できれば日本語に変換することなく大まかな内容を理解することができるようになります。

 めちゃめちゃ高度なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、きちんと金フレで単語のイメージづくりをして、ここに最低限ここ書いてあることを続ければそれほど難しいことではないと考えています。

 またどうしても難しいという場合には、文の構造を意識して読むことをおすすめします。といってもするのは主語、動詞、目的語などを意識するだけ。要は「誰が誰になにした」のようなざっくりとした意味関係を見るだけです。恐らく英語が得意な人は自然と主語と動詞を探す癖がついているように思います。真似していきましょう。

2.意味が分かるまで読む


 これは上の「英語のまま考える」ための方法と言ってもいいです。やはり英語のまま考えようとすると、理解度も理解速度も落ちます。そのため本番でその理解度と理解速度を高めるために、意味が分かるまで読みます。
 
 最初のうちは5読んでも分からないかもしれません。難しい文構造の文は10回読んでも分からないかもしれません。それでも分からない場合は分からない単語を調べ、文を精読(次の項目)し、少しずつ文を紐解いていきます。

 そうして文の意味を理解したら、再び文全体を英語のまま理解できるように通しで読みます。こうして分かる文のストックを貯めていくことが、あなたの英語力になります。

3.精読する


 2.の項目で出てしまいました精読ですが、そのまま高い精度で読むことです。何をするかというと、
文構造の解析
単語の意味の確認
発音の確認
主にはこの三点です。これが分かっていればの意味はまず間違いなく理解できます。そのための訓練です。ここでは前置詞とセットになる動詞などを積極的に覚えると良いと思います。

4.音読する


 これはリスニング対策でもあります。またリンキングやリダクションを意識して、ネイティブっぽく発音する意思を持つとちょっと楽しいです。男女ともに気持ち低めの発声で発音するとっぽくなりがちです。

 個人的には頭で余計なことを考える余裕がなくなるので、集中しやすくなるので、集中したいときは音読していました。

5.セット問題は時間を計って本番形式で解く


 これはでる1000が提案している方法です。でる1000は最後の30×13問が30問ごとのセット問題となっています。これはTOEIC本番のpart5が大体30問程度であるためです。
 TOEIC700点の人のpart5の目安時間は10程度と言われていますので、始めは10分を目指して解いていきましょう。

 ただし実際にTOEICで700点を目指すのであれば、10分は遅すぎると感じています。特別長文が得意ということでなければ8~9分に収めるたいところです。
 
 また10分を目安に解いたとしても、解き終わった後の丸付けや解説を読んだり、精読などは変わりません。見直しまでして1セットです。
 
 私はExcelに回答タイムと日付、正誤を記録して、時間や正答率の確認に利用していました。当時一か月ででる1000を大体2周半していたようです。


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