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かなこの言の葉

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#作詞

紫陽花

紫陽花

紫陽花の道を 二人並んで歩く
お天気雨のあなたと 海の見える街で
まぶしい水たまりに 見上げた横顔は 
今日も優しくて あの頃の面影を見せる

またしばらく会えなくなるね
またしばらく寂しくなるね

でもね 次の約束があるから 
一人のときも歩いていける
そうね 次に会うときは もっと素敵な私で

私の街にも 紫陽花の花が咲いて
お天気雨のあなたに また会いにいくの

甘く歌うみたいな あなたの声

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ふたり

ふたり

本音を見せるのが恐いから 
また二人愛し合う、ふりをする
似た者同士の私たち 正しくないのはわかってる

あなたには見せられない私がいて
私には見せられないあなたがいて

大好きなあたたかいあなたのその手を 本当は
信じてみたい 近くて遠い場所
大好きなあたたかい腕に包まれ
今だけはここにいさせて 少しだけ

本音を見せるのが恐いから
また私知ったような 口をきく
たとえばこの手を伸ばしたら 

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光

満たされたいと強く願った 
いつからだろう? 一人が上手に過ごせない

弱さを見せられるほど 私はそんなに強くもなくて
偽りの優しさが 欲しい夜もある

それでも。 
心が折れそうな夜に 美しい月に心が緩むのは
あなたもきっと同じ空を 見上げていると思うから
いつだって心は あなたのそばに

満たされたいと強く願った
いつからだろう? こんなにあなたを求めてる

気の狂いそうな 満月の夜 少しだけ

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ただそれだけのこと

ただそれだけのこと

あなたはそばにいなくて 連絡もないまま
以上でも以下でもなく ただそれだけのこと
ただそれだけのこと

今日はとても風がつよくて 
部屋のなかで私はひとりで
白く大きく落ちる雪を ただ眺めていた

この強く美しい景色を 
あなたならどんな音で奏でますか?

あなたはここにいなくて 
聞きたいことも聞けないまま
以上でも以下でもなく ただそれだけのこと
あなたにとても会いたくて 
好きですも言えない

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