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水族館という名の監禁施設

今日母と電話していて
地元である香川県の宇多津というところに
新しく水族館ができたことを知った。

心底ガッカリした。
人間というものはいつになったら
こういう施設を作ることをやめるんだろうか。

人間には想像もできないほどに海はとてつもなく広くて深い。

私は海で泳ぐ時海底すれすれを泳ぐのが好きで
海が一段と透き通っている時なんて
四方八方遠くまで見渡せて
海の世界というものは
陸上とは完全に別の世界だということを
思い知らされる。

海の中には様々な生き物が生息していて
そのどのデザインも言葉にできないほど美しい。

海の中の世界というのは神秘的で
人間が介入すべきでない場所だと思う。

それなのに、人間というのは
無限に広がる生息地に住む海洋生物を誘拐し
とてつもなく小さな水槽へとぶちこむ。

そんな海洋生物にはきっと家族もいるだろう。
でも水族館に入れられてしまえば
もう死ぬまで再会することはないだろう。

そんな場所へお金を払って見に行く人たちも
誘拐犯です。共犯者です。

そんなことを一切考えたことがなかった私も
水族館に行ったことがあるのは事実だ。

本当に自己中で脳なしだった。

人間は娯楽という名目で
水族館をはじめ、動物園、サーカスという
動物を利用したビジネスを作る。

人間自身を楽しませるために
動物を誘拐、虐待して言い訳がない。

アンティグアに住みはじめて
生活が原始化し日常で自然に触れ合う機会が
ダントツに増えた。

不便なことは確かだが自然の美しさに
目覚めることができて
本当によかったと思う。

日本みたいな先進国に住んでいると
そういった有り難みを考えさせられる場が
失われているような気がする。
多分そんなことどうでもいいと思う人もいるだろう。

悲しいなあ。
人間って本当に地球に必要ない存在だよなあ。
なぜ神は人間を創ったんだろう。

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