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広報活動が与える効果は、ずばりこの1点に尽きる!!広報活動の実施意義を言語化してみた!

広報活動のゴールは業界長年の悩み

みなさま、こんにちは。
企業の活動全般の中で、かなり結果が見えにくい施策の代表格なのが、広報活動じゃないでしょうか。私にも日々、「広報活動って、なぜ行う必要があるんでしょうか?」「やる意義や意味はありますか?」というものから、「広報活動は売上に寄与しない」というような辛辣なご意見まで、さまざまご意見を頂戴することがあります。おそらく広報やPRに携わる先輩方も、このような質問を受けてきたと思っています。
私もこの業界に入ってからずっと考えに考えを重ねてきましたが、今回ふとその答えを思いつきましたので、共有いたします。

こんな人に読んでいただきたい!

この記事は、広報活動って意味があるんだろうか…と悩んでいる、すべての人が対象です。ぜひこのまま読み進んでみてください。


まず大前提、広報活動とは

まず広報活動とは何でしょうか。
今年広報学会に定められた広報活動の定義は以下です。

組織や個人が、目的達成や課題解決のために、多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能である。

出典:日本広報学会LPより抜粋

また、PRSJ(日本パブリックリレーションズ協会)では、

つまり広報・パブリックリレーションズは、“関係性の構築・維持のマネジメント”である。企業・行政機関など、さまざまな社会的組織がステークホルダー(利害関係者)と双方向のコミュニケーションを行い、組織内に情報をフィードバックして自己修正を図りつつ、良い関係を構築し、継続していくマネジメントだといえる。

出典:PRSJ https://prsj.or.jp/aboutpr/

と定義されています。
ただ、あくまでも定義は定義であり、どう解釈するかが肝だなと思っています。この解釈に関しては人によりさまざまあってしかるべきかと思いますが、特に以下の点をどう解釈するかがポイントだと思っています。

  • 社会的に望ましい関係|良い関係とは?

  • 経営機能を果たした後の状態は?

つまり、定義だけ飛躍して解釈すると、当然、「顧客と仲良くなることで、ほんとに売り上げが上がったり、採用がうまく行ったりするのだろうか」という疑問が生まれます。私もずっとこれに悩まされてきました。実感値で、良い関係を構築して売上に寄与した企業はありますし、事例も知ってます。(たとえば、以下味の素さんの事例など)

ただ、このような事例は、味の素さんのように、知名度のある企業の事例が多く、多くのSMBにとっては、「うちも同じように成功するだろうか…」「too much過ぎて想像できない」と思ってしまうのかもしれません。

広報活動で叶えることは…

と、上記のようにいろいろと、それこそ年単位で考えて、悩み、試行錯誤してきた結果、広報活動で叶えられる具体的なゴールを、少しだけ言語化するまでに至りました。そして、広報活動とは、
「関わる全ての人に自信を与える行動」
であり、

「ステークホルダーが自信をもって行動ができる状態を作り出す」

が意義なのかな、という結論に達しました。

つまり広報の担当者は、応援団長、コンフィデンスギバー、自信創出家、という役割になります。こう定義したのは、一緒に頑張っている広報のご担当者みなさまへのエールも含まれるのですが、広報活動を担当している皆様は、その先にいる人たちに、自信を提供しているんだと思っていただきたく。そう考えると、皆様の一つ一つの活動ってとても尊い仕事を担っているのです!
明確な結果が見える施策ではないことは確かですが、皆さんが頑張って作って築いてきた情報コンテンツは、その先にいる人の自信につながり、売り上げにつながっていくのであると考えています。

なお、自信を提供する相手は、大きく分けて、外と内があります。

広報活動で、生活者の選択に自信を提供する【外】

例えば、購入していただくターゲットに対して自信を提供すると、なぜ購買につながるのかを解説します。
いろいろな商品があると、購入で失敗したくない、という気持ちが働きますよね。それはtoC商材だとしても、toB商材だったとしても、購入するときに不安はつきものです。自信をもって購入いただくためには、様々考えられる生活者の不安を一つ一つ情報で補完し、失敗のない買い物に導く必要があります。そんな時に、あなたが提供した情報で、購入に対する不安が払しょくされ、自信をもって行動ができる環境が作れるかもしれません。情報がないということは不信につながります。買ってもらえるように説得するのではなく、間違いのない買い物を、情報を用いて演出する、それが広報やPRのスキルが発揮されるところではないでしょうか。

広報活動で、従業員の士気を上げる【内】

自分の扱っている商材や会社がメディアに紹介される、SNSで話題になることは、思った以上に従業員への影響があります。皆さんが日々一生懸命取り組んでいる商品やサービスが好意的に紹介された、ということは多くの人にとっては自信につながると思いますし、仕事にも良い影響が生まれるのではないかと思っています。精神論かもしれませんが、精神的な支えは意外と大切です。会社の士気を上げて、販売力を強化するという動きに、広報活動は必要不可欠だと確信しています。社内広報にまだ着手していない方は、ぜひ一度、みんなが自信をもって働ける職場を作る、という目的の元で広報活動を始めてみることをお勧めいたします。

今日からあなたも、誰かのヒーローです。

そうです。広報のご担当者みなさまは、今日から誰かのヒーローなんです。応援してくれる存在で、自信をくれる存在なんです。なかなか結果が出ていないように感じるなぁ…と思うこともあるかもしれませんが、今日発信した情報が誰かの自信に続いていると信じて、ぜひこれからもあきらめずに広報・PR活動に邁進ください。自信がなくなってしまったその時は…私でよければ皆様に自信を提供いたします!お気軽に相談くださいね。


私のプロフィール

リクルート関連会社で求人広告の企画営業、カフェプロモーションの企画制作会社でのシニアアカウントエグゼクティブを経て、ブランドプロデュースカンパニー株式会社マテリアル入社。化粧品/日用品メーカーの新商品販促企画、PRディレクションを経験。クリエイティブやプロモーションと連動したPRコンストラクチャーを得意とし、PRに紐づくクリエイティブディレクションも行う。現在新規事業を推進するため、株式会社CONNECTED MATERIALに出向し、広報とメディアとのマッチングプラットフォーム「CLOUD PRESS ROOM」のカスタマーサクセス責任者、広報アドバイザー、PRプランナーという顔つきで従事。

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