Salesforceと抽象化

Salesforceという製品(サービス )を長く売る仕事をしている。
時々このツールで何でもできるのではと言う人がいる。

おそらくその人は仕事、特にITを使った仕事全般を抽象化したとき、Salesforceの機能を抽象的に理解したとき、適合率がとても高かったということなのだろう。

仕事とは究極的に抽象化するとインプットとアウトプットである。
身も蓋もない。

もう少し具体化しよう。

ITを使った仕事というものを抽象化すると

  1. フォームにインプット

  2. データをためる

  3. データを変更する

  4. データを誰かがみる

これだと紙を使ったファイリングも同じだが、超大量のデータを扱うのがITたるところとしておこう。

そこでSalesforceのことを紹介されたり勉強した方が、上記4項目に抽象化された機能を当てはめた場合次のような理解なのではないだろうか?

  1. インプットフォームがノーコードで作成、変更可能。既存システムとの連携やインポートも可能

  2. データはクラウドのデータベースに自動的に保存される

  3. 計算や集計も自動的に実行される。簡単なものは設定のみ複雑なものも対応可能

  4. 検索機能で探し出せ、リスト表示やグラフ表示、出力したデータに変更や承認証跡を残せる。データはエキスポートしたり外部システムと連携可能

と解釈したところで先の「何でもできる」解釈となるのであろう。

実際上記の思考は、エクセルでも、他のノーコードプラットフォームといわれるさまざまなIT製品/サービスでもあてはまる。

逆に、抽象化が全くできなかったり、エクセルISO脳的に、こうでないとだめだ的な硬直思考の場合には全く何がいいのかわからない状態の人には、おもちゃか、もっと低レベルの業務をやっている会社むけの製品にしか見えないようだ。


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