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「頑張っても報われない…」そんなあなたへ。「降伏論」が教える本当の努力の意味と成功への道

一生懸命頑張ればうまくいく」は幻想?「降伏論」から学ぶ、正しい努力の方法と結果を出すための考え方とは?

「降伏論」という本を読んでいたら、こんな言葉に出会いました。少し長いですが引用します。

 当時プロ野球選手だった私は、自らの成功を信じて疑わなかった。そしてそれは限りなく成功のレールに乗っているように思えた。少なくとも、私の主観では。
 幻想は、わずか6年間であっけなく潰えた。練習で何百万回と振ってきたバットが生む出したヒットは、プロ通算で1本。もうあれ以上頑張れないと思うくらい一生懸命に頑張ってきたが、結果は見ての通りである。
 一生懸命やれば、必ず報われる。必ずしもそうではないと頭ではわかっていたが、どこかでその考えにすがりたい気持ちがあった。
 しかしそれは、「どうすれば結果を出すことができるか」という考えを諦めた者の思考回路である。〝一生懸命〟は、現実を直視せず、結果に至るための具体的な方法を考えることを諦め、冷静さを失った者たちが生み出す幻想の世界だ。

降伏論 まえがきより

「降伏論」との出会い、そして衝撃

私はこれまで、「一生懸命頑張ればうまくいく」という言葉に励まされ、支えられてきました。 しかし、今回読んだ本「降伏論」の中で、「一生懸命頑張ればうまくいくというのは幻想だ」いう言葉に出会い、大きな衝撃を受けました。

「俺も頑張ればできる」という自己肯定感なしに、どうやって苦しい努力をしていくのだろうかと思ったのです。と同時に、「どうすれば結果がでるか」を考えることなく、一生懸命頑張ることの無意味さにも気づかされました。

「降伏論」が教えてくれたこと

著者の高森勇旗さんは、なおもこう述べています。

 結果が出ないのは、運が悪いわけでも、タイミングが悪いわけでもない。
 そして、一生懸命さが報われないわけでもない。いまの自分の延長線上に成功があると思っている限り、結果が出ることは、永遠にない。少なくとも、「俺は、こんなもんじゃない」と思っているうちは。(中略)
 幻想から脱出したければ、諦めることだ。「いまの自分では、永遠に結果を出すことはできない」と降伏することができれば、そこから成功への道は一気に開かれる。

降伏論 まえがきより

「降伏論」は、結果を出すためには「できない自分を認めること=降伏」が必要だと説いています。しかし、決して努力を否定するものではありませんでした。むしろ正しい努力の重要さに気づかせてくれる本でした。

具体的にはどうするか。高森さんは次の9つのポイントにわけて話をしています。

  1. いますぐやる

  2. 考えずにやる

  3. 具体的にやる

  4. 価値の本質に気づく

  5. 言葉を変える

  6. 相手を勝たせる

  7. 自分を働かせる

  8. 自分の「在り方」を決める

  9. 自分の「状態」を高める

「降伏論」を読んで、私は「頑張る」という言葉の本当の意味に気づきました。 ただ闇雲に努力するのではなく、自分の限界を認め、現状を受け入れることから始まる、結果を出しつつより高みを目指すための姿勢こそが「頑張る」ということなのだと。

最後に

『正しい努力』の重要性を理解した今、私は新たな気持ちで目標に向かって進んでいきたいと思っています。 そして、結果を出すために目標に向かって努力し続けること、そして、その過程で自分自身を成長させていくことには、大きな価値があると知りました。

皆さんも、この機会に結果を出すための「正しい努力」をしてみませんか。そのときこそ「一生懸命は人を裏切らない」という言葉が体感を持って伝わってくるはずです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

皆さんのスキやフォローにいつも励まされています。
ありがとうございます!

一生懸命は人を裏切らないと信じたい
つくだ@書籍編集×作家でした!

皆様にとって、「誰もが心の疲れを癒やし、そして再出発に向けて力を蓄えるための場所」と、このnoteがなりますようにこれからも尽力していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

あなたにとって、幸せな1日になりますように!

#66日ライラン
#挨拶文を楽しもう
#蒼広樹


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