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門司港・下関(唐戸)に行ってきました - 1〜2日目

はじめに

先週末、妻の誕生日祝いを兼ねて、小旅行してきました。
行き先は、レトロ好きな妻がかねてより行きたいと言っていた(そして私も行きたかった)、北九州の門司港と山口県西部の下関です。

今回は結構回ったので、サクサク書いていきます。


1日目 - 大阪〜新門司港

1. 大阪南港フェリーターミナル

出発地は大阪。門司までは夜行フェリーで向かいます。
コスモスクエア駅から大阪メトロ『ニュートラム(南港ポートタウン線)』に乗り、フェリーターミナル駅で降車。

地下鉄駅から5分ほど歩くと、大阪南港フェリーターミナルが見えてきます。

2. フェリーふくおか

今回は名門大洋フェリーの『フェリーふくおか』に乗船します。

ツインルームを取りたかったのですが、予約時点で満室だったため、『ファーストS』という個室を2名分取りました。室内はこんな感じで、なかなか快適に過ごすことができます。

運行ダイヤは、19:50発〜翌8:30着。航路は下図のとおり。室内のテレビから、リアルタイムの航海情報を確認することができます。

人が多すぎて写真は撮れなかったのですが、レストラン売店も充実しています。朝食は現地で食べたかったので、ここでは夕食バイキングをいただきました。味は普通。種類はそこそこ多く、優雅な気分で航海を楽しむことができます。

他にもカップヌードルやアイスの自販機、ゲームコーナー、キッズルーム、コインロッカーなどもあり、パブリックスペースも充実しています。

広々とした展望浴室も素晴らしいです。ただ、夜行の乗船中はほとんど外が暗いので、あまり何も展望できません。純粋にお風呂のみを楽しむことになります。

下図は展望デッキから撮影した、絶景三大架橋のひとつ『明石海峡大橋』です。iPhoneカメラアプリのナイトモードで撮ってみたのですが、なんか嘘っぽい写真になってしまいました…。もっと知識と技術が欲しい。

また、このとき初めて「スマホリングストラップが欲しい」と心の底から思いました。デッキは風が強すぎて、焦点は収まらないし、下手したらスマホ飛ばされそうで、結構ヒヤヒヤしました。次回はちゃんと準備しようと思います。

こちらは朝の海。穏やかです。

2日目 - 新門司港〜門司港〜唐戸

1. 新門司港フェリーターミナル

定刻どおり、8:30に新門司港に到着。
無料送迎バスで、門司駅に向かいます。所要時間は約30分です。

2. 門司駅

JRの駅です。鹿児島本線山陽本線に乗ることができます。
我々は鹿児島本線に乗り、北の終点門司港駅に行きます。
鹿児島本線の車両はスタイリッシュで良いですね!

3. 門司港駅

門司駅から2駅、約8分で到着。めちゃくちゃかっこいい駅です。

Wikipediaによると、元々はこちらが門司駅だったみたいですね。
日本で初めて重要文化財に指定された駅。重要文化財に登録されている現役の駅は、この門司港駅と東京駅だけのようです。ちなみに、門司港駅の方が25年も早く指定されています。

もはや、駅に着いた時点で観光が始まっています。門司港レトロ、恐るべし…!!

4. curry&sweets Dolce

駅前をぶらぶら歩き、午前10時前から開いているほぼ唯一のお店、ドルチェさんに入ります。門司港名物『焼きカレー』をいただきます。

焼きカレーはカレードリアみたいな感じで美味しいです。
ちなみに、カレーをご飯にかけた状態で焼いたものが焼きカレー、カレーとご飯を混ぜて焼いたものがカレードリアらしいです。

5. 海峡プラザ

ドルチェさんの向かいの道にあるショッピングモール『海峡プラザ』に向かいます。

重量が軽めのお土産をここで購入。門司港はバナナの叩き売りの発祥地だけあって、とにかくバナナ関連の製品が熱かったです。

中でも白眉は『Bana1』というお店の手もみバナナスムージーです。パウチに入ったバナナを潰してチョコやミルクと混ぜて飲むという、食べ歩き特化のアイデア商品。味も良いです。よく考えたなあと唸りましたね。

ちなみに、門司港駅の広場には『バナナの叩き売り発祥由来の記』が設置されています。

6. 幸せの黄色いバナナのポスト

移動中に遭遇。ポストコロナの取り組みとして、2022年4月に新設されたフォトスポットのようです。ポストに乗ってるバナナが可愛らしい。

7. 門司港レトロ展望室

マンションの最上階にある展望室です。入場料300円。ここはおすすめ!

下図は海峡プラザから撮った写真。この高い建物がマンションです。

その展望室から見た海峡プラザとその周辺。

巌流島壇ノ浦を眺めることもできます。

併設されているカフェで、はちみつシロップ入りレモネードを注文しました。シロップはかなり甘めで、しっかりはちみつの味がします。美味。

8. 大連友好記念館

北九州市と大連市の友好都市締結15周年を記念して建てられた館。
1階には『大連あかしあ』という中国料理のお店があり、2階と3階には交流スペースがあります。私たちが訪れたときは準備中かメンテナンス中だったようで、3階には上がれませんでした。次回行ければと思います!

9. 旧門司税関

吹き抜けのホール、カフェ、展望室などがある、門司港の中でも特にレトロ感ある建物。私たちが行ったときは、2階に絵画が展示されていました。

先日のつぶやきでも書いたのですが、千住博氏の 『月下法輪寺』という絵がすごく素敵でした。レプリカ欲しい。

特別な場所などではないのですが、2階に上がったところにある、この窓が雰囲気あって好きです。

10. ブルーウィングもじ

はね橋です。1日に6回あがります。橋が閉じて最初に渡ったカップルは一生結ばれると言われる恋人の聖地。橋があがるところは見られましたが、最初に渡るのは断念。験を担がなくても我々はもう結ばれているし大丈夫だろうと思い、他のカップルに譲ることにした…わけではないんですが、そういうことにしておきます。

11. 旧大阪商船

1階には漫画家・わたせせいぞう氏のギャラリーがあり、カフェもあります。
八角形の尖塔が素晴らしく、自分的には今回の旅行で見た建物の中で最も好きな外観です。

12. 旧門司三井倶楽部

かつて海外からの客人をもてなした建物。かのアインシュタイン夫妻も宿泊したという2階のゲストルームは今もそのままの状態で保存されています。

13. 関門海峡ミュージアム

その名のとおり、関門海峡の博物館。駅を起点とした場合、これまでに記載した観光名所とは逆の方向にあります。それなので、門司港駅に着いたら、まずはここから見始めると良いかもしれません(今気付きましたが、下記の公式ページにも似たようなことが書いてあります)。

趣味嗜好には個人差がありますが、関門海峡ミュージアムはすごく良かったです!私のイチオシです。

5階の展望デッキ。展望室とは別の角度から、門司港レトロを眺めることができます。

4階のプロムナードデッキとカフェ。広い窓から海を眺めながら飲食を楽しめる、おしゃれなスペースです。私は観光よりも、こういう場所でのんびりするのが大好きです。ここはもう最高の一言です!

2階には大正当時を模したスペースも。鬼滅の刃みたいな雰囲気です。

バナナの叩き売りをやってる人もいます。

14. 旧大連航路上屋

かつては旅客ターミナルだった建物。映画史料館『松永文庫』が見どころです。私たちが訪問した際には、平和を願う「戦争映画資料展」が展示されていました。

15. 九州鉄道記念館

鉄道の博物館。鉄道は好きなのですが、この日は歩き疲れたので外から眺めるだけに留めました。門司港はまた行きたいと思っているので、入館は次の機会に譲ります。

16. 関門連絡船

大満足・大満喫した門司港を背に、下関の唐戸に向かいます。
所要時間5分。片道400円。かなりお手頃です。20分に1本しかないので、時刻表を確認してから乗り場に行くと良いです。

関門トンネルを歩く予定でいたのですが、足がダルいので、連絡船に変更。この少し後、この選択の正しさを実感することに。

連絡船は室内とデッキ的なところがあり、我々はデッキに出ました。
思いの外、速度が出ます。結構水飛沫が飛んでくるので、注意する人は注意しましょう!

17. 下関グランドホテル

この日の宿泊先です。翌朝に唐戸市場でご飯を食べたかったので、市場から近い場所を選んだのですが、なんと連絡船の乗り場から徒歩1分という、素敵すぎる立地でした!公式サイトでも「最高のロケーション」を謳っていますが、その看板に偽りなし。唐戸を観光するにあたって、ここより適した立地の宿泊施設はないのではないかと思えるくらい、最高でした!

ホテルとしても普通に良かったです。ここはかなりのおすすめです。

18. カモンワーフ

唐戸のシーサイドモールです。夕飯を食べに行きます。

お店が多くて迷いましたが、『からと屋』というお店にしました。
ふぐ刺しと瓦そば、地元の日本酒を頼みました。私はふぐも瓦そばも初めてだったりします。

感想ですが…ふぐは美味しかったのですが、正直に言うと、他の白身魚との違いがよくわかりませんでした。他方、瓦そばは驚くほど美味しかったです。もう1日3食すべて瓦そばでいいじゃないかと思ってしまったくらいです。瓦そばはもっと積極的に全国…いや、世界進出するべきだと思う。

日頃の行いが良かったのか、この夜カモンワーフではイベントが行われていて、音楽花火を楽しむことができました。妻の誕生日を偶然の花火で祝うことができたのは大変喜ばしいことです。

19. はい!からっと横丁

花火の後、夜空を彩る観覧車に向かってお散歩。
そのまま、大観覧に乗りました。

さて、この観覧車…椅子と床が透明な、シースルータイプというゴンドラがあります。せっかくなので、シースルー(スタッフの方は「スケルトン」と言っていた)にしました。

こんな感じですね。透けています。

しかし、ガラスが傷付いているので、そんなに良い眺めが見られるわけではありません。残念なような、助かったような。

調子に乗ってシースルーの大観覧車とか乗ってしまいましたが、私…高所恐怖症なので、ゴンドラが高い位置に達した時点でビビりまくっておりました。いくらぼやけた景色しか見えないとはいえ、高所から真下を見るとマジ怖い。恐ろしい乗り物に乗っちまったぜ…。


その後、夜道を歩きながらホテルに戻り、泥のように眠りました。
下図は帰り道にあった素敵なレトロ建物。今調べてみたところ、『旧秋田商会ビル』というところのようです。

ちなみに、門司港レトロには「7つ施設を巡ってスタンプを集めよう!」という、スタンプラリー的なものがあるのですが、無事にすべてのスタンプを押すことができました。こういう観光を楽しむための導線を用意してくれているのはとても良いですね。カードのデザインがセンス良いのがまた素敵です。

3日目に続く

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