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これからのデザインのあり方ってなんだろう…?

こんにちは!金子ゆりです。
9月28日火曜日に、株式会社コンセントさん主催の「CONCENT DESIGN SCHOOL Bold program 2020年代のデザインとは? Design by Peopleの時代へ」に参加しました。代表の長谷川さんの「これからデザインってこうなっていったらいいな」というお話が聴けたので、感想を共有します。

1.意味を考えること💡

「デザインって何のためにあるんだろう?」

これは私がデザインを学ぶ前から抱いていた疑問です。

「デザインって何か分かる?」

「そもそもデザインって何のためにあると思いますか?」

何だか似たようなことをたくさん聞かれていたような気はしたけれど、1つとしてはっきりと「デザインって、〜〜なんです。」と答えられた試しがありません。焦りと自分への情けなさでいっぱいになるときがあります。

「新しい意味論をつくり出すために」

長谷川さんの言葉です。
私が今勉強しているサービスデザインやUX、UIデザインを含めて、デザインの新しい意味をつくっていくことが、これからのデザインにとって大事だとお話しされていました。

グラフィックやプロダクトにしても、きれいな仕上がりは大事です。ただそれだけではなく、「じゃあ、そのデザインって何?」「どんな意味があるんだろう…?」と考えられるかどうか。

「意味のデザイン」とは「意味形成」のためのデザインアプローチという言葉が印象的でした。

「デザインって、作った人の主観的な物言いになってしまうんですよね」

だからこそどうやって説得するのか。そこに意味論があったらどう違うかを考えさせられました。「自分が考えた形やグラフィックがもつ意味って何だろう、考えどころだなぁ」と思います💦

2. 厄介なこと😕

大学に入ってからよく聞くようになった言葉のひとつに「VUCAの時代」というものがあります。

VUCA
Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)
Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)

😔😔😔

これまでは「単純でやさしい問題」ばかりでした。その上、解き方は「容易」で正解が「ある」ものばかり。
しかし現代の社会を取り囲むのは、「厄介で意地悪な問題」です。解き方は「不明」な上に、正解は「ない」。
何が1番厄介なのかというと、「課題解決」における「課題」が定義できないことです。たしかに、解き方も正解も分からない問題が試験問題に出てきたら、絶対に飛ばしたくなります。

このような問題に対して、これまで社会は、「仮説→実行」のプロセスで対処していました。しかしそれでは、仮説が見つからないという問題が起きていました。

3. 手を動かしてみよう💡

とりあえずやってみる!→ 仮設・実行

これがデザインの考え方です。アブダクション(仮設形成)につながります。まず手を動かしてプロトタイプを作ってみる!そこからもしかしたら、仮説が生まれるかもしれない。

手を動かしてみることはできそうでできないかもしれません。ある程度仮設がないと、どうしても後戻りができなくなってしまうような気がするからです。

ですが、最初から完璧な手の動かし方をする必要はないと気づきました。付箋にとりあえず書いてみる、いらない紙とかノートとかにとりあえず書いてみる。後戻りできないのを心配しているなら、まず後戻りできる道を作ってあげようと思いました。

そしたらビジョンがだんだん考えられるようになります。

🤔「どうやって作る?」

🙂「未来ってこうなるかも!」

その積み重ねで課題意識が見えてくるようになります。

                😮😮😮

4. これからのデザイン💡

長谷川さんがお話ししてくださった「これからのデザイン」

・デザインクオリティではなく、みながデザインをやってみること
・「デザインのキモ」の会得
・これからのデザイナーの役割:Design by Peopleの促進
・「どうやって学ぶか」ー 組織、教育機関、社会、文化

これからのデザインは、「自分たちで」作り上げていくべきことだとおっしゃっていました。先ほどの「厄介な問題」も、「誰かが…」ではなくて、「自分ごと」として考えていくことが大切です。

デザイナーができることは万能ではないけれど、私たち1人1人としてどう思うのか、過去に学ぶことで自分なりに課題が発見できるようになります。

無題177

5. みんなでやってみよう💡

デザインはデザイナーだけが考えていくものではなくて、みんながデザインをやってみることが、これからのデザインのあり方ということでした。

自分たちの問題は自分たち、みんなで。
デザイナーだけではなくて、クライアントの方も一緒にアイデアを出していく。

そのデザインをどうやって学ぶかも重要になっていきます。組織なのか、教育機関なのか、社会のどこからか、もう一度、定義し直すことが優先されるはずだと思いました。

「自ら気づくことの体験学習」

6. さいごに💡

これから先、デザインというもの自体はなくならないと思ってはいたけれど、社会にとってのあり方は、やはり変わっていくものだなと考えられました。

いろいろな厄介な問題が出てきたとき、みんなを引っ張っていくのはデザイナーだけではなくて、社会に生きている人が一緒に考えて引っ張れば、少しは厄介ではなくなるかもしれない。

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私は「みんなが」という言葉を聴いたときに、涙が出るくらいにこみ上げてくる何かがありました。いろいろな人がデザインをやってみたら、もっといい社会になるのかなという期待もあったと思います。

きっとそれ以上に、みんなでデザインをやることの意義や価値を、みんなでデザインしながら考えていきたいと、少しだけうれしくて、期待で胸がいっぱいになりました。

長谷川さんのお話は、とてもわかりやすくて、「デザインを考えている方ってこんなにすてきに映るんだな😮」と思うくらい、未来のデザインに対して前向きに見つめている方でした。またお話を聴いてみたいと思っています。

読んでいただいてありがとうございました!☺️

株式会社コンセントさん ↓



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